「セトウツミ」いつまでも観たくなる映画でした。サザエさんみたいにやってくれないかな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「セトウツミ」を観てきました。


ストーリーは、

高校2年生の内海と瀬戸は、放課後いつも河原で喋りながら一緒に過ごしている。くだらない言葉遊びや好きな女の子の話。時にはちょっと深い話もする。そんなふたりを見守っているのは同級生の樫村。瀬戸は樫村のことが好きだが、樫村は内海が気になっていて……

というお話です。


セトウツミ

この映画、内容を追って行こうと思ったんですけど、上記のあらすじ以上の事を書いてしまうと、ネタバレなんですよねぇ。いや、マジで、この映画、超!超!面白いんですけど、ネタをばらしてしまうと、ショートストーリーが0~6話まであるのと、エピローグだったっけな。とにかく、8話くらいなんで、その一つ一つを解説しちゃったら、面白く無くなっちゃうのよ。

セトウツミ

なので、気になったちょっとした部分のみを、感想と一緒に書いていきますね。

まず、瀬戸と内海は、なーんか、性格も生まれも全く違うんだけど、気があって、仲良くなっているんです。大阪の河っぺリで、座って、ダラダラとずーっと話をしているんです。あの彼女が気になるとか、メールアドレスが聞けたとか、バレンタインデーにチョコを何個貰ったとか。そんな、アホな日常の事を、2人で止めどなく話していく姿を描いているんです。

セトウツミ

んーとね、瀬戸が猫を飼っているらしいんだけど、その猫が、もう年をとっていて、そろそろ寿命だって医者に言われたらしくて、母親が最後だからって、輸入の高級ネコ缶を購入してやっているみたいで、そんな高いネコ缶の事で、夫婦喧嘩が起きて、離婚するかも知れないとかっていう話になっていて、その猫=みーにゃんは、寿命って言われてから2年も生きていて・・・。なんか、もー、どーでもイイでしょ。(笑)

セトウツミ

こんな話を延々としているのよ。もう、耐えられないくらい、好き!大好き!こんな2人、大好き!この好きさ加減を伝えられないわっ。このゆるさ加減は、もう、堪りません。ずーっと観ていたいような気がしました。いや、ずーっと観ていたい。そんな2人なんです。

セトウツミ

もひとつ、「世界ふしがある選手権」(だったと思う。)が好きだったなぁ。この”ふし”ですが、良く、会話の中で、例えば「泣いていたふしがある。」とか、「使っていたふしがある。」とかっていうでしょ。その”ふし”を会話の中に入れて言い合うっていう選手権なんだけど、内海ったら、超バカにして、それなによとか言っているくせに、ちょいちょい”ふし”を入れてきて、瀬戸と戦っているのよ。もう、バカでしょ~。内海は、学校でも成績が上位だから、頭が良いのよ。瀬戸と戦ったら、どう考えても、内海が勝つだろうと思うんだけど、そこは、なんか、上手くやっていて、楽しいのよね。

セトウツミ

なんか、この映画を観ていると、自分も、2人の横で、その話を聞いていて、つい、一緒に混ざって会話に加わっているような、そんな気持ちになってくるんです。大森監督って、こういう雰囲気の映画、上手いですよねぇ。”まほろ”もこんな感じだし、”ケンタとジュンと~”も、ちょっとこんな雰囲気があったでしょ。今回の「セトウツミ」は、そんな大森さんだからこその作品だったんじゃないかと思いました。

この映画、あまりにも良くて、マジで面白い、楽しい、好き、しか感想がありません。なんか、これ、毎週、サザエさんのように、15分くらいで良いから放送して欲しいな。それくらい、長く観ていたくなるような作品です。

セトウツミ

私は、超!超!超!お薦めしたいと思います。久々に、私の中で、邦画で大ヒットだと思います。私、こういう映画、好きなんですよねぇ~。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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