「若おかみは小学生!」を観てきました。
ストーリーは、
小学6年生の女の子おっこは交通事故で両親を亡くし、祖母の経営する旅館「春の屋」に引き取られる。旅館に古くから住み着いているユーレイ少年のウリ坊や、転校先の同級生でライバル旅館の跡取り娘・真月らと知り合ったおっこは、春の屋の若おかみの修行を始めることに。失敗の連続に落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに支えられながら、少しずつ成長していく。
というお話です。
母親の実家である祖母の経営する旅館「春の屋」に家族で遊びに来ていたおっこ(関 織子)。両親と一緒に、お祭りを楽しみ、帰路に付くのだが、高速道路の反対車線で事故があり、事故車を避けようとした大型トラックが対向車線に飛び出てきてしまい、そのトラックに、おっこの家族の車が突っ込んでしまう。大事故となり、おっこの両親は死亡し、おっこだけが車外へ跳ね飛ばされ無事だった。おっこは跳ばされた時に男の子の姿を見た気がしたのだが、そのまま意識を失くしてしまう。
事故からしばらく経ち、両親を亡くしたおっこは、祖母の家に引き取られる事となる。祖母の家は「春の屋」旅館。旅館の離れに自分の部屋をもらったおっこは、部屋で片付けをしていると、事故の時に現れた少年がまた現れる。話しかけると”オレが見えるのか”と言い、自分は幽霊だと名乗る。昔からここに住んでいるらしい。
新しい小学校に通い始めたおっこは、同じクラスの真月と出会う。彼女は、この温泉一の旅館・秋好旅館の跡取り娘であり、親の旅館の為に、寸暇を惜しんで経営の勉強をしていた。そんな真月の影響もあり、おっこは、祖母の旅館の若おかみ修行を始めることになる。歩き方から座り方、着物の着付けと、毎日勉強することが山のようにあり、失敗の連続。ウリ坊の助けを借りながら頑張っていると、ウリ坊の他にも、小鬼が出てきたり、他の場所から幽霊が来たりと、仲間が増えていく。
若おかみとして接客にも取り組み始め、ある日、温泉街の道端で座り込んでいる親子を旅館に招く。母親を亡くして寂しがっている娘のあかねを連れて、この温泉に旅行に来たという神田幸水は作家らしい。悲しみを押さえていたあかねは、春の屋で癒され、泣くことが出来て、親子で喜んで帰って行った。
それからも占い師のグローリー・水領という女性も訪れて、恋人と別れた悲しみを春の屋で癒して行った。お客様に、癒されて満足されて帰って頂く、という幸せを感じ、おっこは若おかみとしてこれからも頑張ろうと思っていたところに、ある家族がお客様として現れる。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
これ文部科学省の選定作品なんですね。うーん、子供に良いのかなぁ。大人が観ても、感動出来るのですが、子供は同じ年代の子がお家のお手伝いをして、頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思うのかしら。
実は、私、これ言っちゃいけない事なのかもしれないけど、基本的な事を言わせて貰っていいですか。何で小学生が働いているの?家のお手伝いだからイイの?無償で働かせているんだよねぇ。よく、家のお手伝いをしなさいと言うけど、商売やっている人が子供に手伝いをさせるのって、労働基準法上、経理上、どうなっているんだろうか。私は、小学生に客商売をやらせるのはどうなのかなぁと思ってしまいます。それを文部科学省がお薦めって、どうなんですか?
例えば、お菓子を作るとか、掃除をするとか、そういう手伝いなら良いと思うけど、接客業でしょ。私は、自分の娘にはやらせたくないなぁ。どんな人が居るか分からないし、子供が若おかみとか言って、宣伝になるのかもしれないけど、子供を餌に客を集めるのはどうなのかなぁと思ってしまいます。私は、小学生中学生の頃は、まだまだ好きな事を探す時期だと思うから、自分の家に縛り付けずに、色々な経験をして欲しいと思うのですけどね。旅館で接客の経験が出来ると言われるかもしれないけど、小学生の頃から客に媚びを売ることを教えられるって、可愛そうな気がするなぁ。
でも、まぁ、こういう設定だから文句を言っても仕方ないのかな。お話は、お客様が来て、一回失敗して、それを挽回するような事をして、イイ子ですねと言われて終わるって感じです。これを、大人がやっているなら、何てことは無い、良い話なんですけど、これを小学生が、と思うと、子供にそこまでやらせるの?って気持ちがして、イマイチ、大手を振って楽しんで感動することが出来ませんでした。だって、お客様に出すデザートまで子供が作るんだよ。それ、どうなんだろう。
あー、ゴメンナサイ。本当は、良い感想を書かなくちゃいけない作品だとは思うけど、私は、ダメでした。可愛いアニメだったけど、内容がねぇ。文部科学省、ちゃんと考えて推薦しているんですか?いくら何でも、小学生に接客業をやらせることを推奨しちゃダメでしょ。そういう事するから、バカな親が接客業も良いんじゃんって、自分の飲み屋でやらせたりして、子供が危ない目にあうんだよ。もう少し、子供を守る方に目を向けて貰えないかしら。部屋に連れ込まれてからじゃ遅いんだよ。本当に変態が多いんだから、気を付けて欲しい。
最期に、小学生の頃は、一番、性的虐待にあいやすいので、接客業など決してやらせないでください。そんな事をしなくても、学校の帰り道、電車の中、ショッピング街など、変な人が多いんですから。考え過ぎと言われるかも知れませんが、子供の頃に被害にあった人間が言うんですから、間違いはありません。何度、嫌な目にあったか、数えきれません。この映画で、そんな事を訴えるのはおかしいのかも知れませんが、嫌な目にあってからじゃ遅いんです。
映画の感想が、変な方に行ってしまって申し訳ありませんでした。でもね、簡単に考え過ぎの様な気がして。これを、映画の中だけのおとぎ話と思ってくれる親子は良いけど、アホな親子が、同じ様な事をしたりしたら、危ないからと思ったので、書いてしまいました。すみませんでした。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。但し、漫画だと理解出来る人だけ行ってください。現実と一緒にしないでくださいね。これ、ダメですから。アニメは可愛いので、子供ウケも良いと思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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