【演劇】「The Love Bugs/ザ・ラブ・バグス」地球ゴージャスVol.14 今回は虫よ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

舞台「The Love Bugs/ザ・ラブ・バグス」地球ゴージャスVol.14 の舞台を観てきました。


ストーリーは、


私達の世界のすぐ隣には、誰も知らない小さな世界が存在する。もちろん、私達にも見えてはいるけれど、それがこれ程までに魅力に満ちた不可思議な世界だとは誰も知らない。ある夜。何かに引き込まれて群がる無数の影が揺らめく。 突如、大きなヘッドライトに照らされ現れしその正体は、奇想天外、奇抜な姿に彩られた凛々しき紳士淑女たち。……そう、今夜は100年に一度…1000年に一度の特別な夜。 一族の予選を勝ち抜いた、種の誇りを背負った代表たちが集う、伝説の祭典が始まった。 誰もが憧れる孤高のスター、涙を知らぬ男殺しの美女、光り輝く気弱な少年、そして初めて大人の世界を知る唄と生きる少女。 怪しい振付師や世界を股にかけた謎の女、そして祭典の中目覚めてしまったひとつの魂まで加わって、カーニバルは大騒ぎ。しかしその喧噪の中では、「宿命」に翻弄されるひとつの恋が密かに密かに芽生えていた…。

この物語は、人間の住む世界の隣の「小さな世界」から人間たちに向けて贈る、命と愛のお話です。


というお話です。


ラブバグズ

地球ゴージャスの舞台、今回は、すっごく楽しかったなぁ。前回の「クザリアーナの翼」は、私は、あまり楽しめなかったので、今回、どうかなぁ~という気持ちだったのですが、今回は凄かった!楽しかったです。まず、キャストが、本当に歌も上手いし、役にピッタリでした。

今回は、虫がテーマで、夜の街頭の光に集まって来た虫たちの饗宴を描いているのかなと思ったのですが、何故か、それに、人間の幽霊とか、良く分からない甲殻類とかが混ざって来て、とにかく面白いの。こうやって書いていると、何言っちゃってんの?って感じだと思いますが、それが、良く考えられていて、ふーんって納得してしまうんです。

街頭の光に、色々な種類の虫が集まってくるでしょ。私たち人間には、ただ、光に惹かれて集まって来ているように見えるけど、実は、あれは、その虫の種族の中で、コンテストを開いて、それを勝ち抜いてきた虫だけが集まって来ているんです。というか、勝ちぬいた者だけが来れる舞台なんです。でね、そこで、色々な種族でダンスパーティーが開かれるの。


ラブバグズ

彼らは、それぞれに種族が違うから、それぞれの独特なダンスをして、魅了して行くんですけど、その中でも、”カマキリ”=スィンクルマンが、とても美しくて、強くて、カッコいいんです。誰もが彼に惹かれるんだけど、でも、そこへ、”カマキリ”のメスであるティアラが現れ、今度は、誰よりも美しいダンスを踊るんです。それは、もう、ステキでしたよ。ティアラは、元宝塚の蘭寿とむさんなので、歌もダンスも完璧でしょ。本当にステキでした。

でも、もちろん、スィンクルマンの城田さんも素晴らしかったです。私、城田さんの舞台、初めて観たのですが、素晴らしいですね。もっと観れば良かった。艶があって、目が離せないほどカッコいいんです。「スペック」の地居役が、私は一番印象に残っていて、あの役、とっても好きなんですけど、舞台に立つと、輝くようですね。うーん、もっと観たいと思いました。

ラブバグズ

大原櫻子さん、初舞台なんですね。歌も上手いし、演技も全く問題無くて、驚きました。あんなに堂々と演じられていて、これからが楽しみです。

マルシアさんは、貫録で、安定していて、安心して観ていられる大御所という感じでしたね。やっぱり、彼女のような、安定した方が居て下さるから、周りも安心して演じられるのだろうし、観る方も、安心出来ます。素晴らしい声でした。

ラブバグズ

そして、寺脇さんと岸谷さんは、もう、言わずもがなですね。面白かったです。やっぱり、アドリブも入っているんだろうなぁ。自分で笑っちゃっている場面もあったみたいだし、楽しかったです。

虫たちのお話なのに、何故、人間のオジさんが出てくるのか、それが、超笑えました。一見、アンバランスに見えるんだけど、話が進んでいくと、それほど気にならなくなってくるのが、笑ってしまうでしょ。それに、突如、虫たちが変化していってしまう場面があるのですが、それも、何で??って感じだったのですが、まぁ、愛にたどり着く為に、必要だったのかなぁと解釈する事にしました。

大きな愛のお話なのですが、本当は、小さな者たちの小さな愛なんですよね。それは、宿命というか、本能に絡めとられた彼らの運命なんです。一見、残酷に捉えられがちですが、それが、大きな愛なんですよね。周りに理解されることなど望まない、彼らだけの愛なんです。それが、とっても理解出来て、楽しめました。

ラブバグズ

私は、この舞台、超!超!お薦めしたいと思います。まだ、上演中なので、もし、チケットが手に入るようでしたら、行ってみて下さい。大人気の舞台なので、難しいかなぁ。これ、ライブビューイングとかがあれば良いのにね。残念です。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




地球ゴージャス Vol.14  「The Love Bugs」   http://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_14/


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