「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」このシリーズはやっぱり素晴らしい!面白いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」を観てきました。

 

ストーリーは、

地下鉄トンネル崩落事故から3カ月後、藍沢たちには旅立ちのときが迫っていた。旅立ちが“別れ“を意味することに気づきながらも、彼らは10年間を共にした互いへの思いを抱えたまま日々を過ごしていた。そんなとき、空と海とで未曾有の大事故が連続発生し・・・。

というお話です。

 

 

地下鉄トンネル崩落事故から3ヶ月後、救命救急はいつも忙しい時間を過ごしていた。藤川は冴島との結婚式を控え、ちょっと浮かれ気味だが、仕事は手を抜いていない。ある日、航空機の緊急着陸事故が起こり、ドクターヘリ要請が入る。直ぐに向かい手当をする白石たちだったが、何故か被害者は、既に応急診断がしてあるようだった。見回すと、トロント医大の下見から帰国し、空港にいた藍沢が、既に応急処置に当たっていたのだ。

 

ある女性の具合が極端に悪く、血を吐くほどに気道に傷がついているらしい。直ぐに処置を行い、病院に搬送する。治療をして話をすると、富澤という女性は、末期胃ガンに侵されていて、人生最後の旅行に行く為に飛行機に乗っていたが戻って来てしまったらしい。既に全身に転移し、怪我が治るまで持たないかもしれない。そんな富澤未知は結婚を控えていたのに病気が発覚し、結婚は無くなったという。そんな未知の前に結婚するはずだった婚約者が現れる。帰ってくれという未知にやり直そうと話す婚約者だったが・・・。

 

 

今度は、海ほたるにフェリーが衝突するという大規模事故が起こり、ドクターヘリの要請が入る。直ぐに白石と藍沢、他で向かい、応急処置に入ろうとするが、被害者がいる場所に向かう途中、フェリーの中に

に入った水に漏電が流れてしまい、間一髪でナースを助けた藍沢が感電し、高所から落ちてしまう。意識を失い心停止した藍沢を、直ぐにAEDを使い回復させ、病院へ搬送する。しかし、藍沢の意識は戻らない。一方、フェリーの被害者たちは、次々と処置をされ、病院へ搬送された。

 

末期ガンの未知と婚約者、フライトナース雪村のアルコール依存症の母親との確執、脳死判定の14歳の少年の臓器移植、藤川と冴島の結婚式、そして、意識の戻らない藍沢の行く末、彼らが抱える問題は後を絶たず、一体、どうなって行くのか・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

TVドラマの時も面白かったけど、映画も最高でした。本当に面白かったです。彼ら5人の成長と、新しく入ってきた3人のドクターと1人のナース。このドラマ、本当に上手いよなぁと思いました。というか、映画を観て思ったのですが、考えてみたら、これと同じ規模のレベルで、TVドラマもやっていましたよね。良くTVドラマでやっていたなぁと改めて思いました。だって、映画で観ても、全く違和感が無いのよ。映画なのにチャチだなぁなんて、全く思わなかったので、これと同じレベルでドラマもやっていたのだから、予算が掛かっただろうなぁと思ったんです。ドラマの時から、力を入れていたんですね。

 

 

今回は、航空機の事故と、海でのフェリー事故。航空機は着陸した後だから、別に、地上で処置をするだけだけど、フェリーは大変そうだなぁと思いました。だって、ぶつかった部分から海水が入ってくる訳でしょ。そりゃ、水に配線が入れば感電するわよね。まず主電源は切るべきだと思うけど、きっと排水ポンプがあるから切れないのだろうし、これは大変だと思いました。そんな現場でドクターが被害に遇ってしまいます。これ、現実でもあるだろうなぁと思い、心が痛みました。先日の台風でも、警察が高波に飲み込まれたって言うのがあったけど、住民を助けようと行って巻き込まれたんでしょ。本当に、救助に行く人達って、大変ですよね。御家族は、本当に心配されているんだろうと思いました。

 

 

そんな事故を描きながらも、ちゃんと人間同士のドラマも盛り込んであって、4人のフライトドクターと1人のナースは、10年かかって、成長してきました。最初の方で、10年前の彼らの姿が映される部分があるのですが、確かに演じている彼らが、仕事的にも、人間的にも、凄く成長したんだなというのが判るんです。一人で歩き出した彼らの姿は、本当に素敵だったし、何となく、親の気持ちになっちゃって、この子達、頑張ったのねって思ったら、涙出そうになっちゃった。

 

 

このドラマって、5人のバランスが素晴らしく良かったですよね。もちろん、山下さんがイケメンでカッコ良いんだけど、10年間見ていると、山下さんより浅利さんがカッコ良く見えてきちゃうのよね。浅利さんが演じている藤川が居るからこそ他の4人が光るというか、他の4人を繋いでまとめて、美しく花開かせているのが、この藤川のような気がして、脚本が上手いなぁと思いました。また、浅利さんのキャラが良いのよねぇ。彼は本当に上手いです。でも、もちろん、山下君、新垣さん、戸田さん、比嘉さんは、美しいし、カッコ良かったですよ。特に、戸田さんは、医者という感じで良かったです。

 

 

一つだけ文句を言わせて貰おうかな。あのね、チラシと紹介冊子を貰ってきたんだけど、デザインが悪いのよ。いつも邦画のチラシを見て思うのだけど、そんなに俳優たちメインにしなくても良いのではないでしょうか。チラシを見るだけで、ウプッとお腹一杯になりそうになっちゃう。フランス映画とかのように、センスの良いチラシにならないのかしら。全然、取っておきたいと思わないもん。べた~っとした感じで、折角の良い映画なのに、安いアイドルの写真集みたいになっちゃってるの。とても残念です。

 

 

この映画、私は、超!超!お薦めしたいと思います。これは、誰が観ても楽しめると思います。次々と起こる事故の中に、人間ドラマをキチンと描き、彼らの成長を描き切った作品です。私は、とても満足いたしました。10年ひと昔っていうけど、人間は一皮も二皮も向けて大きくなるんです。そんな事が、この映画で描かれていました。感動しました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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