未体験ゾーンの映画たち「トランス・シューター」を観てきました。
ストーリーは、
南米コロンビアのボゴタでは、防弾チョッキを着た2人のガンファイターが実弾を用いて至近距離で撃ち合う危険なゲームが行なわれていた。凄腕ガンファイターのジョンは、ゲームの創始者である伝説の男ゾリンジャーを倒して世界一のガンファイターになるべく戦いを続けていた。そんなある日、ジョンは兄の仇(かたき)を討つためガンファイトの世界に身を投じた女性コルトと出会う。意気投合したジョンとコルトは、それぞれの目的を果たすべく旅を続けるが……。
というお話です。
南米のコロンビアで、ガンファイターたちのゲームが行われていた。防弾チョッキを着て、実弾で撃ち合うんです。どちらかが倒れて立ち上がれなかったら終わりというもの。防弾チョッキを着ていても、至近距離で撃ち合うので、その衝撃はハンパ無くて、時にはアバラが折れたりするようなんです。
そんなゲームでトップを狙うジョンは、ゲームの創始者である伝説の男・ゾリンジャーを見つけて、試合をし、勝ちたいと思っていました。その為に、各地を転々として、名のあるガンファイターを倒して、有名になり、ゾリンジャーにたどり着こうとしていたんです。
あるゲーム場で、女ながらに、凄く強いファイターと出会います。彼女の名はコルト。彼女は、兄の仇を討つためにガンファイターとなり、戦い続けていました。2人は惹かれあい、一緒に行動をするようになります。そして、ガンファイトの旅を続けるのですが、コルトは、ジョンの命を平気で賭けるような戦い方を横で見ていて辛くなり、ジョンと別の道へ行く事を選びます。そしてジョンは、1人、ゾリンジャーを探して旅をして行くのですが・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、古いウエスタンっぽい臭いがするのですが、あれほどハードでは無く、何となく、ちょっと中途版場って言うのが合っているかなって思いました。でも、男が、自分の意思を貫き、誰が何といっても、やりたいと思ったことを貫くという気持ちは、理解出来たかなと思います。でも、もちろん、共感は出来ませんが。

私は、きっと、コルトと同じ考え方だと思うのですが、あんたが、好きな事を貫くのは勝手だけど、私を大切だと思ってくれるなら、それを諦めて、私と一緒に来てほしいと思ったのだと思います。でも、ジョンは、結局、ゾリンジャーとの対決を望んでしまったので、女性の目から見ると、ムカつきます。どうしても行きたいから、自分が失敗してしまったら、その屍を拾って欲しいと言って、無理やりにでも一緒に連れて行くか、または、必ず帰ってくるから待っていて欲しいと言って欲しかったなぁ。

ま、でも、こんな男も、かわいいかも知れません。女は、こんなんでも仕方ないか、付き合ってやるかって思って、一緒にいるしか無いのかも。お金には苦労し無さそうだから、イイんじゃないの?(笑)
ジョンの立場からすると、そんな自分に付き合ってくれる女がいたら、そりゃ、大切にするんじゃないかな。だって、自分がダメダメだって判っているみたいでしたもん。平穏な生活で満足出来る自分ではないってことが、自分で判っているからこそ、こんな生活を送っているんでしょ。それならそれで、彼女を大切にすればいいよね。

私は、この映画、彼氏が自由奔放な性格で、振り回されている女性に観て欲しいかもって思いました。男性の目から見ると、カッコイイって感じに見えるかも知れませんが、女の目から見ると、ダメ男だなぁって感じながらも、かわいいかもって思えて、自分と重ね合わせられるかも知れません。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんでくださいね。