「ディストピア パンドラの少女」を観てきました。
ストーリーは、
近未来、ウィルスのパンデミックによって人類のほとんどが凶暴な「ハングリーズ」と化し、生き残ったわずかな人々は壁に囲まれた安全な基地内で暮らしていた。イングランドの田舎町にある軍事施設には、ウィルスに感染しても見た目が変わらず思考能力も保ち続ける「セカンドチルドレン」たちが収容され、彼らからワクチンを作り出すべく研究が行われている。ある日、その子どもたちの中に特別な知能を持つ少女メラニーが現われる。
というお話です。
ある研究所らしき場所で個室に閉じ込められている少女がいます。ブザーが鳴り、何故か彼女は自分から車椅子に乗り待っていると、銃を構えた軍人が入ってきて、彼女を車椅子に拘束します。そして運ばれて行った先は、学校の教室のようで子供たちが何人も机に付いています。授業が始まりますが、生徒たちは拘束されたまま、授業を受けています。
世界に新種の真菌類が蔓延し、その影響でゾンビ化した人類の中、わずかに残った人々がこの基地と研究所を守っています。妊婦が真菌類に侵され、その妊婦から産まれた子供たちが、この研究所にいる子供たち=セカンドチルドレン。彼らは、胎児の時に真菌類に侵され、母親の身体を食べて生まれて来た新種です。ゾンビ化しているにも関わらず、知能があり、学習能力があるんです。彼らを研究すれば、この真菌類を撲滅する事が出来ることが判り、彼らを研究所で”飼育”しているという訳なんです。
ある時、とうとうゾンビ化した人類が研究所に侵入し、人間はどんどんゾンビに倒されて行きます。そんな中、子供たちの中でも能力に優れたメラニーと教師のヘレン、エディ軍曹、そして彼らを研究しワクチンを作り出す研究をしているキャロライン博士は、車を使って逃げ、近くの軍の基地まで行こうとするのですが、どこもゾンビに襲われ、何処に人間が居るかも解りません。
とりあえず、他の米軍基地を探してゾンビから隠れます。しかし、このままでは、ここで死んで行くのを待つだけになります。セカンドチルドレンのメラニーは、同族を襲わないゾンビの特性を利用して街中に出て、ヘレンや軍曹たちを助けようと逃げ道を探し、人間が居るだろう基地を目指して進む事にします。しかし、途中でセカンドチルドレンの集団に出会い、知能を持つ彼らの罠に嵌められて・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、ゾンビ化が進んで、その先にあるのは、こんな世界なのかも知れませんねって内容でした。結構、楽しめましたが、スゴイ結末なので、これ、満足する人と、ええ!許せんって言う人と、分れるだろうなと思いました。
B級映画だとは思いますが、もしゾンビ化が進んで、セカンドチルドレンというものが生まれたなら、人間は絶滅して、ゾンビが食べ物を調達する為に、何か動物を飼育して行くことになるんでしょうね。家畜を持ち、家族を作る事になったら、ただ人間の代わりにゾンビが食物連鎖の一番上に立つだけなんです。何も、今と変わらないっつーの。でも生死はどうなるんだろう。子孫を残すのはどうなるのかな。不思議ですね。
今回のゾンビ化は、今までのようなウィルスとは違い、真菌類=キノコ系が原因なんです。菌が脳に絡まって、乗っ取るらしいんですが、何故かそれで肉食=人間を食べる、事に繋がっているらしいんです。イマイチ、何で人肉を?って思ってしまうけど、まぁいいか。
んでね、まぁ、子供たちは食欲旺盛なんですよ。ちゃんと集団で狩りをするんです。驚きました。でも、知能が付いてくれば、当たり前の事よね。うーん、マッド・マックスよりも恐ろしい世界だわ。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。残酷でちょっと怖い世界ですが、今までのゾンビ映画とは少し違っていて、楽しめると思いました。ユートピアの反対のディストピア。理想郷の反対は地獄なんですかね。でも、もしかしたら、地獄からやり直した世界の方が、本能に従った正しい動物の世界になるのかも知れません。超お薦めは出来ませんが、SF好きな方は、楽しめるのではと思います。ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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