「エイリアン コヴェナント」エイリアンの世界から遠ざかっているように思うんだけど・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「エイリアン コヴェナント」を観てきました。

 

ストーリーは、

滅びゆく地球から脱出し、人類移住計画を託された宇宙船コヴェナント号には、カップルで構成された乗組員が搭乗していた。やがて人類の新たな楽園となるであろう未知の惑星にたどり着いたコヴェナント号だったが、そこには想像を絶する脅威が存在していた。その恐怖を目の当たりにした乗組員たちは、命からがら星からの脱出を試みるのだが・・・。

というお話です。

 

 

プロメテウス号出発前、ピーター・ウェイランド博士は自分の作ったアンドイドと体面していた。名前はデイヴィッド。プロメテウス号の乗組員としてウェイランド博士とデイヴィッドは旅立ち、その後、プロメテウス号は行方不明となる。

 

2104年、地球の生態系が滅亡へと向かっている時、他の星へ移住するという計画の為、宇宙船コヴェナント号に2000人の移住者と1000体の人間の胎芽、そして乗組員が乗り込む。「オリガエ6」という星に移住する為です。目的地までアンドロイドのウォルターが運行管理をし、AIのマザーが制御しているのですが、ニュートリノの衝撃波を受けて、船が損傷してしまいます。乗組員を起こし、修理を始めた彼らですが、近くのある星から、人間の歌が聞こえてくるのに気が付きます。驚いた乗組員たちは調べてみると、その近くに人間が移住可能な星がある事が解り、歌はそこから聞こえてきていることを知ります。

 

 

あと7年以上も宇宙航行するより、もし近い星に移住出来ればと思い、乗組員の10名が探査に向かいます。星に降りると、地球と同じような環境であり、その星に、以前行方不明になっていたプロメテウス号に乗っていたショウ博士が居た形跡が残っていました。その地には、”ツチグリ”(キノコの一種)に似た植物が育っており、それを踏みつけると黒い胞子の様なものが拡散され、体内に入り、何かが感染する様子。気が付かない乗組員たちは、一人、また一人と感染し、腹から内臓をぶちまけます。

 

 

そこへ、プロメテウス号に乗っていたアンドロイドのデイヴィッドが現れ、彼らを保護します。生物に寄生して成長するエイリアンが居る事を知らされ、デイヴィッドに助けられほっとした乗組員たちですが、実は、エイリアンの胞子をその星にぶちまけたのはデイヴィッドであり、彼はアルビノのエイリアンと意思の疎通をしているようで・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

うーん、これ、ちょっと、最初のエイリアン(話的にはこの後になる。)から変わってきちゃっているような気がするのですが。最初、エイリアンは、化石となった宇宙船の乗組員の腹から出た形跡があって、その地下に卵があって、フェイスハガーが顔にくっついて、チェストバスター(ぴーちゃん)が腹から出てくるじゃないですか。で、脱皮して成体よね。

 

 

今回、黒い胞子が身体に入って、いきなり腹から小型のエイリアンが出てくるんです。ま、こちらは胞子タイプのエイリアンということにしても、じゃ、卵からフェイスハガーって奴ですが、腹から出てくるのが”ぴーちゃん”じゃなくて、小型のエイリアンなんですよ。”ぴーちゃん”、どこ行った!”ぴーちゃん”が好きだからエイリアンを観に行っているのに、”ぴーちゃん”出なくて何が楽しいんじゃ!ちなみに”ぴーちゃん”はチェストバスターです。あ、つい、興奮してしまった。ぴーちゃんが観れず、ショックでした。脱皮も無かったわ。もー!!プンプン!

 

 

この話で行くと、ノストロモ号が着いたのは、コヴェナント号が着いた星じゃないみたい。だって、ショウ博士が最後に”来ちゃダメ!”信号を出したのは最初の星LV-223でしょ。そこから宇宙船に乗って、移動して、デイヴィッドが創造主(エンジニア)の星で胞子をまき散らし、そこでエイリアンの研究を重ねたって事らしいから、既に、このコヴェナントは、エイリアンの話から反れてしまっているので、次が出来るのは、エイリアンと地球の話じゃなくて、新天地に2000人の移住民が着いて、エイリアンに寄生されて行くって話しになるんだろうと思います。

 

だから、今までのエイリアンの進化と、今回、デイヴィッドが連れて行ったエイリアンとは違うものになるってことで、そうなるとチェストバスターは居なくなっちゃうのかな。エイリアンたちが、意志の疎通をしたり、社会形成をして行くのかしら。それも面白そうだけど、確か、女王が卵を産むという、蟻や蜂みたいな社会形成だったわよね。うーん、何だか、良く分からん。

 

 

スミマセン、これ、私が書いている事、理解出来ないかも知れませんが、とにかく、エイリアンの話から変わって来てしまっているんです。あの”エイリアン”の話に続くと言いながら、続いてないんですよ。あのエイリアンの話は、1も2も、「L-223」という星で起きている事だから、今回は、エンジニアの星で起きている事で、全く違うんです。困ったなぁ。

 

で、ちょっと寂しいのは、エイリアンとの戦いが少ないって事。あんまりエイリアンが動いていないんです。エイリアン4とかだと、泳いだりしていて、動きが良かったんだけど、今回は、ただ、ぼんやりして、シャーってやって来るだけなんだもん。寂しかったな。

 

 

やっぱり、最初の頃のエイリアン、面白かったなぁ。プレデターと戦ってくれたのも好きだったし、なんか、新しい「プロメテウス」と「コヴェナント」のシリーズは、物足りなさがあります。謎の解明って、解明されてないから。

 

そういえば、エイリアンを観る前に「H・R・ギーガーの世界」という映画を観に行ったんです。ギーガーの描くエイリアンは、カッコ良くて、少しエロくて、大好きなんです。あのエイリアンの卵ですが、最初、二つ割のデザインにしたら、女性器に似ているから四つ割にして欲しいと製作者サイドから言われて四つ割にしたそうですが、その方がエロくなったよねぇ~ってギーガーが言ってました。面白いでしょ。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁってくらいでしょうか。エイリアン好きな方が観ると、私のようにハァ?ってなるような気がします。続編と言いながら、話しが曲がって行っているので、最初のノストロモ号に繋がって無いっす。このまま行くと、違う星で進化したエイリアン同士の戦争になりそうな予感です。まぁ、試しに観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

エイリアン:コヴェナント|映画情報のぴあ映画生活

 

・HRギーガーの世界   http://gigerdarkstar.com/