「パリ、嘘つきな恋」を観てきました。
ストーリーは、
パリの大手シューズ代理店に勤めるジョスランは、女性との一時的な関係を繰り返す軽薄なプレイボーイ。ある日、他界した母の家に残されていた母の車椅子に座っていた彼は、偶然その場を訪ねてきた美女ジュリーの気を引くため、自分は車椅子生活を送っていると嘘をついてしまう。そんな彼に、ジュリーは姉のフロランスを紹介する。フロランスは以前事故に遭い車椅子で暮らしているが、バイオリニストとして世界を飛び回りながら、車椅子テニスプレーヤーとしても活躍していた。魅力的なフロランスに惹かれていくジョスランだったが、最初の嘘を引きずったまま、なかなか真実を打ち明けることができず・・・。
というお話です。
パリの大手運動靴代理店の支店長であるジョスランは、女性との恋愛を楽しみ繰り返す軽薄な男。何処ででも女性に声をかけ、その時を楽しむという事ばかり。そんなある日、母親が亡くなったとの連絡が入る。急いで実家に帰り、母の葬式に参列する。そして弟に鍵を貰い、実家の整理をすることに。
実家で母親の車椅子に座りながら、古い書類などを整理していると、隣家に越してきた住人・ジュリーが挨拶する為に入ってきます。そしてジョスランが障がい者だと思い込み、何かと世話をしてくれようとします。ジョスランは、直ぐに立ち上がって誤解を解こうとしますが、ジュリーはとても美しく巨乳だったため、つい目が胸にいってしまい、いう事が出来ず、誤解されたままになってしまいます。
ある日、彼女が実家の食事会に来ないかと誘ってくれて、ジョスランはわざわざ車椅子で山の中の彼女の家に。彼女の家に着くと、ジュリーは姉のフロランスを紹介します。フロランスは以前事故に遭い車椅子生活を送りながらも、ヴァイオリニストとして世界中を飛び回る、快活でユーモア溢れる魅力的な女性でした。
ジョスランはフロランスが出場する車椅子テニスの試合を観戦したり、彼女が演奏するコンサートを観に、わざわざプラハを訪れ、会うたびに新しい一面を見せてくれるフロランスに、本気で恋に落ちる。2人はデートを重ね距離を縮めていくが、ジョスランはまだ本当のことを言えずに、車椅子に乗ったままだった。
そんな時、ジュリーに車椅子の嘘がばれてしまう！「48時間以内にフロランスに本当のことを言わないと、許さない。」と言われたジョスランは、マックスや秘書のマリーを巻き込んで、嘘を切り抜けるために奇想天外な計画を立てる。しかし・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、とってもおしゃれで軽く楽しめるラブコメディーでした。まさか、健常者が車いすの障がい者の振りをして女性の気を惹こうとするなんて、一瞬、不謹慎な！と思いがちだけど、主人公のジョスランは、とっても真面目に嘘をつき続けるんです。彼女が好きすぎて、どうしても真実を言いそびれてしまうんです。恋愛以外には自信を持って対処出来るのに、気弱になってどうしようどうしようって心配してしまう姿が、何とも可愛くて、滑稽でした。オッサンなのに可愛いのよ。
フロランスは車椅子生活になっても、色々な事に挑戦し、活き活きと生活をしています。不幸がありながらも、それを物ともせず、テニスを楽しんだり仕事を頑張っています。そんな彼女を見て、ジョスランは今までにないときめきを感じて、本気で好きになって行くんです。でも、入口が同じ障がい者ということからだったので、嫌われたくないという気持ちで、どうしても健常者だという事が出来ません。奇跡の泉に行って、奇跡が起きたという事で立ち上がろうかとか、計画を立てるのですが、どうしても上手く行かないんです。
どんなに今まで沢山の女性と付き合って楽しんできていても、本気の恋は初めてで、ウブな少女のように恐がってしまうんです。イイ年をしたオッサンが、何してんのかしらと思うけど、初めての本気の恋だからこそ、こんなにも不器用で、笑えるのかなって思いました。
ジョスランは50歳手前の男性ってことで、友人の医師マックスに直腸検査などをしてもらい健康を保っているのですが、たしかフロランスは28歳だったかしら。20歳以上も年下の女性をそんな嘘で引っ張るなんて、フランスのオッサンは何を考えてるんじゃって思ったけど、あまりにも情けないジョスランの姿に、つい、応援をしたくなってしまいました。年齢なんて関係なく、好きになったら仕方ないんですよねぇ。笑ってしまいました。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。軽く観て楽しめるラブコメディーなので、デートなどに最適かなと思います。もちろん、誰と観ても楽しめますけどね。ちょっと年齢の高い恋愛映画と思って貰えれば良いかしら。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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