「20センチュリー・ウーマン」女であること、大人であること、人であることを追求し始めた女性たち。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「20センチュリー・ウーマン」を観てきました。

 

ストーリーは、

1979年の西海岸、シングルマザーのドロシアは、思春期の息子ジェイミーの教育に悩み、パンクな写真家アビーと、近所に住む幼馴染みのジュリーに相談して教育の手助けをしてもらう。

というお話です。

 

 

1979年の西海岸に住む、シングルマザーのドロシアと息子のジェイミー。ジェイミーは14才で思春期真っ只中。色々な事に興味を持ち、幼馴染にも恋を抱き始めているらしい。どんどん成長して行く息子に対してドロシアは、自分が父親の部分も埋められると思っていたのですが、やはり自分だけで全ての教育が出来る訳では無いと不安を覚え、
家をシェアしている女性写真家のアビーや、車の修理屋のウィリアム、ジェイミーの年上の幼馴染のジュリーに相談をし、自分が出来ない部分を彼らに埋めて貰おうとお願いをします。

 

 

ジュリーは17才で、ジェイミーの近所に住み、子供の頃から仲が良い。セラビストの母親、新しい父親、障害を持つ妹という家庭で、自分一人、家に馴染めず、いつもジェイミーの所へ忍んできています。セックス経験は豊富ですが、ジェイミーとは今の関係を続けたいと思い、セックスは絶対にしないと公言しています。

 

 

アビーは写真家で、これからという時に子宮頸がんを患い、地元に戻って診察を受けている所です。悪性では無かったようですが、将来、子供は持てないかもと言われ、未来への希望と絶望を一緒に受け取ったような気持ちになります。そんな時にジェイミーの相談役になって欲しいと言われ、ジェイミーに女とは何だという事を教えて行きます。


ウィリアムは元ヒッピーで、ドロシアの家の修理や車の修理を請け負い、この家に一緒に住むようになります。ジェイミーの父親的になるかと思っていたのですが、ジェイミーには合わなかったようで、良き友人のような関係を築いて行きます。

 

 

こんな3人に囲まれ、ジェイミーはちょっと周りが引いてしまうほど、奔放になって行き、それに驚いたドロシアは、自分が教育を人任せにしたせいで息子がおかしくなったと慌てるのですが、ジェイミーは、そんなドロシアを尻目に、突然にジェリーと家出をしてしまいます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

うーん、私、この映画、期待していたのですが、良く解りませんでした。20世紀の女性は、色々な偏見とかもあって、暮らしにくかったという雰囲気は解ったし、その頃に、このドロシアが、とても先進的だったというのも解るのですが、何となくシックリ来ないんです。これ、日本の話じゃないからなのかな。きっと、私の母親の年代なんだと思うんですけど、そんなに教育に困っていたのかなぁ。

 

ジェイミーの年代が、私の一世代前かなと思うのですが、まぁ、普通ですよね。同じような感じでしたよ。母親も、こんな感じだったと思います。私の母も、私を産んで、私を祖父母の家に預けて、大学に入り直すという自由奔放な人間だったので、私は、このドロシアは、それ程、目新しい人物では無く、普通の人としか見えませんでした。

 

 

確かに、この時代にシングルマザーは珍しかったのかな。私の母は、シングルマザーではありませんが、父親が海外に単身赴任した為、シングルマザーみたいなもんだったと思います。ま、子供を預けてたんだから、育てるも何も無いのかしら。でも、思春期は育ててくれてたよなぁ。家に居なかったけど。(笑)

 

周りにいた個性的な人達は、この時代にカッコいいとされていた人々なのかな。ヒッピー風とか、性に自由とか、なんつーか、自由って言いながら、自分の首を絞めているように見えちゃって、そんなに考えなくても良いんじゃないの?って言いたくなりました。変なこだわりがあるのよね。そういうのって、面倒じゃないの?

 

 

と文句を書いてしまいましたが、私、本当に、この映画、あまり理解が出来ていません。なので、良い感想が書けません。ゴメンナサイ。自分が、それ程楽しめなかった映画の感想って、書けないのよねぇ。

という訳で、私は、この映画、あまりお薦めは出来ません。が、きっと、良いと思う方は多いかな。雰囲気が良いので、大人の女性には、おしゃれとか思われて、好感度が高いかと思われます。なので、気になったら、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。

 

 

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