「3D彼女 リアルガール」オタクが美女と付き合ったってイイじゃない。結構、様になってたよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「3D彼女 リアルガール」を観てきました。

 

ストーリーは、

ゲームやアニメの2次元の女の子さえいれば生きていけると思っていた光は、初めてのリアルな恋愛に、新手のいじめではないかと疑うなど被害妄想にとりつかれて戸惑う。一方、校内はオタク男とリア充女のありえない組み合わせに騒然となり、色葉と光の交際を不快に思うイケメン男子や2次元オタク後輩女子からの告白など、光を取り巻く状況は大きく変化し、光自身のコミュ力も限界を突破してしまう。

というお話です。

 

 

高校3年生の光は、ゲームやアニメの2次元オタクで、学校でもその仲間としか会話がほとんど無い。周りにもオタクだと知られており、彼らに近づく同級生は、まずいなかった。自分の好きな事を誰にも邪魔されずに楽しんでいた光だったが、ある日、それが変わってしまう。

 

ある日の放課後、クラスメイトの高梨ミツヤに先生からの呼出しに代わりに行ってこいと言われ、断ることも出来ずに行くとプールの掃除を言いつけられる。プールに行ってみると、五十嵐色葉も掃除を言いつけられており、二人で掃除をすることに。美女の色葉に関わることを恐れた筒井光は、彼女を無視しているが、色葉はしつこく話しかけて来て、拒否した拍子に、一緒にプールに落ちてしまう。その後、逃げてしまった光だったが、ちゃんと謝らなければと思い、後日、色葉の後を付けていると、色葉が万引きを疑われ、そこへ飛び出して彼女の無実を訴えてしまう。驚いた色葉は、守ってくれた光に好意を持ち、付き合って欲しいと告白する。

 

 

色葉に告白された光だったが、自分のようなオタクに美女が好意を持つはずがないと思い、新手の虐めなのかもと思うのだが、色葉は本気で、その日から光に付きまとい始める。あまりのギャップに、周りの生徒たちは、あり得ないと騒ぐのだが、色葉は全く動じずに光と付き合い始める。光を”つっつん”と呼び始めた色葉は、付き合っているんだから、登校下校は一緒に、お昼ご飯も一緒に、腕を組んだり、キスをしたりもすると言うが、今まで、恋愛など経験したことも無く、人間の女性の近くに寄った事も無かった光は驚き、緊張しっぱなし。

 

 

そんなある日、一緒にいる時に色葉が倒れてしまう。驚いた光は、色葉が話した間淵医師の所に連れて行き、大丈夫なのか聞くが、只の貧血だからと言われ、安心する。しかし、色葉は、頭に持病を抱えており、最初に光と付き合う時に、”半年間お願いします。”と言われていたのだった。その理由を知らない光は、どんどん色葉の事を好きになって行き、もちろん2次元アニメの”えぞみち”というキャラクターも大好きなのだが、同じくらい彼女も大切に思い始める。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

はい、ベッタベタの良くある青春ラブストーリーでした。少女漫画にあるあるってお話ですね。でも、主演の二人や、周りの子たちがかわいかったし、上手かったので、楽しめましたよ。中条あやみさんは、トップクラスのモデルさんで、可愛いですよね。演技はそれほど慣れて無さそうだけど、この役だから問題はありませんでした。

 

対する佐野勇斗さんは、オタク役、上手かった。オタクの人って、こんな感じですよね。自分の好きなアニメやゲームに関して話し始めると、早口でとんでもなく長い解説を始めてしまう。うん、別に、そんな事知りたくないんだけどって言いたいんだけど、こちらが口を挟むことも出来ないほどの弾丸トークをかましてくるという感じが、ピッタリでした。上手かったなぁ。その上、超ネガティブで、笑ってしまいました。

 

 

そんな二人を取り巻く、清水さん、上白石さん、恒松さん、ゆうたろうさんも、良かったですよ。特に、私、清水さんが、今、お気に入りで、インベスターZも楽しんでいました。それから忘れてはいけないのが、アニメ”えぞみち”の声を演じていた神田沙也加さん、可愛かったぁ~!やっぱり上手いですね。いやぁ、このアニメ、マジで作って放送したら、ハマるオタクが出てくるんじゃないかな。楽しめました。

 

そんなキャラクターたちが、目一杯暴れていて、笑いました。高校生時代は、もう、本当にコメディで、その強烈さは、ハンパなかったです。そんな中でも、光というキャラクターは、オタクでコミュ障なんだけど、とっても優しくて、誰でも分け隔てなく付き合うという性格で、彼を知れば知るほど、惹かれていくというのが解るように描かれていました。佐野さんも、そんな雰囲気を良く表現していたと思います。

 

 

もちろん、そんなお話のまま、ハッピーエンドで終わるはずもなく、その後、色々な事が起きていくのですが、そんな中で成長していく光が、ちょっと普通の人になっていく姿がちょっと寂しかったかな。やっぱり、ゴリッゴリのオタクは捨てないで欲しかった。あのね、成長すると、部屋にびっしりだったフィギュアや本が無くなっているんです。まぁ、社会人になったからという事なのかも知れないけど、社会人だって、オタクでいちゃ悪いってことは無いんですよ。大切な事は捨てないで欲しかったなぁ。そのこだわりが、光くんであって欲しかった。

 

 

話としては、王道べったりのラブストーリーですが、結構、キャラクターの描き方などで楽しめました。誰が観ても、嫌な気分にならずに、スッと観れて、楽しめる作品だと思います。私は、この映画、お薦めしたいと思います。私のようなオバサンには、ちょっと甘すぎる感じでしたが、高校生や、若い方たちには、結構、感動出来て、楽しめるのではないかと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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