「インフェルノ」わざわざヒントを残すなんて、本当に人類を救う気持ちがあったのかしら。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「インフェルノ」を観てきました。

 

ストーリーは、

ハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院で目を覚ます。謎の襲撃者に狙われたラングドンは、美しい女医シエナ・ブルックスに助けられて病院を脱出。何者かから追われる身となったラングドンとシエナは、生物学者ゾブリストが人類増加問題の解決策として恐ろしい伝染病を世界に広めようとしていることを知る。そしてゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」になぞらえて計画を実行していることに気づき、阻止するべく奔走するが……。

というお話です。

 

 

ハーバード大学のラングドン教授は、目覚めると病院のベッドに横たわり、数日分の記憶を無くしていました。ベッドの側には医者のシエナが付いていて、彼に状況を説明します。しかし、ラングドンは思い出せません。何があったのか思い出そうとしていると、突然、病室の前で銃声がして、看護師が殺され、犯人が迫ってきます。医者のシエナは、直ぐに病室のドアを閉めて、裏にある通路からラングドンを連れて逃げ出します。

 

 

何が起こっているのか、全く見当がつきませんが、逃げるしかありません。シエナに連れられ、走りながら、生物学者であり億万長者であるゾブリストが、人類増加問題の解決策として伝染病をまき散らそうとしていることを知ります。詩人ダンテの抒情詩「神曲」の「地獄篇」にヒントを残し、彼は死んでしまい、計画がどうなっているのか分かりません。

 

 

計画を止めることが出来るのか。ラングドンは、シエナに連れられながら、フィレンツェ、ベニスを周り、ゾブリストが遺した足跡を辿っていきます。彼らを追うのは、ある組織から派遣されたイタリア警察に所属する女性。ラングドンを殺すように指示され彼を狙ってきますが、何とか逃げおおせます。そしてサンマルコ寺院に辿り着き、謎を解くのですが、またも追手が近づいて来て逃げようとすると、今度はシエナがラングドンを裏切ります。

 

今度の追手はラングドンを使って伝染病の菌を手に入れて、金儲けをしようとしている奴らでした。もう捕まってしまうと思ったラングドンですが、ある人物が現れ、助けられます。そして、これまでの混乱が何だったのか、その人物より真実が語られ、何とかしてゾブリストの計画を止める為に、2人で動き出します。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

うーん、ダン・ブラウンのラングドン教授のシリーズだから、面白く無い訳では無いのですが、やっぱり、ダ・ヴィンチ・コードに比べると、劣るなぁと思ってしまうのは何故だろう。トム・ハンクスが年を取って、鋭さに欠けるからかしら。前よりは、動きが鈍くなったし、どーも、謎解きが簡単すぎるのよねぇ。まぁ、謎解きはトムさんが悪い訳では無いのですけど。

 

この人類が増えちゃったから、伝染病を撒いて、ある程度減らすっていう考え方、私、間違っているとは思いません。だって、自然淘汰されないなら、誰かが意図的にやるしかないですよね。だけどね、このゾブリスト、アホかと思ったんだけど、そんなに偉そうに人類の為だと言うなら、自分の責任で、自分で撒きなさいよ。責任感がなさ過ぎるんです。

 

 

もし、自分の研究で、あと100年で人類が滅亡するって計算が出たのなら、それを阻止するために、誰にも知らせずに伝染病を撒きましょう。何で偉そうに演説をするんだよ。一般の人は、何も知らずに死んでいく方が楽でしょ。その死が100年後の人類を救う事になるなら、それで良いんです。最後まで、自分一人がやった事だと言って背負って行くのが、天才的な頭脳を授かった人間の役目でしょ。わざわざ、ヒントとか残すなっつーの。そんな事してるから、周りが面倒な事をしなくちゃいけなくなるでしょ。自分で撒いて、責任を取るなら、今は悪魔と呼ばれても、何百年後は地球を救った救世主となっているかもしれません。

 

 

それから、この謎の組織、クライアントの為なら何でもやるらしき事を言っているくせに、ゾブリストのビデオを死んだからってすぐに観ちゃったりして、それ契約違反だからね。どんなに犯罪になろうとも、言われた通りに遂行するのが、完璧な組織なんじゃないですか。そんなんじゃ、誰も信用しなくなるよ。

 

私の好きなオマール・シーが悪役で出ていましたが、彼の顔を見ると、悪い人には見えず、ちょっと可哀想になってしまいました。彼は良い人の役の方が似合います。今度は良い人をやってね。

 

 

沢山文句を書きましたが、この映画、面白いです。私は、お薦めしたいと思います。だって、面白いからこそ、文句が増えるんであって、面白く無かったら、途中で捨ててるもん。ちょっとラングドンが年を取っちゃったけど、楽しめますよ。イタリアの観光地を楽しんで観てください。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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