「ライチ☆光クラブ」とうとう映画化!正義のタミヤとドス黒のゼラ!彼らを嘲笑うのは誰? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ライチ☆光クラブ」を観てきました。


ストーリーは、

工場からの黒い煙と油に塗れた「蛍光町」。その片隅の廃工場に存在する秘密基地「光クラブ」。醜い大人になることを拒み、永遠に美しくあることを選んだ9人の少年たちは、「最強の力」と「永遠の美」を手に入れるが、そのことをきっかけに世界が狂いはじめる。

というお話です。


ライチ

黒い煙と油に塗れた「蛍光町」。その町の中学に通う男子、田宮博、金田りく、田伏克也。3人は、小学生の頃から仲が良く、3人で廃工場に秘密基地を作り、3人の一文字「ヒ・カ・リ」を取って、「光クラブ」と命名し、そこを拠点に遊ぶようになります。そこへ、転校生の常川が現れ、彼も仲間に誘い、仲良くなって行きます。

14歳になった彼らは、今も廃工場を拠点とし、大人のように汚れるのを嫌い、自分たちの世界を造る事を目標に、計画を練っています。常川は、ゼラと名乗り、光クラブを統率し、その工場で、ロボットを作り、あることをさせようとしていました。ロボットは、完成に近づき、燃料はと聞くと、”ライチ”がロボットの燃料だとゼラが話します。

ライチ

完成したロボットをライチと命名し、ゼラは、美しい少女を連れて来いと命令します。しかし、ロボット・ライチに美しい少女という認識をさせることが難しく、何度言っても、美しい少女を集める事は出来ません。ある日、デンタクは、ライチに「人間である。」と認識させます。人間だと認識させられたライチは、美を感じることを始め、美しい少女・カノンを連れてきます。カノンを女王として、ゼラの言う「美しい世界」を作ろうとするのですが、ゼラは、光クラブの誰かが裏切ることを感じ、粛清を繰り返し始めます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

ライチ

やっと、映画が公開されました。公開されて直ぐに観に行ったのですが、またも、感想を書くのが遅くなってしまいました。うーん、あのね、私、原作も、舞台も観ていて、この映画を観たのですが、今一つ、映画は魅力が無くなっていたような気がします。

あのねー、グランギニョルじゃないのよ。残酷劇じゃなくなっているの。あまりにも、キレイになってしまっていて、ドクドクしい、汚い感じが無くて、映画として、沢山の人が観ても大丈夫なようにまとめられちゃっているので、パンチが無いんですよね。まぁ、仕方のない事だけど。

ライチ

舞台だと、結構、エグいことが出来るじゃないですか。だって、それが残る訳じゃないから。映画だと、やっぱりアノ「映倫」サマがある訳だし、それほど、グロいことが出来ないんでしょうね。一応、身体を二つ折りにするとか、頭を潰すとかの場面はあったけど、一瞬で終わるし、まして、ほとんど血が飛び散らないから、それほど臨場感も無く、便器で殺すとかは無かったし、先生の内臓が落ちるとこも、ポタポタッ、くらいで、内臓に見えなかったもん。ジャイボが、内臓を持って、”こんな汚いものが入っている。”っていう場面も無かったしね。残念でした。

ライチ

キャストは、イケメン揃いで、それぞれ、キャラクターに似ているようになっていたけど、やっぱり、ゼラが可愛すぎますねぇ。私のゼラのイメージは、「及川光博」サマなんですよ。どんなに年齢が行ってしまっても、彼しか居ないの。あの細長い目で、細面で、ツルンとした美しい顔で、「メスブタ!」と言って欲しい。かわいい顔だと、イマイチ、インパクトに欠けるのよ。冷たい顔でないとね。舞台でやってくれないかなぁ。で、ミッチーがゼラ、演じてくれないかなぁ。ミッチーは、永遠のゼラなのよ。

タミヤたちは、マジでピッタリでしたね。野村くん、何でも出来るわねぇ。もう、引っ張りだこですね。可愛くて大好きです。いやぁ、「禁断の裸体」で、野村くんのハダカを観ておいて良かったわぁ。こんなに人気になっちゃったら、もう、生で観れないかも知れませんもんねぇ。彼は、容姿も良いけど、演技も上手いから、これから重宝されるでしょう。主役も、脇役も出来る子ですもんね。素晴らしいです。


ライチ

返す返すも、ライチ☆光クラブが映画化されて、とっても楽しみだったのに、ちょっと残念です。あのドス黒さは、出すのが難しかったのかな。一応、全体的に暗い雰囲気にはしてあったんだけど、あの汚い蛍光町の空気感は、出せていなかったような気がします。いつもスモッグに覆われていて、やる気のない大人しか住んでいない、未来の見えない蛍光町。そんな大人を軽蔑する子供たち、光クラブ。その対比が、見えませんでした。


でも、映画としては、楽しめましたよ。タミヤはカッコいいし、ゼラは美しく強いし、ジャイボはドロドロしているし、他も、何とも独特な雰囲気だったしね。ライチも、今回は、ちゃんとロボットで、カノンと心を通わせていたし、それなりに、新しい世界を造っていたとは思います。

ライチ

私は、まぁ、この映画、お薦めして良いかなと思います。演劇や、漫画を知らない方が観た方が、この映画は楽しめるかも知れません。比べなくて良い方が、楽しめると思います。但し、何も知らずに行くと、一応、グロい場面があるので、気を付けて観に行ってください。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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