舞台「危険な関係」を観てきました。
ストーリーは、
パリ社交界に君臨する妖艶な未亡人メルトゥイユ侯爵夫人は、かつての愛人ジェルクールへの恨みから、その婚約者セシル・ヴォランジュの純潔を踏みにじろうと画策する。助力を求めたのは稀代のプレイボーイで、メルトゥイユとは長きにわたりあらゆる悪だくみを共有しているヴァルモン子爵だ。
だが、ヴァルモンは、伯母ロズモンド夫人の屋敷に滞在している貞節の誉れ高きトゥルヴェル法院長夫人を誘惑しようとしているところで、メルトゥイユの依頼を一度は断る。しかしセシルの母ヴォランジュ夫人こそが、トゥルヴェル法院長夫人に彼の悪評を吹き込み「近づいてはならない」と忠告していることを知り、ヴォランジュ夫人への復讐を決意。ヴァルモンはメルトゥイユの計画に乗る。
一方、15歳の清純な少女セシルは、若く純粋な騎士ダンスニーと恋に落ちていた。青年の恋心を弄ぶ事などヴァルモンとメルトゥイユにとっては赤子の手をひねるようなもの。メルトゥイユの依頼を確実に遂行しながらも、ヴァルモンはなかなか陥落しないトゥルヴェル夫人の誘惑にのめり込んで行く。
二人が仕掛ける退廃に満ちた恋愛ゲームは、やがて抜き差しならない事態を招き・・・。
後は、舞台を観て下さいね。
フランスの社交界を舞台に、喰うか食われるかという危険な恋愛を繰り広げる人達のお話なのですが、その女ボスであるメルトゥイユ夫人が怖いんです。元恋人のイケメン子爵ヴァルモンを操って、自分に対して失礼な物言いをした元愛人を虐める為に、その婚約者を堕落させようとするんです。これが事の発端。
ヴァルモン子爵は、今、トゥルヴェル夫人という女性を口説いていて、陥落させたいと思っているから忙しいんですって断るんだけど、そのトゥルヴェル夫人にヴァルモンの悪口を吹き込んでいるのが、このメルトゥイユ夫人が堕落させたい婚約者の母親だと知って、やっぱりやると引き受けるんです。
で、まだ15歳くらいの女の子を引っ掛けて、処女をいただいてしまえば、メルトゥイユ夫人の元愛人が望んでいた処女の婚約者ではなくなるし、母親は穢れた娘を知らない振りして嫁がせる訳に行かなくなってしまい困るという訳です。酷いでしょ~!でも、仕方ないわよね、怖い人に恨まれちゃったんだから。
ウブな子を引っ掛けるなんて朝飯前のヴァルモンは、簡単に少女セシルを陥落させて処女をいただいてしまいます。そして静かになったセシルの母親・ヴォランジュ夫人を尻目に、堂々とトゥルヴェル夫人にアタックして、彼女を落とすのですが、あまりに彼女が美しくて、自分まで落ちちゃうんですよぉ。アホですね。
そんなゴタゴタを、美しい京香さんと玉木さんが演じるのですが、やっぱり京香さん、素敵だわぁ。強くて色っぽい女性を演じさせたら、トップじゃないですか?だって、彼女の背景に血が見えるようでしたもん。絶対に敵に回したくない人物です。そして玉木さん、美しいです。いやぁ、何度も脱いでくれるのですが、身体があまりにも美しいので、眩しかったです。もうごっつあんですって言いたくなるくらい、満足でした。
この2人を取り巻く中に、千葉さんがいらして、彼もメルトゥイユ夫人(京香さん)の愛人になってしまう一人なのですが、手の平の上で転がされているようで、まるでペットのように見えました。溺愛されているペットでしたよ。千葉さんも懐いていて、うーん、イイ感じでした。こんなツバメちゃんがいたらステキでしょうねぇ。(笑)
好き勝手やってたメルトゥイユ夫人が絶望に落ちて行く姿は、ザマアって感じでした。だって、それなりの報いを受けなくちゃねぇ。世界はあんたを中心に回ってるんじゃないんだからって言ってあげなくちゃ。失くしたものの大きさを知りなさいって感じかな。
私は、この舞台、お薦めしたいと思います。特に、女性にお薦めしたい!玉木さんの身体、超!見どころです。千葉さんの可愛さもイイですよ。やっぱり、この舞台は、女性に美味しい舞台だと思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
危険な関係<シアターコクーン>
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_dangerous/
危険な関係〈上〉 (岩波文庫)
Amazon |
危険な関係〈下〉 (岩波文庫 赤 523-2)
Amazon |
危険な関係 [Blu-ray]
2,571円
Amazon |
危険な関係 [DVD]
5,184円
Amazon |