「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」クリスマス・キャロルは名作です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」を観てきました。

 

ストーリーは、

1843年、ヒット作を生み出すことができず、家族と貧乏生活を送っていた小説家チャールズ・ディケンズ。新作の執筆に没頭するディケンズは、小説の世界に没入し、現実と幻想の境界線が曖昧になっていく。のちに自身が生み出すこととなる「クリスマス・キャロル」に登場するスクルージらと出会い、隠された幼少期の記憶や実父との確執など、ディケンズ自身の問題と対峙していく。

というお話です。

 

 

1843年、小説家チャールズ・ディケンズは「オリバー・ツイスト」で有名になったが、その後、3作の小説を出版するも全く売れずに、出版社から受け取る金はほとんど無くなっていた。借金はかさみ、親に金を無心され、破産が見えてきてしまった。早く新作を書かないとと執筆を始めるが、何も浮かんでこない。

 

街をぶらついていると、墓地で一人の男が死者を送っているのを見る。何でも、富豪らしいが金にしか興味が無く、共同経営者が亡くなって埋葬しているらしいが、誰も葬儀に来ないらしい。ケチな富豪の末路というアイデアを思いついたチャールズは、家に帰り、小説を書き始める。

 

 

富豪のスクルージは、強欲で人の心の温かみなどとは一切無縁の日々を送っていた。明日はクリスマスという日、家に帰ったスクルージの前に、7年前に亡くなった共同経営者の幽霊が表れ、強欲な人間には悲惨な末路しか待っていない。もし、それが嫌なら、これから3人の精霊が現れるから、彼らの言葉を聞いて考え直すべきだと言って、消えていく。

 

チャールズは、小説を書き始めると、その登場人物が自分の前に現れ、彼らを一緒に小説の旅を始めるようになる。スクルージと共に、その人生を歩き始めるチャールズは、彼と一緒に、3人の精霊を前にする。過去・現在・未来の精霊は、チャールズ自身のトラウマとなっている過去を思い出させ、段々と現実と空想の世界が交差してしまう。

 

 

父親が破産して投獄され、一人で靴墨工場で働かされていた過去がトラウマとなり、考え無しに金を使う父親を軽蔑していた。そんな彼が書くスクルージは、金を誰にも与えず、施しを受けられずに亡くなって行く貧しい家族の子供も助けずにいた。しかし、それを読んだメイドのタラは、スクルージのような人でも心を入れ替える事は出来るはずだとチャールズに意見する。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

この映画、良かったなぁ。あまり話題になっていなかったのですが、チャールズ・ディケンズがクリスマス・キャロルを書いた時の事を映画にしていて、彼のトラウマが小説に、どのように影響していたのかということが良く描かれていて、良かったです。

 

 

なんか、最初っから、あんな良い話ではなくて、色々な人の協力があって、あの傑作が生まれたのだってお話になっていて、感動でした。確かに、みんな、トラウマがあって、どうしても良い人にだけなっていられない時ってあるわよね。意地悪したくなっちゃったり、誰とも話をしたくなくなっちゃったり、それは、色々な事があると思うけど、でも、人の言葉に耳を傾けてみると、何か聞こえてきて、このままじゃいけないって自分で思い始めるんですよね。うんうん、そういうもんです。

 

 

クリスマスには、自分だけが幸せになるんじゃなくて、みんなが幸せになれるとイイなって思えるお話になっていて、やっぱり、このチャールズ・ディケンズのクリスマスキャロルが、今も名作と言われるのが良く分かります。

 

吹替版しかやっていなかったのですが、スクルージ役の声を市村さんが演じてらして、吹替なのに、とっても良かったです。全然、違和感が無かったですよ。出演者は、有名な方が多くて、スクルージは、クリストファー・ブラマーが演じていて、こちらもピッタリでした。チャールズ役は、あまり観た事無いけど、イケメンでしたね。美女と野獣の野獣の方だったのかな?

 

 

この映画は、クリスマスにピッタリだし、クリスマス・キャロルを知っている方も、知らない方も、とても楽しめる作品になっていると思います。家族で観に行くのも良いんじゃないかな。子供と一緒に行くと、良いクリスマスが迎えられそうな気がします。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。やっぱりクリスマスには、チャールズ・ディケンズのクリスマスキャロルでしょ。定番は、イイです。観る価値があります。暖かい気持ちになって、何となく、原点に戻る様な気がして、ちょっと気分が良くなりました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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