「AMY エイミー」を観てきました。
ドキュメンタリーなので、内容は、
2011年7月23日に27歳の若さで死去したイギリスの歌手エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーで、第88回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。06年発売のセカンドアルバム「バック・トゥ・ブラック」は全世界で1200万枚以上を売り上げ、08年の第50回グラミー賞では5部門を受賞するなど、世界で人気を集めたワインハウス。しかし、歌手として成功する一方、過激な発言などでプライベートも注目され、スキャンダルも多く報道された。そんなワインハウスの知られざる真実を、未公開フィルムやプライベート映像も交えて映し出していく。
というお話です。
エイミー・ワインハウスさんのドキュメンタリーなのですが、私、グラミー賞などで歌っている姿と、パパラッチに追いかけられている姿は見たことがあったのですが、これほど自然な彼女の顔を初めて観ました。歌を歌っている時は、とても大人っぽくて、強い女性に見えるのに、普段は、本当に普通の女の子なんですよね。驚きました。
普段は普通の女性だからこそ、優しくしてくれる男性に惹かれるし、相手に左右されてしまう。ドラッグにハマってしまったのも、夫が悪かったと思うのですが、でも、女なら解るよね、優しい男に、つい従って、付いて行ってしまう。彼と一緒のことをしたいし、彼が良いということを信じてしまう。誰か、彼女をしっかり支えて、悪い男と別れさせてくれる人がいれば良かったんだけど、親は彼女を金づるにしか思っていないようだったしね。
父親が酷いと思いました。彼女は、父親だから頼っていたけど、父親は、彼女を金づるにして、カメラを連れてきたり、契約に口を出したりして、エイミーが休みたいと言っても、休ませてくれなかったんですもん。酷い話ですよね。守ってあげるべき親が、無理に歌わせていたとしか思えないんです。
彼女の命を終わらせたのは、どう考えても、親と元夫とマスコミでしょうね。もし、あんな風に彼女を追い回すことをしないで、ゆっくり歌わせていたら、いつまでも素晴らしい歌声が聞けただろうに、あっという間に、その命を潰してしまうなんて、腹立たしいことです。本当に、エイミーは、出会いが悪かったんですね。

それにしても、彼女の歌は、素晴らしいですね。あの姿から、あの声が出てくるとは思えませんでした。ジャズの上手い女性って、どーも、私のイメージでは、ぽってり太っているような気がして、痩せていて、あの声が出るって不思議でした。ジャズを良く知っていらっしゃる方は、痩せている女性歌手の方もご存じだとは思いますが、あくまで、私のイメージです。底から響いてくるような声に、映画ながら、鳥肌が立ちましたもん。
この映画では、彼女の遺体を運ぶ場面まで映っており、死んだ後でも、晒し者になってしまっている彼女を観ながら、なんか、彼女の人生を見せてくれるドキュメンタリー映画は嬉しいけど、でも、それをも金儲けにして公開している彼女の取り巻きって、なんなんだろうと考えてしまいました。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。エイミーが可哀想と思いながらも、輝ける人生を駆け抜けるように生きた、その証を確認してあげて欲しいなって思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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