「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」の吹替え版を観てきました。字幕が観たかったのに、既に、やっていなかったんです。最悪でした。
ストーリーは、
ロンドンの児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィーは、真夜中に窓から入ってきた巨大な手に持ち上げられ、「巨人の国」に連れて行かれてしまう。ソフィーを連れ去ったのは、夜ごと子どもたちに夢を届ける、優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)だった。ひとりぼっちのソフィーは、自分と同じく孤独なBFGと心を通わせていく。
というお話です。
ロンドンの養護施設で暮らすソフィーは、夜の魔女の時間と呼ばれる3時に起きていて、本を読むのが日課でした。そんなある日、夜中に起きていると、不思議な物音に気が付きます。窓の外を見ると、なんと巨人と目が合ってしまいます。驚いたソフィーはベッドに潜り込むのですが、巨人が窓の外からソフィーを巨人の国に連れ帰ってしまいます。
驚くソフィーは、何で捕まえたんだと聞くと、見られちゃったし、君が寂しそうだったからとBFGは話します。彼の家に着くと、彼は、色々な人の”夢”を集めているらしく、部屋の中に沢山の夢の籠が置いてあり、美しく光っていました。
人間の世界に戻りたいと思いながらも、巨人の家を楽しんでいるソフィーですが、BFGは、巨人の中でも小さくて、他の巨人たちに虐めを受けていました。BFG以外は、人間を食べ物だと思っているので、ソフィーの匂いに感づき、食糧の人間をよこせとBFGの家の中まで侵入してきます。家の中をボロボロにされてしまったBFGは、それでも自分だけ小さいので反撃が出来ず、泣き寝入り。しかしソフィーは許さず、味方を探せばよいと言い、イギリスの女王陛下に頼んで、軍に手助けして貰うという計画を立てます。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
子供用の映画ですよね。ロアルド・ダールの小説って、子供向けのお話だったりしても、結構、グロいというか、ブラックユーモア含みのモノが多くて、ちょっと怖いんですよね。私はぶらっくなモノは好きなのですが、このBFGは、ちょっとダメだったなぁ。別に、話がイヤなんじゃなくて、この映画のキャラクターが恐かった。日本人の美意識というかカワイイとかの観点から行くと、この巨人たち、キモいんですよね。いつも言うのですが、アメリカのかわいさって違うよね。キャベツ人形とか、あちらの人形って不気味でしょ。チャッキーとかあり得ない人形だよね。
BFGは、もちろんキモかったけど、女の子も全然可愛く無くて、頭は大きいし、顔も可愛くないし、観ていて不快にしかならず、途中で出たかったくらいだけど、ガマンしました。うーん、私には合わなかった作品だったようです。BFGを演じていた俳優さんは、すごく有名な方だけど、絵になってしまうと、あんなにグロくなるんですね。マジで怖かったです。
それと、イギリスの女王に会いに行って、直ぐに受け容れられるとかって、さすがに子供向けのおとぎ話だと思ったんですけど、ま、どーでもいいかって気持ちになったので、別に、良いです。なんか、いつも孤児の子がお金持ちに拾われて幸せになりましたっていうのが、一番良い子供向けの話ってなってしまうのが、いつも嫌なんです。日本のおとぎ話でも、お金持ちになるのが幸せだっていう結末が多いですよね。お金持ちだからって幸せにはなりません。どうして子供にそんな事教えるのかしら。昔から不思議なのよね。一寸法師でも、花咲か爺さんでも、みんな、お金持ちになってめでたしだから、納得いかないのよね。ま、お金はもちろんあった方が良いけど、それだけで幸せにはならないって事を子供には教えて欲しい。
スミマセン。私、この映画、ダメだったので、お薦めできません。キモかったです。これはダメでしょ。話としては、悪い巨人を倒して、めでたしだったんだから良いのかも知れないけど、私はダメだったなぁ。ゴメンナサイ。気になったら、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント|映画情報のぴあ映画生活
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