「寝ても覚めても」人を傷つけると判っていてその行動するのは、クズだと思うけどなぁ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「寝ても覚めても」を観てきました。

 

ストーリーは、

大阪に暮らす21歳の朝子は、麦(ばく)と出会い、運命的な恋に落ちるが、ある日、麦は朝子の前から忽然と姿を消す。2年後、大阪から東京に引っ越した朝子は麦とそっくりな顔の亮平と出会う。麦のことを忘れることができない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。そして、朝子も戸惑いながらも亮平に惹かれていく。

というお話です。

 

 
大阪に住む泉谷朝子は、街ですれ違った男が何故か気になる。公園に差し掛かり、遊ぶ青年たちを横目に見つめていると相手が振り向き、見つめ合いお互いに惹かれあっていることを認識する。男の名は麦(バク)。二人は付き合うことになり一緒に過ごしているが、麦は、突然、突拍子も無い行動に出ることがあり、ある日、買い物に行ったまま、麦は戻ってくることが無かった。
 

 
2年後の東京。
丸子亮平は勤務先の会議室へコーヒーを届けに来た泉谷朝子と出会う。麦にそっくりな亮平を見てぎこちない態度をとる朝子だったが、亮平は朝子に惹かれていく。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら朝子も惹かれていく。しかし朝子は、亮平自身を好きなのか、麦に似ている亮平を好きなのか、自分が判らずに亮平を受け入れることが出来ない。そんな朝子の迷いを感じながらも、彼女と向き合い、少しづつ気持ちを通わせ、亮平と朝子は付き合う事となる。
 
 
5年後。
亮平と朝子は共に暮らし、亮平の会社の同僚・串橋や、朝子の友人のマヤと時々食事をするなど、平穏だけど満たされた日々を過ごしていた。ある日、亮平と朝子は出掛けた先で大阪時代の朝子の友人・春代と出会う。7年ぶりの再会。別れも告げずに麦の行方が分からなくなって以来、春代とも、麦の遠縁だった岡崎とも疎遠になっていた。その麦が、現在はモデルとなって注目されていることを朝子は知る。亮平との穏やかな生活を過ごしていた朝子に、麦の行方を知ることは小さなショックを与えることになる。

一緒にいるといつも不安で、でも好きにならずにいられなかった麦との時間。忘れようとしても忘れられなかった時間だ。一方、いつも温かく包み、安心を与えてくれる亮平との時間。今の亮平との時間に満足している朝子だったはずなのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。
 

 

私が思っていたよりも、良い映画でした。あまり上映館が無いので、どうなのかなぁと、ちょっと不安でしたが、観てみたら、良い映画でした。ただ、主演の女優さんが、イマイチ、演技が棒読みで、ぎこちない感じがあって、他の方々と比べてしまうと浮いている感じがありました。

 

東出さん、上手くなりましたねぇ。失礼かも知れませんが、以前は彼も棒読みな感じがあり、うーんと思う部分があったのですが、今回は一人二役をしていて、2人の性格も人格も違う人物を分かり易く演じていて、表情から違っているように見えたので、驚きました。良く演じ分けていたと思います。

 

 

この話、凄い話でした。いやぁ、あまりにも朝子が酷い女で驚きましたよ。彼女の行動にビックリする部分がありました。まぁ、解らないでもないんです。だって、好きだった男と同じ顔をした亮平が現れて、凄く優しくて、いつも一緒に居てくれて、普通に生活が出来る様な仕事についていてくれるんですから。麦は、根無し草で、いつどこに行っちゃうか分からず、生活費なんて感覚は無さそうだし、ハッと気が付いたら、他に家族を持っていたりしそうな男なんですもん。なので、亮平を好きになって、一緒に居たいと思うはずなのですが、やっぱり最初に好きになった麦を忘れられないと言うのも、理解出来るんですよねぇ。

 

 

手に入らない、振り回されるだけと分かっているのに、手に入らないからこそ求めてしまうってあるでしょ。でも、それは愛じゃないと思うんです。それはこだわりかなぁ。きっと手に入ると分かったら、興味が無くなると思うんです。それは愛じゃないよね。

 

ま、色々な理由があると思うけど、でも、私は、この朝子という女性、ダメだったなぁ。マジでムカつく女でした。大人しい顔をしていながら、凄い大胆な事をして、人を傷つけると分かっていても、我慢出来ずにやってしまうという、人間としてどーなのっていう行動が見れて、マジでクズだなって思っちゃいました。彼女の行動は解らないでもないけど、それでも人間ならしちゃいけない行動だよねって思ったんです。

 

 

映画は、良く出来ていたと思います。結構、真剣に観ちゃって、コノ女ムカつくとか、なんだコノ小汚い男!(麦の事です)とか、色々、ツッコミを入れてしまってましたもん。ちょっと、イマ時、珍しい、ユルくない恋愛映画です。あまりカップルでは、観ない方が良い気がするなぁ。友達と観て、共感しながらもツッコミをいれて、罵倒するのも良いかもしれません。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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