「おとなの事情」を観てきました。
ストーリーは、
新婚カップルや娘の反抗期に悩む夫婦、倦怠期を迎えた2人など、食事会に集まった7人の大人たちが、「メールが届いたら全員の目の前で開くこと」「かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すこと」というルールを設定し、「信頼度確認ゲーム」を開始する。ゲームが進むにつれ、夫婦間のもめ事や家庭の問題、仕事や性格についての悩みなど、7人の本当の姿が次々と露呈していく。
というお話です。
ある夜、仲の良い男４人と、その妻が集まって月食を楽しんでいます。３人は妻を連れ、１人はシングルで集まりました。月食を楽しむ為の食事会をロッコとエヴァ夫妻の家で開き、そこに、新婚夫婦のビアンカとコジモ、子供２人を持つレレとカルロッタ夫婦、そして婚約者を連れて来るはずだったペッペは、婚約者が熱を出したからと言って、一人で来ました。
食事会が始まり、エヴァが「本当に親友なら、携帯電話を見せあえるわよね。」と提案します。その時点から、電話がかかって来たらスピーカーで話し、メールなどは見せ合いを使用と言うのです。そこはプライバシーの侵害になるからと言いたいのですが、夫婦なら、親友ならという言葉に、どうしても諍えず、そのゲームを始める事になります。
まず困ったのは、レレ。実は、夜10時になると、秘密の恋人から写真が送られてくる事になっていて、それを何とか止められないかとペッペに相談するのですが、どうしようもありません。レレの妻カルロッタは、実は、出会い系をしていて、ちょっとした秘密が・・・。新婚のコジモは、ビアンカを愛しているが、モテ男なのでナイショで好き勝手をしています。ビアンカの方は、元彼から今の彼女とのセックスの相談を受けていて、コジモを裏切っている訳では無いので、知られても何てことは無いと思っています。
ロッコは、高校生の娘の良き理解者なのですが、妻のエヴァは娘を大切に思うあまり、厳しくしてしまいます。そこまで厳しくしなくてもというロッコと意見が合わず、ちょっとイライラしていて、実はエヴァにも大きな秘密が・・・。そしてペッペですが、本当に婚約者がいるのかと疑われているのですが、ペッペにはちゃんと婚約者が居て、お互いに思い合っているのですが、それをみんなに発表出来ない秘密が・・・。
こんな秘密を沢山持っている彼らが、携帯を晒す事になり、秘密が、一つ、また一つと暴かれて行きます。見られたくない部分を晒す事になった彼らは、どう繕っていくのか。それを繕うことが出来るのか。はたまた、彼らの未来はどうなって行くのか。たった一夜の月食の食事会で、彼らが無くしてしまうものの大きさはどれ程のモノなのか・・・。しかし・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、笑い半分、恐怖半分でしたねぇ。誰だって、これだけは話したくないという恥部がある訳でしょ。それがイマドキは、すべて携帯（スマホ）に詰まっているので、そこを晒してしまったら、やっぱりマズいよねぇ。まして、イタリアの話なので、やっている事が凄いのよ。まぁ、私は、あまり知らないけど、日本でも、こんなに浮気とかしているもんなのかしら。いくらなんでも、夫の友人ととか、出会い系で知り合った男ととか、そんなに盛っちゃっているのかな？スミマセン、私、今、落ち着いてしまっているし、仕事中心の生活になっているので、夫だけで十分なんですよねぇ。スマホだって、見られても全然平気。入っているのは、仕事の予定と映画の予定位だもん。寂しいもんです。
それにしても、浮気真っ只中とかの人達は、そりゃ、携帯を見られたら困るよね。それに、お互いに見ない方が良いと思うのに、なんで、そんな提案をしちゃうのかなぁ。自分だって、ヤル事やってんのに、見せあおうなんて、あり得ないでしょ。私だって、もし、自分が、この人達のように、色々、男作ったりしていたら、携帯なんて見せあおうなんて、絶対に言わないと思います。それに、夫のも見たいと思わないよ。自分が浮気しているなら、きっと夫だってやってるもんね。知りたくないでしょ。
面白いと思ったのは、隠そうとすればするほど、変な方に探られて行っちゃって、どうしようもなくなって行くっていう事。早めにぶっちゃけていれば、そこまで探られてなかったのにぃ～って感じの事もあったりして、大笑いしちゃいました。もう、バレるなら、早めに告白しちゃいましょうね。そうすれば、それ以上の事があっても、知られないで済むかもしれないから。ま、最後には、ほっとする展開にはなるんですけどね。（笑）
この映画、私はお薦めしたいと思います。面白いですよ。やっぱり携帯は、みんなで晒すものではありません。夫の浮気を疑う妻が盗み見るという話は良く聞きますが、出来ればやらない方が良いと思いますよ。でも、離婚する為の証拠が欲しいなら、ぜひ、見るべきです。（笑）でもねー、人間が生きていれば、知らない方が良い事って思っているより多いので、何処までも相手を知りたいと思う欲求は、ある程度で止めた方が自分の為ですよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。