「ビューティー・インサイド」を観てきました。
ストーリーは、
男性、女性、老人、子ども、外国人など、目が覚めるたびに外見が変わるため、人に会う仕事ができないウジンは、インターネットを生かして家具デザイナーとして働いていた。ある日、家具屋で働くイスに恋をしたウジンは、彼女をデートに誘い、同じ顔を保つために3日連続で寝ずにイスと会う。しかし、眠気に勝てずに眠ってしまい……。
というお話です。
家具のデザイナーをしているウジンは、他人とは違う特異な体質をしています。高校生の頃、ある日、目覚めると、顔も身体も違う人間になっていたんです。驚いたウジンは、母親に相談すると、ウジンの父親も同じ体質だったようで、毎日、寝て、起きると全ての身体が変わってしまう体質だと言うんです。そんな話、誰にも信じて貰えないので、ウジンは、学校へ行く事も出来なくなり、毎日、他人となって暮らして行くしかなくなります。
そんな彼が、家具デザインの仕事を始め、友人のサンベクと一緒にオーダーメイドの家具の会社を始めます。ウジンがデザインをやり、サンベクが営業をしてくれれば、ウジンの顔が毎日変わっても、問題無く仕事が出来るので、生活も困らなくなります。
安定した仕事を続け、2人のブランドは、家具業界でも有名になっていきます。ウジンは、ある日、家具のリサーチをするため家具屋に入り、店員に話かけられます。そこには、ホン・イスという、家具が大好きな美しい店員が勤めていて、丁寧に家具の説明をしてくれます。ウジンは、彼女に一目惚れをし、彼女と付き合いたいと思うのですが、毎日、顔が変わるのでは、付き合うことが出来ません。
それでも、どうしても彼女と話したいと思ったウジンは、イケメンの顔になるのを待って、その顔で、ホン・イスの所を訪れ、食事に誘います。お互いに意気投合し、上手く行くのですが、一晩寝てしまうと顔が変わってしまい、ホン・イスに会えなくなってしまいます。その日から、ウジンは寝るのを辞めて、必死で眠らずにその顔を保ち続けますが、無理になり、寝てしまい、違う顔になってしまいます。
新しい自分としてホン・イスに会わなければならなくなったウジンは、悩み、サンベクに相談し、本当の事をホン・イスに打ち明ける事にします。そして、ホン・イスも理解はするのですが、段々と、周りの声が気になってきます。毎日、違う男と歩いているとか、影で言われるようになり、段々と精神的に追い詰められていきます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

私、韓国映画は観たくなくて、避けているのですが、やっぱり面白そうな映画が出て来てしまうと、どうしても観たくなってしまうんですよね。韓国映画とか韓国人が嫌いな訳では無く、韓国という国が嫌いなので、本当に困ります。だって、観てみると、面白いんですもん。困るよなぁ、嫌いでも、面白いから、評価しない訳に行かず、なーんか、悔して、嬉しいです。(笑)
この映画、面白いです。例えば、変身出来るとか、誰かと入れ替わるとかって、今までもあったと思うのですが、毎日、違う人になるって、絶対にあり得ない事だから、良くこれ、映画にしようと思ったよね。普通なら、辻褄も合わないし、作ろうと思うと、どうしても理性が働いて、却下してしまいますもん。人間が変化するって、どうしてもDNAとか、細胞とかって話になってくるから、毎朝、睡眠中の新陳代謝により、DNAに変化が起きて、変わってしまうってことにしてるのかな。まぁ、そんな事、考えて無いんだろうな。うーん、ぶっちゃけ、ちょっと頭が悪い方が、ツッコんで考えないから面白いものが出来るのかも。
設定は、無理やり押し倒し的な事なのですが、話としては、主人公が変わる事で、その近くに居る人間が、どれ程の苦痛を伴うかということなどを、繊細に描いていて、うんうんって思うような事が沢山ありました。確かに、毎日、違う男を連れてるとか言われると、辛いよなぁ。だって、同じ人なんだもん。だけど、同じ人って言っても、解って貰えない訳でしょ。そりゃ、辛いって。
反対に、自分が、毎日、違う人物になっちゃったら、最初は面白いかも知れないけど、困るだろうなぁ。仕事にならないよ。もちろん、会社勤めは無理だし、自分で会社を起こしても、誰かに営業とか対応をして貰わないと、毎回、違う人が対応している会社なんて、信用されないでしょ。困るよなぁ。
一番、不思議に思ったのは、男なんだけど、女になっている時に、男とSEXしたら、妊娠とかするのかしら。となると、男の時に出産もある訳だよね。ええ~!あり得ないと思うんだけど、どうなんだろう。でも、私なら、どっちの性別でもヤッてみて、色々研究してみたいなぁ。(笑)だって、そうでしょ。普通、どちらかしか、体感出来ないんだからさ。うーん、面白そう!!
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。主人公に顔が無いなんて、あり得ない映画だけど、面白いです。韓国映画で悔しいけど、マジで面白いので、お薦めです。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ビューティー・インサイド@ぴあ映画生活
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