「生きうつしのプリマ」を観てきました。
ストーリーは、
思いつめた声で父から呼び出されたゾフィが目にしたのは、1年前に亡くなった母エベリンと瓜二つの女性を報じたネットのニュースだった。その女性はメトロポリタン・オペラで歌う著名なプリマドンナのカタリーナで、カタリーナのことをどうしても知りたいという父は、ゾフィを強引にニューヨークへと送り出す。ゾフィはカタリーナに振り回されながら、カタリーナと母の関係を探る中で、母には家族の知らないもう一つの顔があったことが明らかになっていく。
というお話です。
歌手のゾフィの所に父親から思い詰めたような、切羽詰まったような電話がかかってきます。１年前に亡くなった母親エベリンと瓜二つのオペラ歌手がネットに載っていると言うんです。観てみると、本当に、生きうつしのような容姿であり、年齢は、ゾフィよりちょっと上かなと言う感じ。他人の空似でしょというゾフィに、父親は、彼女を調べて欲しいと頼みます。父親の必死の願いを聞き、仕方なく、1人、ニューヨークへ向かうゾフィ。
ニューヨークに着き、オペラ歌手のカタリーナを探して話を聞こうとするのですが、彼女は好意的では無く、簡単には話が聞けません。仕方なく、色々な方面から、カタリーナの事を調べ始めたゾフィは、カタリーナの母親が、エベリンと知り合い出会った事を知り、カタリーナの母親に聞こうとするのですが、認知症を患っており、詳しい話を聞くことが出来ません。ゾフィは、自分の母親が、母親の顔以外に、他の顔も持っていた事を知る事になり、どう考えても、父親が知っているハズだと思い、父親を問い詰めるのですが、父親は頑として話してくれません。
カタリーナの母親が持っていた写真にエベリンが映っていて、どうも、2人でヨーロッパで過ごしている写真のようでした。父親の問い詰めると、父親が仕事で忙しかった頃、ヨーロッパで歌の勉強をすると言って、よく1人でヨーロッパに滞在していたとの事。そして、父親がエベリンと結婚する時、妊娠していて、中絶したとの話も聞きだします。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、この映画、キレイそうに描いているけど、私には、ただ、エベリンが優柔不断な女性で、ハッキリ言って、男性を弄んでいたようにしか思えないんです。だって、普通なら、好きな人がいるなら、その人と結婚するでしょ。まして、妊娠していたら、他の人と結婚なんて、考えないハズなのに、どんなに相手が強引だろうと、それは、おかしいでしょ。自分の利益を考えたとしか思えないです。
カタリーナは、確かにエベリンの娘なんだけど、自分で産んでおいて、直ぐに人に預けて、そのまま音信不通だったなんて、それも酷い女だよなぁと思うんですけど。いくらコッソリ産んだからって、何の連絡もしないなんて、酷いと思いませんか？
このエベリンが、しっかりした女性で、男を渡り歩かず、この人が好きだと言って、その人に付いて行っていれば、何の問題も無かったのに、ヤリマンとは言いたくないけど、そうですよね。彼女のせいで、誰もが傷ついて、辛い思いをしなければならなかったんです。もし、カタリーナの父親でなく、ゾフィの父親を愛していたなら、中絶すべきだったと思います。もし、宗教的に無理なら、養子に出すのも仕方ないけど、でも、ゾフィの父親を本当に愛していたなら、告白出来たハズなんですけど。ずーっと騙していた訳でしょ。夫も娘も、カタリーナの父親である人も、カタリーナも、カタリーナを育ててくれた母親も、誰もが、振り回されて、今になって、辛い思いをしている。
まぁ、色々解って、スッキリしたのかも知れませんが、エベリンさえ、マトモな女だったなら、こんな事は起きていなかったと思うと、ムカつきました。こういう女、嫌いなんだよなぁ。八方美人で、男に強引に押されたら、直ぐに寝てしまうなんて、下半身が軽すぎる。そんな女性の娘に生まれたゾフィもカタリーナも可哀想だなって思いました。
私は、この映画、お薦めともお薦め出来ないとも言えないかな。とりあえず、邦題は良いし、世の奥様方、お嬢様方は観たがりそうだけど、これ、良ーく考えて観て欲しい。綺麗に描きながらも、只のヤリマン女のお話だったって事を。父親が強引だったのかも知れないけど、でもね、どんなに強引でも、断れるんだよ。本当に好きな人が居ればね。流されるダメ女の典型を、良く観てきてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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