「アンダーカバー」それぞれの考え方はあるだろうけど、テロで人を動かそうとするのは間違ってます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「アンダーカバー」を観てきました。

 

ストーリーは、

アメリカで放射性物質セシウム6缶の行方がわからなくなり、首都ワシントンを標的にした大型テロの可能性が浮上した。FBIは白人至上主義者のカリスマ的存在であるダラス・ウルフの情報を収集するため、若手捜査官ネイトに潜入捜査を命じる。自らの頭をスキンヘッドにして白人至上主義者になりきったネイトは、ウルフと面識のあるネオナチ青年ビンスの仲間になることに成功するが……。

というお話です。

 

 

FBI捜査官のネイトは、頭が良くインテリですが、周りの体育会系の捜査官から浮いていて、ちょっとイジめられるような存在でした。そんな彼に、上司の女性捜査官が可能性を見出し、彼を潜入捜査官として起用しようと考えます。先日、放射性物質のセシウムが6缶盗まれたようだと言う情報が入り、首都ワシントンを標的としたテロの可能性があると報告が上がってきたところだったんです。

 

 

テロをおこしそうな可能性があるのは、白人至上主義者のカリスマ的存在である、ラジオDJをしているダラス・ウルフ。しかし、ダラスの姿を見た者がいないので、誰がダラスなのか分かりません。ダラスに近づきそうな若い白人至上主義のグループに近づき、その仲間となって、ダラスが何処に居るのか、どんな人物なのかを探れと言われ、ネイトは、スキンヘッドにし、彼らに近づきます。

 

 

白人至上主義を語る人物たちは、インテリが多く、教養も高いので、ネイトなら溶け込めると言って、上司は潜入させます。そして、ネイトは、ダラスに近づき、また、その周りにいる、幾つもの団体に接触し、どの団体がセシウムを持っているのかを探ります。とても上品で、マトモな仕事に就いている上流の団体は、いつも穏やかで、荒っぽい団体を見下しているのですが、そういう彼らが一番怖そうだと気が付きます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

ダニエルくんが主演ということで、これは観なくちゃと思って、行ってきました。私的には、面白いと思ったのですが、あまり人気が無かったのか、チラシも何も作られていませんでした。これ、実在のFBI捜査官の話を元に作られているんです。潜入捜査をして、テロを防いだのだと思いますが、こんな風に、簡単にセシウムが盗まれて、普通にガレージとかに置かれちゃっていると言う事に、凄く驚きました。周りに子供とかが居たけど、平気だったのかしら。缶が密閉されていれば、何の問題も無いのかな。

 

 

それを使って、テロをしようとするのですが、そんな事しても、誰も共感なんてしないのに、なんでするんだろう。イスラム国とかがテロをするのは、分からないでもないのですが、アメリカ国内で、自分たちが住んでいるところで、白人至上主義を主張する為に、テロを起こすって、自分たちの首を絞めているようにしか思えないのですが、どういう考え方なんだろう。

 

先日、「グリーンルーム」という映画でも、”ネオナチ”の団体が決起集会みたいのをしている所が事件の現場になっていたのですが、アメリカは、色々な組織が出来ていて、あまりまとまりが無いのかしら。まぁ、日本も、変な宗教もあるし、先日、変な小学校を作るとかいう人も出て来ていたし、変わった考え方の人も増えてきたのかしら。

 

 

ネットの普及で、沢山の人が自分の考えを発言出来るようになったし、それを宣伝出来るから、なんだか、怖ろしいですね。自分と考えが合わなければ攻撃目標にするとか、平気で考えちゃう人がいるから、気を付けないと怖いです。やっぱり、テロ対策法案とか、反対している人もいるけど、ある程度は規制して欲しい。じゃないと、駅とかショッピングセンターとかで爆弾とか使われちゃったら、沢山の人が死ぬわけだし、自分の家族や友人、もしかして自分が死ぬかも知れませんもん。考えて欲しいです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。でも、もう上映は終わっちゃったので、DVDで出るといいけど、出たら、観てみて下さいね。

ぜひ、楽しんでください。カメ

 

 

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