「ペレ 伝説の誕生」を観てきました。
ストーリーは、
1950年、優勝確実と言われた自国開催のFIFAワールドカップで優勝を逃したブラジル代表。スラムで育った少年ペレは、母国チームの敗退にショックを隠せない父の姿を見て、いつか自らの力でブラジルをW杯で優勝させることを誓う。そして58年のW杯スウェーデン大会。プロチーム入団からわずか18カ月後の17歳のペレは、当時史上最年少でのW杯出場を果たし、崩壊寸前だったブラジル代表を優勝へと導いていく。
というお話です。
ブラジルの貧しい地域に産まれたエドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント。彼は、父親がサッカー選手だった事もあり、子供の頃からサッカーをいつもやっていました。父親は、良い選手だったのですが、足を痛めてサッカーを辞めざるを得ず、今は施設のトイレ掃除の仕事をしています。貧しい生活の中でも、エドソンは、サッカーを仲間と楽しんでいましたが、ある日、金持ちでも貧しくても参加出来るサッカーの試合がある事を知り、友人と参加する事にします。靴も無く、ユニフォームは端切れを縫ったもの、そんな状態でも、彼らは勝ち進み、決勝で敗れるのですが、エドソンに目を付けたスカウトが両親に名刺を渡します。
しばらく経ち、父親からサッカーの技の手ほどきを受けて、どんどん上達したエドソン。子供の頃にからかわれた”ペレ”という愛称で呼ばれ始め、最初は嫌がっていたのですが、段々と、それが彼の呼び名として浸透して行きます。そして、彼の才能を開花させようと、母親はスカウトに電話をし、ペレは、サントスFCのキャンプに参加します。
苦しい練習に耐えて、17才でワールドカップに参戦し、ブラジルを優勝に導くことになります。そして、それから3度のワールドカップ優勝を経験し、その記録は破られていません。プロを引退した彼は、今も、サッカーを世界に広めるべく、活動をしています。という映画でした。
実は、あまり興味が無かったのですが、観に行ったら、凄い人だって事を知り、サッカーって面白いって、凄く思いました。TVでダイジェスト版とかで見ていると、あの凄い妙技っていうのかな、映画の中では、確か、ジンガって言っていたかな。その昔は、ブラジルで身を守る為にやっていた格闘だと言っていましたが、それが禁止されて、それを取り入れてサッカーの技術を磨いたらしいんです。
だけど、このジンガを取り入れたサッカーで、ブラジルのチームは、ワールドカップで負けたらしく、その失敗から、サッカーはヨーロッパ式を取り入れて、ジンガを使うサッカーは排斥されたらしいんですね。でも、ペレは、自分の国の技を使って何が悪いんだって思って、ジンガを取り入れたサッカーを始めたら、W杯で優勝したって事なんです。スゴイでしょ。
確かに、あの1人で何人も抜いていく技って、凄いですよね。ボールが選手の足に吸い付いているように見えて、どうなっているんだろうって、凄く不思議に思いますもん。あれが技なんでしょうけど、素晴らしいものですね。今は、沢山の人がジンガをサッカーに取り入れて、技を磨いているようです。やっぱり、自分たちのルーツの中にある技とか教えって、どんなに言われても、無くしちゃいけないと思うんです。日本だって、同じ。私たちの、日本人のルーツを忘れちゃいけないし、どんなに世界からおかしいと言われようが、日本人には当たり前の事だと、大きな声で言うべきだと思います。
そんな強い意志の力を、このペレの映画は教えてくれました。サッカー、面白いね。一時、ハマっていたけど、最近、全然、見なくなっていたんです。だって、面白く無いし、弱いんだもん。でも、ちょっと、また観てみようかな。日本がもう少し強くなってくれたら、楽しめるんだけどなぁ。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。この映画は、誰が観ても楽しめると思いますよ。派手なアクションとかでは無いけど、必ず、何か、考えさせてくれると思います。出来れば、若い子に観て欲しいな。サッカー少年とかに見せてあげて欲しいです。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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