昨日、第90回アカデミー賞の発表がありました。
予想通り、「シェイプ・オブ・ウォーター」と「スリー・ビルボード」が強かったですね。「チャーチル」の映画も凄そうだけど、なんたって、日本で公開されていないから、判断のしようがないですもんね。
「ペンタゴン・ペーパーズ」も「レディー・バード」も、他の作品も、半分以上、公開されていないから、やっぱり日本の映画業界はいつまで経っても、良くならないなぁと感じました。映画配給会社に力が無いからアカデミー賞発表前に公開させて貰えないのか、映画選定の能力が無いから良い映画を見つける事が出来ないのか、日本ではアカデミー賞を取った作品だと言って売り出さないと観て貰えないと思っているからなのか、どうなんでしょ。もう、これだけネットが発達している世の中で、海外の口コミも沢山出ているので、良い映画なら、観客の方が先に喰いついていると思うんですけどね。
それにしても、「シェイプ・オブ・ウォーター」は、良い映画だったなぁ。「スリー・ビルボード」も感動したし、やっぱり賞を取る作品は、脚本、映像共に、上手いなぁ~と唸るような部分があるんですよね。絵を撮るんじゃなくて、生きている人間を撮っているという感じがあるんです。
アカデミー賞も、以前と違って、随分と多彩になってきましたよね。以前は、クリーチャー映画なんて見向きもされなかっただろうけど、今は、色々な技術が取り入れられて、ただ、映像を撮るだけの映画では、これからの映画業界を活性化出来ないと解かってきたのかもしれません。沢山の技術を使い、新しいモノづくりをする事が、新しい映画世界を創っていくのかもしれないですね。
先日、今年の日本アカデミー賞も観ていたのですが、最近は、少しは、良いモノが選ばれるようにはなってきたと思いますが、いまだに組織票というか、大手の組織が関係している映画しか取り上げられていないような気がして、とても残念です。小さな映画も掘り起こして、紹介してみたらどうなんでしょうか。別に、大きな賞をあげるとかじゃなくて、折角の映画の祭典なのに、誰もが知っている映画ばかりを紹介していても楽しくないでしょ。こんな映画も頑張っていたんですよ的な部分もあっても良いのでは?
今年、これは良い映画だなって思った邦画で、日本アカデミー賞に出てこなかったタイトルが山ほどあるんです。
「世界は今日から君のもの」「光(大森監督作品)」「夜空はいつでも最高密度の青色だ」「ちょっと今から仕事やめてくる」「愚行録」「彼女の人生は間違いじゃない」、他にも、いくつか気に入った邦画があったんですけど、出てきませんでしたね。
「三度目の殺人」は本当に良い映画だったし、「彼女がその名を~」も良かったし、「あゝ、荒野」は、最高だったので、賞が取れて良かったのですが、もう少し、大手に関係無い作品も取り上げて欲しかったな。
邦画でも、是枝監督の作品は、絵では無く、人間を撮ってますよね。観た後に、映画の中の人物の気持ちが自分の中で盛り上がってきて、暫く動けなかったりしますもん。
まぁ、邦画は、今も、漫画原作のラブコメとかが作られている状態なのでレベルは低いとは思いますが、それでも、良い映画も作られているので、海外に出しても恥ずかしくない作品が、これから作られる事を願っています。それに対して、映画を観る方の意識も変わって行かなければならないのかなと思っています。
最近は、ネット動画配信サービスも充実してきて、良い映画も作られ始めているようなので、劇場へ行くか、家で観るか。家で観るなら、良い視聴環境も作りたくなるし、映像も音もこだわりたくなるでしょ。私、以前も書いたのですが、映画館で観るのは好きですが、あの誰が座ったか分からない席に座るのが、いつも苦痛です。夏なんて、汗臭かったりして、本当に100円ショップで合羽を買って着ようかと思ったりします。あの臨場感が家で体験出来るなら、ゆったりしたソファを買って、家で観たいなぁと思う今日この頃です。
あ、スミマセン。ピカチューが可愛かったので載せちゃった。
基本、私は、外に出るのがそれ程好きではありません。どちらかというと引き籠り体質なのかなぁと思います。でも、やりたい事が多くて、出ない訳にはいかないんですけどね。(笑)
グダグダ書いてしまいましたが、アカデミー賞を観て感じた事でした。来年は、どんな事を感じるかしら。楽しみです。
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