「虹蛇と眠る女」を観てきました。
ストーリーは、
砂漠地帯の小さな街に引っ越して来たマシューとキャサリン夫婦。ある満月の晩、彼らの子どもたちが突如として姿を消してしまう。地元のベテラン警官レイらが捜索を開始するが、手がかりは全く見つからず、やがて夫婦に疑惑の目が向けられるように。次第に神経をすり減らしていったキャサリンは、先住民族アボリジニに語り継がれる神話「虹蛇の伝説」を知り……。
というお話です。
砂漠の中の小さな街に引っ越してきたマシューとキャサリン夫婦と娘と息子。息子・トミーは、新しい地域に馴染めず、夜中に家を抜け出しては、砂漠を彷徨ったりを繰り返しています。姉のリリーは、こんな田舎街は面白く無いと不満顔。この街に越してきたのは、実は、リリーが学校の先生を誘惑し、問題を起こしたため、その地域に居られなくなり、仕方なく、辺境の地に越してきたのでした。
リリーは、この地に来ても、奔放な性格は変わらず、相変わらず、男の子たちと遊び回り、何をしているか分かりません。弟は、そんな姉のお目付け役をさせられているのですが、姉に良いようにあしらわれて、結局は、姉に置いて行かれてしまいます。
マシューとキャサリンは、娘の教育を間違えたのかも知れないと悩みながらも、この地で何とかやって行こうとするのですが、あまり上手くはいきません。そんなある日の夜中、マシューが外を見ていると、トミーが砂漠に出て行く姿が見えます。あれ？と思い、声をかけようとすると、今度は、その後ろをリリーが付いて歩いて行きます。マシューは、とても疲れていたし、2人で出て行くなら、直ぐに帰って来るだろうと、高をくくっていました。
次の日、トミーもリリーも帰って来ず、彼らを探すのですが、一向に見つかりません。夕方になっても帰って来ず、キャサリンは警察に届ける事にします。街の人々に聞いて回るのですが、誰も2人の事を知らず、警察も捜査の手を広げてくれるのですが、2人は見つかりません。
砂漠の中で迷ってしまったら、２、３日で暑さの為に死んでしまうという土地のため、大掛かりな捜索をしているのですが、手掛かりはありません。そんな中、キャサリンは、アボリジニのお告げのような事を話します。虹蛇に飲まれたというんです。謎の言葉に振り回され、キャサリンの精神は、段々と壊れ、そんなキャサリンに追いうちを掛けるように、マシューが、”リリーは俺に全く似ていない。”と言います。
誰も助けてくれる人は居なくて、追い詰められたキャサリンでしたが、そんな時、マシューが、捜査とは全く反対側の砂漠で、トミーだけを見つけます。砂漠の中で1人倒れていたトミーは、ショックの為に、言葉を話しません。リリーの事を話して欲しいという両親の言葉にも、何も答えず、またも、キャサリンは、追い詰められて、１人、砂漠を歩いて・・・。後は、映画を観て下さいね。
なんか、この映画、何が面白いんだろう。うーん、私は、全く、この映画の面白さを見つけられませんでした。娘が奔放に育ってしまったのは仕方ないんじゃないの？母親も、その要素があるんだから、仕方ないし、それで、夫婦でいがみ合っても何も変わらないでしょ。
娘の事で夫婦でいがみ合うから、息子が構って貰えなくて、孤独になってしまって、徘徊するんじゃないの？なんか、悪循環ですよね。それなら、息子を猫っ可愛がりしてあげて、夫婦で仲良くしていれば、娘だって、自分もその中に入りたいと思って、近寄ってくるんじゃないかなぁ。なんか、最悪の夫婦でした。
虹蛇とかって、アボリジニの迷信を使っているけど、内容には、全く関係無いですよね。それ、別に、無くても良かったじゃん。だって、虹蛇なんて、関係無く、子供たちは、家出をしてしまうんだから。それは、アボリジニには関係無いですよ。ただ、母親が、自分がダメな事を、迷信のせいにしようとしているとしか思えないのよね。あのね、自分に向き合おうよ。母親なんだから、息子が夜中に徘徊しているのが解ったなら、悩みを聞くとか、一緒に徘徊に付き合うとか、やり方があったでしょ。
申し訳ないけど、私は、全く面白いと思えませんでした。な訳で、私は、この映画、お薦めできません。でも、有名俳優が出演しているので、それだけを観に行くなら、良いんじゃないかな？でも、内容は、面白く無いですよ。親に腹が立つだけ。気になったら、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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