「ナインイレヴン 運命を分けた日」忘れてはいけない日だけど、また辛い気持ちになりました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「ナインイレヴン 運命を分けた日」を観てきました。

 

ストーリーは、

01年9月11日、ワールド・トレード・センタービルのエレベーターの中にいた実業家のジェフリーと離婚調停中の妻イブは、ビルに飛行機が衝突したことにより北棟の38階辺りに閉じ込められてしまう。エレベーター内に偶然居合わせたバイクメッセンジャーのマイケル、恋人に別れを告げに来たティナ、ビルの保全技術者のエディとジェフリーたちは、極限状態の中で外への逃げ道を模索する。しかし、外部との唯一の通信手段はインターコム越しに5人を励まし続けるオペレーターのメッツィーだけだった。

というお話です。

 

 

2001年9月11日、ワールド・トレード・センタービルを訪れた実業家のジェフリーと離婚調停中の妻イブ。話し合いは決着が着かず、仕方なく、帰る事に。エレベーターに乗った二人の他に、バイク便のマイケル、恋人に別れを告げに来たティナ、ビルの保全技術者のエディが同乗し、北棟のエレベーターは下りて行く。しかし、何かの衝撃に合い、38階辺りで止まってしまう。

 

外の状況は全く分からず、携帯も通じない。エレベーターの通信ボタンを押しても、停電しているのか、全く繋がらない。慌ててもどうしようもなく、ひたすら、通信ボタンが通じるのを待つことに。

 

 

暫くすると、非常用電気に切り替わったのか、通信が回復し、エレベーターオペレーターのメッツィーと通話が出来るようになります。メッツィーに状況を聞くと、ワールド・トレード・センタービルにセスナが事故で突っ込み、酷い状況になっていると話します。今、消防の人達が動き始めているから、そちらにも救助の人が行くからと話します。

 

イブの母親からの電話がイブの携帯に繋がります。今どこにいるのかと聞かれ、母親にワールド・トレード・センターに居ると話し、息子には言わないで欲しいと話します。そして、映像を見せないようにして欲しいと頼みます。そして一緒に居る、マイケルやエディの家族への伝言をお願いして、もう少しと話していると、突然、通話が切れてしまいます。

 

 

誰も助けに来ず、メッツィーとの通信しか出来ない状況で、何が起きているのか明らかになってきて、メッツィーから、セスナが突っ込んだのではなく、旅客機がツインタワーの両方に突っ込み、その後、ペンタゴンにも旅客機が突っ込んだという話を聞きます。これがテロだという事を知った彼らは、何とかえエレベーターから抜け出そうと、メッツィーにマニュアルを見てもらい、エレベーターの扉を開く方法を調べます。そして外に出ようとするのですが、エレベーターのワイヤーが切れて、突然、落下する事態に・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

もう、あのテロから16年なんですね。早いものです。あれ程に恐ろしい光景は、初めてだったし、もう、見たくないです。人間の悪意があそこに集約されているようで、言葉も出ずに涙が流れていた覚えがあります。あんな事、本当にあったなんて、信じたくないけど、事実なんですよね。本当に、今思い出しても、怖ろしい光景です。

 

そんな中、エレベーターの中で何が起こっていたのかが描かれていて、忘れてはいけない出来事だとは思いながらも、もう、見たくないんだけどなぁと思いながら、この映画を観ていました。出来れば、目をそらしたい出来事なのですが、忘れてしまったら、同じ様な事がまた起こってしまうかも知れない。いつまでも、警戒を怠ってはいけないという引き締めになりました。

 

 

あの頃、まだ、私は建築の駆け出しの頃で、あの大きなビルが、まるで砂の塔のように崩れ落ちる姿は、驚きでした。それ程に熱量が大きく、ビルの構造自体を壊してしまうなんて、想像が出来ませんでした。きっと、設計をした方々も、造った方々も、あんな壊れ方をするとは思いもよらなかったんじゃないかな。既に、日本の設計事務所が解析をしていて、普通ならジェット機が突っ込んで直ぐに崩壊となるはずが、何故、崩壊まで1時間の猶予があったのかというのがシュミレーションで出ています。酷いテロだったけど、いくつかの良い偶然もあったようです。

 

 

そんなテロで御家族を亡くされた方には、今もお悔やみを申し上げます。本当に、誰を憎んでも納得が出来ない、とっても悔しい思いを抱いていらっしゃると思います。この事を忘れず、これからも警戒を怠らないようにしましょう。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。今一度、あの事件を考えて見る時期なのかも知れませんし、あれから16年も経ったと言う事は、知らない子達も居るって事ですもんね。こんな酷い事件は、子供にも伝えて行かなくちゃ。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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