「殺人鬼を飼う女」サスペンスにエロが混ざって、ちょっと血生臭くなっています。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「殺人鬼を飼う女」の完成披露試写会に行ってきました。

 

ストーリーは、

ビストロで働く美しいギャルソンのキョウコ。幼い頃に義父から受け続けた性的虐待により、彼女の中にはさまざまな人格が共存していた。キョウコを愛するレズビアンの直美、ビッチなゆかり、そしてあの頃の小学生のままのハル。キョウコの中の彼女たちは辻褄を合わせ、互いに支え合っていた。しかし、マンションの隣人が憧れの小説家と知ったキョウコが恋心を抱いたことをきっかけに、今まで感じたことのない歪みを覚えるようになり・・・。

というお話です。

 

 

小説家の田島冬樹は、今日も部屋で頭を悩ませながら小説を書いていた。そこへ、玄関を鳴らす音が聞こえ、出てみると、隣に住む女性が洗濯物がベランダ伝いで飛んでしまったという。じゃ、取ってきますと言ってベランダから洗濯物を拾ってくると、女性用のパンティで、気まずい思いをする。と、女性が冬樹の顔を見て、作家の田島先生ですか?と言い、ファンだと告げる。嬉しくなった田島は、自分のデビュー作を読んでいないという隣人のキョウコに、見つけたら貸しますと約束をする。

 

後日、本を見つけた田島がキョウコの部屋を尋ねると、キョウコが出てきたのだが、全く見知らぬ女のようで、本も全く喜ばない。そして次の日に、その本がゴミ袋に入って捨てられていた。怒った田島は、キョウコに文句を言うが、キョウコは本を借りたことも捨てたことも知らない様子だった。訳が分からず、その変化を不思議に思い、興味を持ち始める。

 

 

ギャルソンをしている美しいキョウコは、子供の頃に義父から性的虐待を受け、父親を殺したのだった。その時から、多重人格が現れ、キョウコの他に、自由なビッチの”ゆかり”、レズでキョウコを愛する”直美”、小学生のままの”ハル”、の4人が同居している。キョウコが中心の人格で、3人の人格が出てきて話し合い、入れ替わって、他の人格もそれぞれに楽しむようなのだ。

 

そんなキョウコに母親は金の無心をし、母親の若い恋人は母親から金を貰い、キョウコにも興味を持つ。そんな相手の気持ちを察したキョウコの中のゆかりが出てきて、母親の恋人を誘惑し始める。キョウコを苦しめる母親、そしてその恋人。彼女の中の彼女たちがざわめき始め・・・。あとは、映画を観てくださいね。

 

 

うん、監督がおっしゃっていた通り、前作の”ロマンポルノ・リブート・プロジェクト”に関連して、今回も超エロかったです。だって、女同士のSEX場面とか、4Pの場面とか、外でやってる部分とかがあって、うーん、エロいなぁと喜んでおりました。

 

話としては、実は「マローボーン家の掟」と内容が似ていて、連日でこの作品を観たので、なんか、毎日、この系の話を観ている感じがして、何となく、またかと思ってしまいました。ショックなことがあると、確かに色々おかしくなることはあるけど、こんなに多重人格になることは、普通は無いと思うのよね。自分の中に、いくつかの性格を持って使い分けることはあるかも知れないけど、本当の多重人格になるのは珍しいお思うんです。それを連日観てしまうと、ちょっと、頭の中がおかしくなっちゃいます。(笑)

 

 

今回の映画で珍しいのは、多重人格の人物像それぞれを違う女優さんが演じているということかしら。最初は、あれ?どういう事って思ったけど、キョウコとレズビアンの直美がSEXしているというのは、ただ、キョウコがオナニーをしているという事なのよね。映画の中では、激しいシーンを二人が演じているんだけど、本当は一人の人の2つの人格だから、一人でヤッているってことなのよね。時々、あれ?と頭の中がこんがらがってしまいましたが、楽しめました。

 

お隣に住んでいる作家さんは、突然に他の人格に対応されたりして、ちょっとかわいそうだなって思いました。たまたま、隣に住んでいただけなのに、彼女の事件に巻き込まれていっちゃうので、貧乏くじ引いちゃったねぇって感じでした。でも、キョウコさん、美人なので、得だったかも知れませんね。

 

 

母親が酷い人でした。だって、母親が色々な男をとっかえひっかえするから、その男が幼いキョウコに手を出してってことになったんです。娘の面倒を見れないなら、産むなっていうの。可愛がりもしないし、お金を無心するだけなんて、親子の縁を切った方がよいですよ。酷かったなぁ。

 

中田監督は、にっかつ撮影所から始まったので、にっかつロマンポルノに憧れていたそうです。だから、こういう映画が撮れるのがとても嬉しいとおっしゃっていました。私は、”貞子”系のホラーも好きですけどね。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。怖いし、誰がどうなっていて、誰が殺人鬼なのかを追っていくので、面白いですが、エロが多いので、大人でないとダメですね。女性が観ても、綺麗なので良いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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