「春待つ僕ら」ベタな青春ラブストーリーですが、若手俳優が元気に頑張っているので好感が持てます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「春待つ僕ら」を観てきました。

 

ストーリーは、

ずっと周囲に溶け込めず寂しい思いをしてきた美月は、高校入学をきっかけに「脱ぼっち」を目指すが、なかなか上手くいかない。ある日、バスケ部のイケメン四天王こと永久、恭介、竜二、瑠衣とバイト先で知り合った美月は、彼らに気に入られ一緒に過ごすように。そんな彼女の前に、アメリカ帰りで有名高校バスケ選手の幼なじみ、亜哉が現われ・・・。

というお話です。

 

 

高校1年生の春野美月は、それまでコミュ障で友達が少なかったので、高校デビューで友達を作りたいと思っていたのだが、入学して暫くしても、まだ友達が出来ていない。話しかけるタイミングを見ているのだが、勇気が出ないのだ。独りで悶々としていると、体育館でみんなが騒いでいるのに気が付き、覗いてみると、バスケ部のイケメン4人組に女子が騒いでいたのだった。4人の中にクラスメイトがいる事に気が付いたが、関わらないようにして美月はバイトに向かう。

 

バイト先のカフェでいつもの様に仕事をしていると、さっきのバスケ部の一人が美月に声を掛けてくる。人間違いで声を掛けられたのだったが、永久がクラスメイトの美月に気が付き、何となく仲良くなって行く。それまで、人に対して臆病だった美月だが、永久との出会いによって、少しづつ自信が持てるようになり、クラスの女子にも声がかけられるようになった。

 

 

段々と高校生活を楽しめるようになり、バスケ部の4人とも友達になった美月は、ある日、バイト先の前にあるバスケコートで懐かしい幼馴染に会う。子供の頃、学校で友達が出来なくて泣いていた美月の味方になってくれた亜哉という女の子がいて、美月はずっと彼女に憧れていたのだが、大きくなって再会した亜哉は、実は男子だった。アメリカに行っていた亜哉は、ずっと美月の事を思っており、日本に帰って来た今はライバル校でバスケ部のエースをしていた。驚いた美月だったが、優しい亜哉の言葉に昔を思い出し、女の子だと思っていた亜哉は男の子だったが、幼馴染として仲良くなって行く。

 

そんな美月を見て、それまで友達と思って接していた永久は、何となく不安になり、もしかしたら美月が好きなのかもと感じ始める。そして、美月の方も、近くで励ましてくれる永久を段々と好きになっていた。そんな気持ちとは別に、バスケ部は、インターハイ、そしてウィンターカップと試合が続き、彼らは亜哉のいる高校を目標に戦って行く。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

もー、本当に今までにも沢山あった青春ラブストーリーです。完璧にベタなのですが、まぁ、出ている俳優さんたちが美しいので許しましょう。イケメン揃いだし、土屋太鳳ちゃんは可愛いし、またですかぁ~って言いながらも、楽しく見せて頂きました。

 

何で、こうも同じような話ばかりを映画化するかねぇ。毎回、コミュ障の女の子がハーレム状態になるっていう、この定番、何なんでしょ。このストーリーを、世の女子たちが願っているとでも思っているのかしら。あのね、常識から言って、コミュ障だったらハーレム状態にならないから。私も、その昔は女子高生をやっていたので解りますが、この展開は全くあり得ません。

 

 

あのね、コミュ障は、少しづつでも自分で直して行かないと、誰かが手を差し伸べてくれるなんてありません。大人ならあり得るけど、高校生の頃なんて、人の事を考えている余裕なんて無いんだから。自分の事で必死で、直ぐに進路の事を考えながら動き出さなきゃいけないし、一人でポツンとしているからって、誰も声なんてかけてくれないよ。自分から勇気を出して行かないと。最近では、大人だってそうなのに。

 

まぁ、可愛いラブストーリーで、好きな彼が出来るんだけど、目の前に幼馴染が表れて、その幼馴染がストーカーっぽく自分に執着しているという、笑ってしまう展開なんだけど、この幼馴染の亜哉くんを演じている小関さん、カッコいいですねぇ。”曇天に笑う”での制服姿も良かったけど、今回の優しそうな長髪男子も良いねぇ。これからも楽しみです。

 

 

永久役の北村くんは、元々、お気に入りで、今回も良かったです。でも、そろそろ高校生役を卒業して、大学生役も良いんじゃないかなぁ。社会人にしては、ちょっと可愛すぎるけど。演技も上手いから、彼もこれからの作品が楽しみです。

 

他の男子も上手かったです。最近の若い俳優さんって、本当に上手い子が増えましたよね。”メソッド演技法”が確立されてきたから、感情面から入る様に指導されているからなのかな。良い演技をする子が増えてきていますよね。嬉しいです。

 

 

土屋太鳳ちゃんは、もう、あえて言う事はありません。可愛いし、上手いし、うん、好きです。元気で可愛い女子だよねぇ。「累」の時に素晴らしい演技を見せてくれたから、また、あういう役もして欲しいなぁ。

 

と言う訳で、あまり内容については書いていませんが、とりあえず楽しめました。ベタで、笑っちゃう展開でしたが、許しましょう。暖かい目で若い子の成長を観てあげましょうという感じですかね。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしたいと思います。内容は、胸焼けがしそうな感じですが、若手俳優たちの頑張りが光っていて、私は、好感が持てました。こんな若手たちがいるんだから、もう少し、原作選びを考えれば良いのにね。本当に、映画館に人が入っていないです。話が良ければ、観てくれるんだけどなぁ。若手を応援する為に、ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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