「パディントン」を観てきました。
ストーリーは、
真っ赤な帽子をかぶった小さな熊が、ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた。家を探し求める彼は、親切なブラウンさん一家に出会い、「パディントン」と名付けられる。ブラウンさんの家の屋根裏に泊めてもらうことになったパディントンは、早速家を探し始めるが、初めての都会暮らしは毎日がドタバタの連続で……。
というお話です。
ペルーのジャングルに、ある探検家が分け入って、二足歩行をして話をする熊を見つけます。接触をし、仲良くなった探検家は、熊に「ぜひ、イギリスのロンドンにやって来たら、訪ねてくれ。」と言って、赤い帽子をプレゼントし、その場を後にします。
時は経ち、ペルーで地震が起こり、熊の家が壊れてしまい、探検家と知り合った熊が亡くなってしまいます。その甥が、帽子を受取り、イギリスのロンドンへ行ってみようと船に密航してやって来ます。マーマレードが沢山詰まったトランクを持って、ロンドンにたどり着いたクマは、家を提供してくれる誰かを駅で待っているのですが、叔母が言っていたような親切な人は居ません。不安に思っていたところに、ブラウンさん一家に出会い、家に招かれます。
ブラウンさんは、最初は嫌がっているのですが、段々と家族に感化されて、クマを認めるようになっていきます。名前をパディントンと呼ぶ事にし、帽子の他に、コートも与えて、かわいいクマの友人が出来上がり。そして、ロンドンに住んでいるという探検家を訪ねたいというパディントンと一緒に、探検家協会に行ってペルーを探検した探検家を探すことに。しかし、何故かペルーを探検した人などいませんと言われ、何かを隠しているのではないかと調べ始めます。
そんなパディントンを影から盗み見る女性がいました。彼女・ミリセントは、博物館に勤める剥製を制作する人のようで、珍しい動物を剥製にして保管したいと思っているようでした。そして、それ以外にも、何か、パディントンを付け狙う理由がありそう・・・。
パディントンが一人になるところを狙って、ミリセントが襲撃に訪れ、パディントンは捕獲されてしまいます。そして、博物館で剥製にされそうに・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、確かにかわいいし、人気なんだろうとは思いますが、どことなく、パディントンが不気味に見えてしまうのは私だけなんだろうか。動きが、どーもキモチワルイんです。なんでだろう。一見、かわいいんですよ。もちろん、つぶらな瞳で見つめられると、つい、ギューってしたくなるとは思うのですが、熊の二足歩行って、なんだか、不格好で、キモく感じてしまいました。
絵で見ている分には、パディントンって、すごくかわいいんだけど、実写になってくると、その可愛さが、怪しくなってくると思うのは、私だけなんだろうか。日本の美的感覚と、ちょっと違うんですよね。だって、あのキャベツ人形がカワイイと思う人達だから、ちょっと違うわよね。
話としては、うーん、まぁ、こんな感じなんですかね。「101匹わんちゃん」的な感じで、クルエラ=ミルセントって感じなのですが、今回のニコール・キッドマン、美しいのは認めるけど、イマイチ、悪役として、極悪に成り切れて無いように見えて、役不足に感じてしまいました。クルエラのグレン・クローズは、目一杯悪役としてマヌケに演じてくれて良かったけど、ニコールは、その美しさを捨てて無い感があって、ダメなんですよね。悪役なら、徹底的に悪女でマヌケにやって欲しかった。
ブラウンさん一家は、とっても良かったです。家が可愛いんですよ。玄関を入ると、螺旋階段があって、そこに桜の木が描かれていたんだと思います。その桜の木が、家族の気持ちによって、芽生えたり、散ったりして、ステキなんです。あの演出は良かったなぁと思いました。
私は、この映画、ぜひ、お薦めしたいと思います。確かに、誰が観ても、楽しいし、面白いと思います。パディントンも、普通の方々は、かわいいと思うんだろうなぁ。私は、どーもすれた見方をしてしまうからなのか、ちょっと不気味に見えてしまったけど、普通の方には、大丈夫、かわいいと思えると思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・パディントン@ぴあ映画生活
- くまのパディントン―パディントンの本〈1〉 (福音館文庫 物語)/福音館書店
- ¥648
- Amazon.co.jp
- パディントンベア 映画版 ぬいぐるみ M 座高20cm/ベストエバージャパン
- ¥2,808
- Amazon.co.jp
- クマのパディントン/理論社
- ¥1,296
- Amazon.co.jp
- パディントン ベアのロンドン案内/主婦と生活社
- ¥1,296
- Amazon.co.jp