「ヒューマン・フロー/大地漂流」様々な場所の難民問題を追ったドキュメンタリーです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ヒューマン・フロー/大地漂流」を観てきました。

 

ドキュメンタリー映画なので内容は、

 

貧困・戦争・宗教・政治的立場・環境問題など、様々な理由で増え続ける難民たち。その数は、2018年には過去最高の6,850万人に上り、深刻化する事態とは裏腹に難民受け入れを拒否する国が広がっている。今、世界で何が起きているのか。

 

 

難民たちが辿り着くギリシャの海岸、各国に散るシリア難民、ガザに封鎖されるパレスチナ人、ロビンギャの流入が止まらないバングラデシュ、ドイツの空港跡を利用した難民施設、アメリカとメキシコの国境地帯など、23ヵ国40ヵ所もの難民キャンプを巡り、彼らの旅路をなぞってカメラに収めたのは、中国の現代美術家であり社会運動家としても活躍するアイ・ウェイウェイ。11年米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、空撮を多用した壮大で圧倒的な映像美は、”大地の漂流者たち”が味わう苦痛の中に人間の尊厳と希望を浮かび上がらせ、ヴェネチア国際映画祭を始め各国の映画祭で賞賛された。

 

というお話です。

 

 

難民問題を追った、凄いドキュメンタリー映画でした。本当に、こんなにたくさんの地域で、こんなにも沢山の人が難民として移動しているのかと思うと、何だか、もう、国ってなんなの?って感じに思えてしまいました。だって、自分の国から出て行きたい人たちが沢山いるって事でしょ。それじゃ、普通なら国として成り立たないと思うんだけど、どういうことなんでしょ。不思議なのよねぇ。

 

人がいるからこそ、国なんでしょ。それなのに、人が出ていくって、それ、国じゃなくなるよね。少数の人だけが、自分たちの良い様に国を動かしているってことなのかな。でも、労働者が居なければ、経済は成り立たないハズで、その労働者が出て行っちゃったら、その人達だって生活が出来なくなっていくと思うんだけどなぁ。どーも、私には、難民の人達が、どうしてそうなってしまったのか、理解が出来ないんです。もちろん、戦争があるやら、宗教が違うやら、そんな事があるのは解るけど、でも、やっぱり理解出来ないなぁ。

 

 

そんな難民の人達を、どこまでも追っているドキュメンタリーで、ギリシャに流れ着く難民の人達や、シリア難民、ガザのパレスチナ人、ロビンギャの人達、など、色々な理由で故郷を離れて、知らない土地に流れ着く人々の姿を追っていました。メキシコからアメリカに国境を渡る人達とかも居て、その人達も難民になるのかな。とにかく、自分の国を捨てて行く人達を追っていたんです。

 

自分の国で幸せに暮せれば、出て行く必要は無いんですよね。問題があるからこそ、出て行かなければならず、大変だなぁと思いました。だけど、貧しいから他の国で稼ぎたいと言って、沢山の人がどこかの国に入って行ったら、そちらの国も倒れちゃいますよね。新しい国で働いて、その国で消費してくれるならまだしも、そのお金を国外に送っちゃうんでしょ。そりゃ、お金が無くなって、移民を受け入れた国も貧困になっちゃう。ドイツは大丈夫かしら。

 

 

色々な種類の難民の方々を取材していて、色々考えさせられました。国で戦争が起こっちゃって、迫害されて命の危険があるというなら解るけど、生活が出来ないからと言われると、どうなんだろうって思っちゃうの。砂糖に群がる蟻みたいな気持ちがして、一気に食べちゃったら、砂糖は無くなっちゃうでしょ。少しづつ、増やして行くとかならまだしも、みんなで一気に食べちゃったらと思うと、恐いなぁと思いました。

 

 

この映画、素晴らしい映画で、お薦めしたいけど、ハッキリ言って眠くなります。ずーっと難民を追って、その姿を映しているだけなので、単調なんです。盛り上がりも何も無い状態で、2時間以上あるので、元気な時に観て欲しいかな。ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ヒューマン・フロー 大地漂流|映画情報のぴあ映画生活