「のぞきめ」を観てきました。
ストーリーは、
テレビ局の新米AD・彩乃は、ある青年の怪死事件を取材することに。その青年は、腹がよじれ口から泥を吐き出した恐ろしい姿で絶命しており、青年の恋人は「のぞきめ」の仕業だと怯えていた。彼らは大学サークルの合宿で山奥へ行った時から、ずっと何かにのぞかれているような気がしていたのだという。「のぞきめ」の真相を追う彩乃だったが、関係者にも次々と被害が発生し……。
というお話です。

ある青年が、自宅の部屋で、隙間や穴に目隠しのテープを貼っています。全ての場所に、神経質に貼っていて、何かを防いでいる様子。そんな彼に、彼女らしき女性が、何度も電話をするのですが、彼は電話に出る様子がありません。彼が、ふと、横を見ると、箱の持ち手の穴から、”目”が覗いていて、彼は悲鳴を上げて逃げるのですが、もう逃げ場はありません。そして、大きな悲鳴が・・・。彼は、マンションの非常階段から転落し、死んでしまいます。

テレビ局の制作部に勤める彩乃は、残業をしている時に報道部への電話を取り、怪死事件があったから、カメラを持って取材に行ってくれと頼まれます。現場に行き、カメラを回していると、死体がおかしな形をしている事に気が付きます。その後、気になって、現場周辺を調べ始めると、死んだ男性の彼女に出会い、彼と彼女の2人が、旅行先で呪いにかけられたと言い、彼は、その呪いのせいで死んだのだと話します。
彩乃はどうしても気になり、彼氏の信二と一緒に、彼らが行ったと言う、ある峠と、既にダムに沈んでしまった村に行ってみる事にします。すると、そこには、不穏な空気が漂っており、”のぞきめ”というバケモノが出るとの噂が。そして、2人は、その”のぞきめ”らしき、白装束のお遍路さんのかっこうをした少女に会ってしまいます。
信二は、少女の目を見てしまったため、”のぞきめ”に付きまとわれる事となってしまい、彩乃は、信二を助ける為に、”のぞきめ”の伝承を本に書き記した作家に会いに行き、”のぞきめ”の本当の話を教えて貰い、回避する方法を模索するのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。
いやぁ~、ハッキリ言いましょう。あまりに主人公の演技が下手過ぎて、顔の表情も無さ過ぎて、何なんだろうと思いながら、観てしまいました。久々に、超酷かった作品です。やっぱり、若いのに整形しすぎると、顔に全く表情が出ないというか、筋肉が動かないので、能面ですよね。ホラー映画だから、叫びとかでどうにでもなると思っているのかも知れませんが、ホラーこそ、表情の変化が大切なんだと思うんですけど。本当に、何とかして欲しいです。マジで、参りました。
こんな事書いていると、ファンの方に怒られると思うのですが、ゴメンナサイ、本当に、あまりにも酷くて、ガマン出来ませんでした。やっぱり、自然の顔でやってらっしゃる俳優さんたちを、生の舞台で観ているので、あまりの表情の違いに驚いてしまうんです。顔の形だけでかわいいというのを出したいのなら、写真集やグラビアだけにした方が良いと思いますよ。動いてしまうとアウトです。
お話ですが、”のぞきめ”という題材は面白いと思いました。”貞子”に近い感じですよね。子供なだけで、それほど変わりません。吉田さんが、のぞきめの案内役と言うか、のぞきめ側の人間なのではないかと思うのですが、彼を持ってきたから、なんとか、この映画、持ったと思います。少しは、恐さも出て来たのではないかと思います。
なんか、死体が胴の所で捻じれて内臓破裂をして、死因は喉に泥が詰まった窒息死と言う事なのですが、あまり、この意味が無いというか、もっと、スゴイ理由があって、そんな死体にしているのかと思ったら、ただ、昔殺された人が、同じ形だったらしいぞってだけなんですよね。そこ、もう少し、考えて欲しかったです。折角、わざわざ捻じってるんだから、酷いリンチがあって捻じれたとか、そんな事にしてくれれば、横溝正史っぽくなったのになぁ。

私は、この映画、お薦めできません。ホラー映画好きなら、まぁ、押さえておいても良いと思いますが、あまりにも演技が酷いので、お薦めが出来ないんですよ。それも何も、ガマンしてでも、板野さんが好きと言う方は、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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