「FOUND ファウンド」悪い奴を懲らしめるヒーローか、ただの殺人鬼なのか、最後笑ってください。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「FOUND ファウンド」を観てきました。未体験ゾーンの映画たちの1作です。

 

ストーリーは、

11歳の少年マーティ。学校ではいじめられ、両親も不仲。そんな彼の楽しみは、家族の秘密をのぞき見すること。お母さんの秘密は、ベッドの下に隠されたラブレター。お父さんの秘密は、車庫の奥のヌード雑誌。だからお兄ちゃんが、クローゼットに生首を隠していても変じゃない。時々変わる生首を、人知れず取り出しては眺めるマーティ。しかしある晩、いつものようにクローゼットを探るとそこには同級生の首が…。僕が秘密を知っていること、お兄ちゃんが気付いたかもしれない…。

というお話です。

 

 

11歳の少年マーティは、学校で虐められていて、友達は一人いるのですが、それ程仲が良いというほどではありません。そんな訳で、マーティは、家にいる事が多く、ホラーが大好きで、ホラー映画を家で観る事が大好きでした。ある日、兄の部屋に勝手に入り、物色していたところ、クローゼットのバッグの中に、生首が入っているのを見つけてしまいます。驚いたマーティですが、黙っている事にします。それから何度か忍び込んで見てみると、度々生首が変わっていて、多くは黒人の首でした。

 

 

学校で虐められているマーティは、ある日、酷い仕打ちを受けて、母親に連れられて早退します。ふさぎ込んでいるマーティを見て、兄が誰にやられたのか聞いたので、友人の名前を告げると、もう、虐めてこないようにしてやると言って、どこかへ消えてしまいます。

 

 

数日後、また兄の部屋に忍び込み、友人と一緒にバッグの中を覗くと、マーティを虐めていた黒人の子の頭が入っています。驚いた友人は、逃げるように去って行き、マーティには友人が無くなります。その数日後、あまりにも家に引きこもる息子を心配して、母親が日曜の礼拝に連れて行くと、学校のクラスメイトが、またもコッソリと裏で虐めをしてきます。とうとう爆発したマーティは、クラスメイトを殴り、黙らせます。母親は謝りなさいと言うのですが、もう、黙っているのは辞めたマーティは、決して謝らず、悪態を付いて別れます。

 

 

マーティに対して凄く怒った両親は、息子に対しての暴力を振るおうとし、それを見た兄は、とうとう、両親を・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

この映画、衝撃作でした。うーん、これ、痛そうだったなぁ~。これを笑って観ていた私は、ちょっとアブないのではないかと、自分で心配になってしまうほどでした。だって、最初は、ギャグっぽく、バッグに頭が入ってるよぉみたいな表現なんだけど、それが、どんどん過激になって行くんですよ。そして、頭が偽物だというオチでは無く、マジ本であり、兄は、ホラービデオに出てくる殺人鬼とかぶって来るんです。いやぁ、参りました。

 

 

でもね、実は、誰が正義なのかって言われると、段々と解らなくなってくるんです。だって、虐める奴は悪いでしょ。子供を理解しないで暴力を振るおうとする親も悪いでしょ。そんな悪い奴らにオシオキをしてくれるのがお兄ちゃんで、そう思うと、まぁ、仕方ないかと思わないでもないのですが、やり方が残虐すぎて、そりゃ、ダメだよなと思いました。

 

 

殺す部分は移らないので、それ程、気分が悪くは無いのですが、とにかく血みどろなので、血に酔う感じでした。だって、血の匂いがしてきそうな映像なんだもん。さすがにイヤでした。生首は、どうみても作り物にしか見えなかったので、そんなにショックではありませんでしたが、最後に、ちょっと、驚くほどスプラッター的な場面があるので、それはダメな人が多いかなぁと思います。

 

 

この映画、とっても簡単で、頭は使わなくて良いのですが、さすがに残虐なので、スプラッター映画が大丈夫な方にのみ、お薦めしたいと思います。まぁ、頭を使わず、残酷なコメディと思って観て貰えれば、楽しめるかな。ぜひ、観てみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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