「ジオストーム」自然を人間の思い通りにしようだなんて思い上がった事はしちゃダメですよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ジオストーム」の試写会に連れて行って貰いました。

 

ストーリーは、

世界各国の最新テクノロジーを集結し、天候を完璧に制御することを可能にした気候コントロール衛星の運営開始から3年。突如として衛星が暴走を始め、世界中で異常気象を発生させる。衛星の生みの親でもある科学者のジェイクは、衛星の暴走原因を突き止めるため宇宙へ向かうが・・・。

というお話です。

 

 

世界で起こる天候不順により、沢山の被害が出てしまった事を受けて、18の国が共同で天候を完璧に制御する事が出来る気象コントロール衛星・ダッチボーイを開発し、打上げ、既に3年の運行を続けていた。今の所問題は起こっておらず、来年には衛星の所属を国連に明け渡す事となっている。これで世界の天候は、世界基準で制御される事となり、安泰になるハズだった。

 

しかし、明け渡しの前に、何故か、衛星の制御が出来なくなり暴走し始める。天候は異常となり、中東の砂漠の町が一瞬で凍り付いたりと、被害は大きくなるばかり。直ぐに大統領直下のマックスは、衛星の設計者であり生みの親であるジェイクに連絡をする。ジェイクはマックスの兄であり、ダッチボーイの責任者だったのだが、管理者としての資質に欠けると言う事で審問会の呼ばれ、その地位をはく奪され、弟・マックスが衛星の責任者となってしまう。その後、ジェイクはフロリダで隠居生活を送っていたのだ。

 

 

マックスからの要請で、このままでは地球に甚大な被害が及ぶ事を知り、衛星に飛ぶことにする。現場で見ない限り、システムのエラーが全く解らないからだ。衛星に着いたジェイクは、システムを調べ始めるが、その途端に管理システムに誤作動が発生し、データも消えてしまう。このままではダッチボーイの修理は出来ず、地球に大きな自然災害が発生し、沢山の人々が犠牲になってしまう。

 

地球に居たマックスも、自分のアクセス権でシステムに侵入出来ないかと、部下のハッカーに調べさせるが、何故か、自分のアクセス権が拒否されていることを知る。そして衛星にいるジェイクも、データを手に入れる為に、外に投げ出されていたドライブを取りに行こうとする途中で何故か、宇宙服が誤作動を起こす。自分たちが動こうとすると妨害されると言う事は、内部に衛星を壊した犯人が居て、妨害をしているとしか思えない。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

もし、地球の天候を衛星で操作出来るようになったらという映画でした。あり得ない事では無いので、とても面白かったのですが、やっぱり自然を人間がどうこうするのは良くないよなぁ。確かに自然災害で、沢山の方が犠牲になったりするのは改善したいけど、でも、それは、人間が今まで地球を壊してきた報いを受けている訳でしょ。それなら、人間が地球を健康に戻してあげて、出来るだけ災害が大きくならないような対策を練っておけば良いだけで、天候まで操作するのは間違っている気がするんです。

 

まぁ、この映画では、ある陰謀があって、その為に衛星が利用されちゃって、天災が山ほど襲って来てしまうので、衛星が悪い訳では無いから、それを使う人間がいけないと言う事なんです。結構、ストーリーも良く練ってあって、何処まで行っても解決せず、最後の最後まで、一体誰の仕業で、何の為にっていうのが解らなくて、楽しめますよ。

 

 

ダッチボーイの設計者ジェイクは、始まって直ぐに、その任務から外されてしまうのですが、管理者の資質に欠けるって何なんだよって言いたくなりました。管理者って、システムが解っている人がやるべきでしょ。人間の管理は補佐がやれば良いだけの事なのに、不思議な事言っているなぁと思ってしまいました。設計した人間が一番解っているのだから、自分で退きたいと言わない限り、管理を任せるべきなのになぁ。衛星を設計するような人間が、人間の管理なんて出来る訳が無いでしょ。機械相手は得意でも、人間相手は無理なのは最初から解っていたはずなのに。だから、管理者の資質とか言う時点で、既に彼をハズしたかったというのがバレバレなんです。予算削減かしら。

 

 

で、ジェイクを追い出しておきながら、壊れちゃったから治してよぉ~って、バカにすんなよって言いたくなると思うけど、こればかりは、地球が壊れちゃうから治しに行くんですよ。真面目よね。

 

出演は、ジェラルド・バトラーを筆頭に、エド・ハリスやアンディ・ガルシアなど、有名どころが揃っていて、満足が出来るものでした。映像も良かったですよ。3Dで見せて頂いたのですが、異常気象が凄かったです。人が凍っていくのは、ちょっとイヤだったなぁ。キモいでしょ。

 

 

実は、試写会では吹替だったのですが、やっぱり字幕が良いなぁ。ジェイクとマックスは、まだ許せたけど、ごめんなさい、サラ役のブルゾンちえみさん、やっぱり違和感がバリバリでした。声優さんにやって欲しかった。いつも思うのですが、吹替えには、人気俳優とかを使うのではなく、声優さんでやって欲しいです。どう考えても専門の声優さんの方が上手いに決まっているでしょ。ただでさえ、口と合わない言語にしようとするのだから、上手い人でないと難しいですよ。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。面白かったです。本当にありそうな事なので、観ながら、結構、考えてしまいました。でも、私は、やっぱり自然に人間が手を加えるべきでは無いと思うのですが、どうなんでしょうか。これを観て考えてみるのも良いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。公開は2018/01/19です。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ジオストーム|映画情報のぴあ映画生活

 

ジオストーム ジオストーム
2,592円
Amazon