「白い帽子の女」観た後に離婚申請報道を見て驚いたけど、職場が同じ夫婦って有りがちよね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「白い帽子の女」の試写会に連れて行って貰いました。

 

ストーリーは、

1970年代、アメリカ人小説家のローランドと妻のバネッサは、南フランスの浜辺にあるリゾートホテルにバカンスで訪れる。村の小さなカフェに入り浸るローランド、ほとんどの時間をホテルの部屋で過ごすバネッサ。思いがけない不幸に向き合うことができずにいる2人は、ともに夫婦としての距離を感じていた。そんなある日、隣の部屋に若いカップルがハネムーンでやってくる。自分たちと対照的に輝かしい2人を、バネッサは嫉妬と好奇心のまなざしで見つめる。

というお話です。

 

 

1970年代、小説家のローランドと妻のバネッサは、南フランスの浜辺にあるリゾートホテルにバカンスに訪れます。バカンスに来たのに、2人は、何か影のようなものを纏っており、何かいわくありげな感じに見えます。そのリゾートの町には、雰囲気の良い小さなバーと海辺に建つホテルがありました。

 

 

2人はホテルに滞在し、ローランドは、小説を考えながら、一日、バーで過ごす事が多く、バネッサは、部屋から出る事は少ないようでした。そして、2人は夜になると喧嘩をしていて、何か問題があるようです。ある日、部屋で過ごしていたバネッサは、寝室のテーブルの裏の壁に穴がある事に気が付きます。その穴は、隣の部屋の寝室に繋がっており、隣の新婚夫婦の部屋が覗き見出来ます。驚いたバネッサは、イケないと思いながらも、その覗き穴から見る、隣の新婚夫婦に興味を抱きます。

 

 

隣の夫婦が気になりはじめたバネッサは、段々と外に出るようになり、隣の夫婦と交流を持ち始めます。そんな妻に付添い、ローランドも隣の夫婦が気になり始めます。そして、しばらくして、ローランドも壁に開いた覗き穴に気が付き、2人で隣の新婚夫婦を覗きながら、2人で会話を始め、段々と、その関係が改善されて行きます。

 

しかし、隣の夫婦の話を聞いていたバネッサが、ある事について反応し、彼らに嫉妬心を抱き始めます。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画の試写を観た後、直ぐに離婚申請報道が出たので、驚いちゃいました。映画の中でも、この夫婦、上手く行っていないんですよ。で、隣の新婚夫婦を覗いて、何となく意気投合して行くって感じなんだけど、なんか、笑ってしまうでしょ。

 

でも、話としては、一応、真面目な話なんです。ローランドもバネッサも、本当は愛し合っているんだけど、ある問題が2人の間にあって、2人とも、相手が許せないんじゃなくて、自分が許せないんです。そして近づきたいんだけど、上手く近づけないって感じで、最初は、観ていて、なにが問題なんだよっ!ってイライラするんです。でも、その内、何となく問題がある事が解ってくるんです。

 

 

お隣の新婚夫婦は、とっても美しくて、幸せそうなんです。だって、メルヴィル・プポーとメラニー・ロランですもん、そりゃ、美しいっしょ。誰もが羨ましがるようなカップルで、こんな2人を観ていたら、そりゃ、こちらも燃え上がるでしょ。でもね、ちょっと違うんだな。バネッサは、その2人を妬んで、ある事をしてしまおうとします。やっぱり、女って恐いなぁ。

 

 

もちろん、大事になる前にローランドが止めますが、何とも後味の悪かったです。でもね、そんな事があって、2人は向き合い始めるんです。でも、他人を巻き込んで、自分たちの修復を図るなんて、酷い話だと思いませんか?迷惑だっつーの。こんな夫婦が居たら、マジで迷惑だと思うなぁ。(笑)

 

映像は、とても美しかったです。雰囲気の良い映画でしたが、イマイチ、話が暗いというか、モヤモヤしていて、フランス映画っぽいかなと思うと違うし、アメリカっぽくもないし、なんとも不思議な映画でした。

 

 

私は、まぁ、お薦めしても良いかなと思います。誰にでもお薦めは出来ないと思うけど、単館系の映画で、解決が付かなくても、まぁ、雰囲気で良いかなぁと思える映画でも受け入れられる方には、良いと思います。スッキリしたい方は、辞めた方がよいかな。これが2人を観られる最後かもしれないので、ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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