「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」を観てきました。
ストーリーは、
平凡な男子高校生・大助は、修学旅行中に交通事故に巻き込まれ死んでしまう。目覚めるとそこは、深紅の空の下で人々が責め苦を受けるホンモノの地獄だった。戸惑う大助の前に、地獄専属ロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のボーカル&ギターで、地獄農業高校の軽音楽部顧問をつとめる赤鬼・キラーKが出現。現世によみがえる方法があることを知った大助は、大好きなクラスメイト・ひろ美ちゃんとキスするため、キラーKの厳しい指導のもと地獄めぐりを開始する。
というお話です。
普通の高校生・大助は、クラスメイトのひろ美ちゃんが好きなのですが、どうしても告白する事が出来ません。近くまでは寄って行くのですが、顔を見ると、どうしても”好き”の一言が言えません。修学旅行では、寝込みを襲うチャンスが巡ってくるのですが、あと一歩のところでキスをする事が出来ず、先生に引き離されてしまいます。
移動中のバスの中、ひろ美ちゃんの近くに座りたい大助は、友人の松浦と取引きして、何とかひろ美ちゃんの隣に座った大助は、ひろ美ちゃんとイイ感じになるのですが、これは!と思った瞬間、バスが事故ってしまい、亡くなってしまいます。
ふと気が付くと、見慣れない場所で、五月蠅いギターが聞こえていて、何だと思い起きると、そこには地獄のロックバンド”ヘルズ”のボーカル&ギターのキラーKが立っています。なんで自分だけ地獄なのかと問いただすと、フライング?と、のたまいます。おいおいって事で、輪廻転生して、もう一度、ひろ美ちゃんに逢いたいと、閻魔大王の前で懇願するのですが、どうしても畜生(動物など)に転生してしまいます。
インコ、犬、アシカ、ザリガニ、などに転生し、とうとう人間に転生出来るのですが、これが、また、トンデモナイ転生であり、チャンスを失くしてしまいます。キラーKが言うには、地獄のバンド大会で優勝すれば、天国に行く事が出来るから、バンドの練習をすれば良いと言われ、キラーKの指導の下、バンド大会で優勝する為に、訓練を重ねるのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、面白かったわぁ~!大笑いしっぱなしで、とにかくキャラクターが濃いので、飽きないんです。あの長瀬くんの美しい顔に凄いメイクをしちゃって、鬼にするって言うんだから、そりゃ、笑えるでしょ。もちろん、鬼になっていてもカッコ良かったけどね。
ま、宮藤さんの脚本、監督だから、面白く無い訳が無いんですけど。大人計画で、あれだけ凄いものを作っているんだから、映画だって面白いに決まっているもん。まして、出演者もつわもの揃いだったしね。古田さんや皆川さん、荒川さんなど、もう舞台で常連の方達が連なり、それに、長瀬くんや神木くんなど、美しどころも満載で、大満足でした。

神木くん演じる大助ったら、マジで普通の高校生役でしたね。上手かったなぁ。いや、マジで笑いました。天国が詰まんないって言いきるところが、良かったわぁ~。あの天国じゃ、居ても仕方ないよね。天国の描写を観て、私、「百億の昼と千億の夜」という漫画のゼンゼンシティを思い出しました。ゼンゼンシティは、やっぱり、一人一人がカプセルのようなところに入っていて、確かに楽だけど、面白く無いんですよ。私もどちらかと言われれば、地獄が良いなぁ。どーせ死んじゃっているんだから、それ以上、死なないでしょ。
それにしても、輪廻転生するって、面白かったな。インコやザリガニにも笑ったけど、やっぱり、一番はアシカかな~。アシカの激突死って、聞いたこと無いけど、あるのかしら。あ、それよりも、輪廻転生しても、意識が残っているところに笑えたかな。だって、恐いでしょ。蟻とか潰したら、それが自分の友達だったりする訳でしょ。文句を言われていても分からないから殺しちゃうけど、後々、覚えていられたら恐いよね。
私は、この映画、文句なく、超!超!お薦めしたいと思います。これは、面白かった。公開が、ちょっと諸事情で遅れたけど、そんな事、関係無い!面白いものは面白いので、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ|映画情報のぴあ映画生活
- TOO YOUNG TO DIE! 地獄の歌地獄/ジェイ・ストーム
- ¥2,700
- Amazon.co.jp
- 「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」 映画の宮藤官九郎 (キネマ旬報ムック)/キネマ旬報社
- ¥1,620
- Amazon.co.jp
- 中学生円山 DVDスタンダード・エディション/ポニーキャニオン
- ¥4,104
- Amazon.co.jp