「クリード チャンプを継ぐ男」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
ボクシングのヘビー級チャンピオンであったアポロ・クリードの息子、アドニス・ジョンソン（マイケル・B・ジョーダン）。さまざまな伝説を残したアポロだが、彼が亡くなった後に生まれたためにアドニスはそうした偉業を知らない上に、父との思い出もなかった。それでもアドニスには、アポロから受け継いだボクシングの才能があった。そして父のライバルで親友だったロッキー（シルヴェスター・スタローン）を訪ねてトレーナーになってほしいと申し出る。
というお話です。
ドラゴとの戦いで命を落とした、ヘビー級チャンピオンのアポロ。その息子であるアドニスは、私生児として産まれ、少年期まで、自分の父親の事は知りませんでした。母親が亡くなり、施設に入って数年後、アドニスの前に、アポロの妻、メアリー・アンが現れます。
そして、アドニスの父親がアポロ・クリードだと知らされ、メアリー・アンに引き取られる事となります。第二の母と慕うメアリー・アンは、アドニスに教育を与え、アドニスは育ちの良いエリートとなり、仕事も順調だったのですが、どうしても父親への思いがボクシングへの情熱となって現れ、仕事を辞めて、メアリー・アンに別れを告げて、ロッキーの住むフィラデルフィアでボクシングを始めます。
ロッキーを探し、彼にボクシングを教えて欲しいと頼み込み、最初は乗り気では無かったロッキーですが、アドニスの情熱に負け、ボクシングを教え始めます。トレーニングはやっていたアドニスですが、ボクシングをやるのは初めて。トレーニングも儘ならず、朝から晩まで、ロッキーが組み立てたメニューをこなすのがやっとの毎日。しかし、そこはアポロの息子。身体の中に、その才能が眠っていて、段々と、ボクシングのコツを掴んでいきます。
デビュー戦を戦い、勝利を収めたアドニスでしたが、アポロの息子である事は隠していました。すると、蒔けた選手サイドから、アポロの息子である事がマスコミに流されてしまい、アポロの息子がデビューというニュースが世界を流れ、アドニスの周りは騒がしくなってしまう。
そこへ、引退を控えたチャンピオンのプロモーターから、試合のオファーが舞い込みます。引退試合で、アポロの息子と闘うとなれば、人は集まり、大きな話題となり、稼ぎが大きくなると踏んだからでした。そしてアドニスとロッキーは・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、すっごく面白かったです。私、ロッキーは、TVで何度も観ているのですが、古いスポコンと笑いながらも、やっぱり、観るとジーンとするものがあって、結構、好きなんです。そして、今回の「クリード」、これは、その流れを、しっかり継いでいて、まして、昔の映画を観ている人には、昔の場面が組み込まれているので、懐かしく思えると思います。そして、昔のロッキーを知らなくても、このスポコンは、超！感動出来るように出来ています。父親の顔も知らなかった息子が、父親の足跡を追って、父親の盟友に教えを受けて、大きくなって行くという、マジで年末年始にピッタリの映画だと思います。
いやいや、監督が上手いんだろうなぁ。それに、監督、ロッキーが好きなんだろうなぁ。もう、愛が溢れてますもん。私なんて、もしかして、生卵の一気飲みが出てくるんじゃないかと、ドキドキしちゃった位です。まぁ、生卵は無かったから安心してね。今やったら、健康に悪いって文句を言われそうですもんね。でも、そういう、昔と重なりそうな部分が沢山出てきて、若いアドニスが、アポロとロッキー、両方の面影を宿しながら闘っていくんです。いやぁ、感動でした。
クリードのマイケル・Ｂ・ジョーダンが、とっても上手いんです。クソガキだったクリードが、メアリー・アンに引き取られ、教育を受けて、超イケメンの出来る男になっているんです。オフィスではスーツで、誰が見ても、これからエリートコース一直線の男性に見えるのに、いきなり、それを捨てて、ボクシングに打ち込むという、このギャップがある役を、全く違和感無く演じていて、それも、荒っぽいボクシングの世界に居ながらも、どこか上品なオーラが宿っているところが、何とも言えずに女心をくすぐります。
この映画は、マジで、褒める所ばかりで、超！超！お薦めしたい映画です。これは、今のところ、イチオシと言って良いんじゃないかしら。面白いです。スターウォーズの対抗作品として、１２／２３に公開ですが、これなら、良い戦いをするんじゃないかな。だって、面白いもん。最後の方は、やっぱり、目がうるうるしてしまいました。泣けますよ。これは、ぜひぜひ、観るべきなので、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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