「傷物語III 冷血篇」を観てきました。
ストーリーは、
怪異の専門家・忍野メメの助言を得た阿良々木暦は、3人の強敵との戦いに勝ち、美しき吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの四肢を取り戻すことに成功する。しかし、再びキスショットのもとを訪れた暦は、吸血鬼という存在の恐るべき本質を知ることになる。
というお話です。
キスショットの四肢を3人のヴァンパイアハンターから奪い返した阿良々木暦は、キスショットの身体を元に戻し、そして、もう一つ、欠けていたパーツを忍野メメから受け取り、これで彼女の身体は完璧な状態に戻った。全てを手に入れ、力が戻ったキスショットは、暦を人間に戻す前に、少し話をしないかと持ち掛ける。
それまでにあった事を思い出しながら話す2人。それ程長い時間では無かったのだが、あまりにも多くの出来事があり、暦にとっては、信じられないような事ばかりだったのだ。そんな話をしていると、お腹が減ってきている事に気が付く。キスショットも、お腹が空いてきたと言い、暦は、何か買ってくるからと、そこから出かけて行く。
建物に戻ってきて、キスショットの元に行くと、彼女は前屈みになり、何かを食べている。良く見ると、ギロチンカッターを食べている事に気が付く。考えて見れば、彼女はヴァンパイアであり、人間を餌としか思っていないのだと言う事を思い出す。ギロチンカッターの頭を抱えながら食べる、その姿を見て、暦は気分が悪くなり、その部屋から走りだす。
暦は、キスショットを助けてしまった自分が、人間を捕食する敵を生かしてしまったと言う事に気が付く。本当は、殺さなければならなかった、人間の敵であるのに、自分の気持ちを優先させて、助けてしまった。そんな自分を責めて、このままではいけないと思い、キスショットを殺さなければいけないと思い始める。
キスショットも、暦が彼女を敵だと認識した事に気が付き、2人は最後の戦いを始める為に、広い競技場に降り立つ。それを観ていた羽川翼は、キスショットがやろうとしていることに矛盾を感じ、もしかして彼女は暦に何かを望んでいるのではないかと思い始める。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
このシリーズ、やっと終わりました。と言っても、話は、まだまだ続くのだろうと思いますが、一応、キスショットと阿良々木暦の話は一応、収まりが付きました。前の2作と続けて考えてみると、話は面白かったのかなって思います。まぁ、話よりも、私は、映像の面白さに惹かれましたが。
この映画、やっぱり映像が素晴らしいと思いました。普通のベッタリしたアニメとは一線を画しているんです。本当に美しい。この映像で、3部作では無く、1本でガッツリ作れれば、アカデミー賞とかも狙えるんじゃないの?こういう映像のアニメ、もっと観たいと思いました。
それにしても、初日に行ったからなのか、シネコンの一番大きなスクリーンが、満杯でした。そんなに、このアニメ、人気があるのかな?話としては、それ程、他のアニメや小説とかけ離れて素晴らしいモノでは無いし、ま、一言で言えば、良くあるようなヴァンパイアものなのですが、何でこの映画だけ、こんなに混んでいたんだろう。不思議でした。ほとんどが男性で、ちょっとオタク系の人ばかりだったかな。何故に?と思ったけど。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。だけど、これ、前2作を観ていないと、ほとんど解らないと思います。それに、この世界観も、最初は違和感があると思います。私も、このシリーズの1作目を観た時、普通と違う映像や、話の進み方で、辛かったですもん。受け入れるまでは、”ナニコレ?!”と思って、そのまま二度と観なくなる人もいるかなと思います。好き嫌いがガッツリ分かれそうな映画なので、それを判って観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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