【演劇】「小さな結婚式 いつか、いい風は吹く」ちょっと辛かったなぁ。もう少し・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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舞台「小さな結婚式 いつか、いい風は吹く」を観てきました。

舞台のチケットが、”TOKYO HEADLINE"のサイトで当たりまして、行かせて頂きました。

 

ストーリーは、

 

そこは、関西のとあるブライダル会社。

年間約70万組と言われる婚姻数の中、実際に挙式を挙げる夫婦は、約半数ほどという時代。そうした影響もあり、業績は悪化の一途。社員達は半ばあきらめモードだった。

 

しかし、そこに一人の女性・さくらが中途採用でやってくる。そして彼女の提案する新たなブライダルプランへの挑戦で、下を向いていた社員たちは、再び空を見上げることに。

 

世の中には結婚式を挙げたくても諦めた人、出来なかった人がいる。でも、心の中では、本当は一度は挙げたかっただろう結婚式。

「小さくても、ささやかでも、素敵な結婚式を。」というフレーズを心に、少額でも結婚式を挙げたい人の為に結婚式をプロデュースし始める。そして・・・。

 

後は、舞台を観て下さいね。

 

 

うーん、申し訳ないけど、舞台を観たと言う感じの感想は書けません。観ていて辛くなりました。前半だけで、私の周りにいらした演劇関係者らしき方が帰られてしまった事で解ったと思いますが、演技は良くないし、舞台演出もちょっと・・・だし、うーん、困ったなぁ。

 

実は、この舞台を観た、次の日に、「欲望という名の電車」(コクーン)を観まして、あまりの違いに衝撃を受けたと言う事があり、申し訳ないけど、良い舞台だったとは書けません。ごめんなさい。

 

演技なのですが、女性たちは、声がキンキン声ばかりで、セリフが良く判りません。ただ叫べば良いと思っているのかも知れませんが、必死な時は叫ぶのではなく、静かに訴えるとか、色々あると思うのですが、一律に高い声で叫んでいるだけ。近くに居た女性も、声が高すぎて喚くだけでイライラしてきちゃうとつぶやいておりました。

 

男性は、まぁ、落ち着いて低い声でゆっくりだったので、とりあえずは言っている事は解ったのですが、やっぱり演技が単調で、面白味が無かったです。

 

演出なのですが、せっかく舞台は大きいのに、いつも何かあると中心だけで演技をしているんですよね。舞台って、大きな箱の中でやっているのだから、端から端まで、目一杯使っていいんですよ。というか、使わないとおかしいでしょ。この部分が映画とは違うんだけど、映画って、いつも人の目が中心に来るから、 カット割りをして、アップを入れたりしながら組んで行くのですが、舞台は違うでしょ。アップは無いんだから、舞台全体で、その世界を描いて行かなければいけない。

 

この組み方が上手いのが、海外の演出家なのですが、”欲望という名~”だと、主人公の女性が狂気に入り込んでいくと、舞台のあちこちにガイコツの人とか、ゾンビの人とかがソーっと居るんですよ。彼女には見えているけど、他の人々には見えていない狂気が、舞台のあちこちに現れるんです。以前、「わたしは真吾」を観た時も、背景に人間の身体の部分的な映像とか、虫のように動いている映像を使ったりと、細部までこだわっていたんです。

 

 

だから、いつも主人公が舞台の中心に来て、セリフを言うような舞台は演劇じゃなくて、学芸会になっちゃうんです。私は偉そうな事を言うような立場ではありませんが、どうしてもそう思ってしまって、申し訳ないけど、書かせて頂きました。

 

この舞台、何か、出演者がアイドル的な子か何かなのかしら。スチール写真などが売っていたりして、ちょっと普通の演劇の時とは違いました。あと、頂いたチケットだったので、申し訳ないと思い、パンフレットを購入いたしましたが、誤植が多過ぎる。訂正の紙を入れれば良いってもんじゃないでしょ。これはダメだよ。せめてシールを作って、貼って販売しないとダメでしょ。酷いと思いました。

 

私は、この舞台はお薦め出来ません。もう終わっているから、薦めるも何も無いけど、今度は、もっと頑張って欲しいです。せっかくの舞台なんですから、沢山の方に話を聞いて、勉強して欲しい。

ぜひ、頑張ってください。カメ

 

 

劇団TEAM-ODAC   http://teamodac.net/