「ルイスと不思議の時計」(吹替版)を観てきました。
ストーリーは、
両親を亡くした少年ルイスは、叔父ジョナサンの古い屋敷で暮らすことになるが、実は叔父のジョナサンは、二流のポンコツだが不思議な力を使える魔法使いだった。不思議な時計がいっぱいの屋敷で新生活を始めたルイスは、屋敷の中に世界を破滅に導く時計が隠されていることが知り、ジョナサンとともに謎を解いて世界を救うため奮闘する。
というお話です。
両親を亡くしたルイスは、母方の叔父ジョナサンに引き取られる事となる。荷物を持ってバスに乗り、終点に付くと、叔父のジョナサンが待っていた。ポンコツ車に掘り、家に点くと、大きな古い屋敷に辿り着きます。何故か、ハロウィン用のカボチャが年中飾られていて、家に入ると、沢山の時計が飾られていました。
叔父は、何か不思議な力を使える魔法使いのようで、ポンコツだけど、人の良い人でした。そして、ジョナサンの家の隣には、ツィマーマン夫人という美しいけどちょっとおかしい女性が住んでいました。彼女も魔法使いらしいのです。
ペットのように懐く椅子に、ライオンの樹、絵が変わるステンドグラスに、動く絵画、等々、沢山の不思議なものに囲まれ、ルイスの生活が始まります。学校に行くと、ゴーグルをしていたルイスは虐められるのですが、タービーという男の子が味方をしてくれます。彼は、選挙の票を集める為に誰にでも優しくしているようでした。
そんなある日、ジョナサンが夜中に何かを探している姿を見つけます。どうも、家の中に隠された魔法の時計を探しているようでした。その時計はジョナサンの以前の相棒であるアイザックが隠したもので、彼は邪悪な魔法を使う魔法使いだったらしい。
先日、タービーを家に招いた時、彼がジョナサンにダメだと言われていた棚を開けて「降霊術」の禁断の本を見つけてしまい、喧嘩をしてしまう。タービーの気持ちを引き戻す為に降霊術を見せる言って、夜中に墓地に行ったルイスたちは・・・。後は、映画を観て下さいね。
うん、子供向けの魔法の映画でした。ジャック・ブラックが好きなので、嬉しかったのですが、ちょっと内容が子供子供していて、物足りない感がありましたが、吹替版を観たので、ジョナサンの声が佐藤二郎さん、ツィマーマン夫人の声を宮沢りえさんが演じていて、それが楽しかったので、差し引きゼロという事で、満足しました。
特に、私が嬉しかったのは、カイル・マクラクランさんが出てきたこと!久しぶりだわっ!クーパー捜査官いや、デューンのポウル、大好きでした。ま、デューンは駄作と言われているけどね。(笑)
屋敷の中に世界を滅ぼす時計が隠されているということで、それを探し出して、恐そうとしているんだけど、どうしても見つからないんです。どうも、魔女の結界が張られていて、魔法使いには見えないらしいのよ。でね、まだ魔法使いにはなれていないルイスなら見つけられるかもしれないってことで探すんだけど、まぁ、大変な訳よ。
でね、このルイスくん、ちょっとドン臭いというか、だいぶドン臭い子供で、観ていてもウザい子供だなぁと思うほどでしたが、ジョナサンと一緒にアイザックと闘う事になり、たくましく成長して行きます。人の目を気にするのではなく、自分は自分と考えられるようになって行くんです。素敵でしょ。そうよね、自分は自分よね。だけど、一つだけ言わせて貰うと、あまりにも勝手に行動されても、集団生活の中では迷惑だから、ある程度は合わせようよね。
この映画、こんな風な映画にするよりも、TVドラマで、子供向けに作れば、シリーズ化出来て面白かっただろうと思うんだけど、どうなんだろう。映画としては、ちょっと物足りない内容で、ツッコミどころも多くて、ちょっとガッカリとは言わないけど、寂しかったな。うーん、やっぱり主人公のルイスが美しい少年じゃなかったのがアレかな。私のタイプじゃなかったから、あまり共感出来なかったのかもしれません。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。ルイスが私のタイプでは無かったし、物足りない気もしたけど、子供向けの映画としては、良く出来ていたと思うし、ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットのコンビは最高でした。吹替版、良かったですよ。私、この声で楽しめたんですから。字幕版も良いだろうけど、吹替版も良いですよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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