「図書館戦争 the last mission」ストーリーは、
年号が昭和から正化になってから33年、関東図書隊のタスクフォース所属の堂上篤(岡田准一)と笠原郁(榮倉奈々)は、日々理不尽な検閲から図書を守るため奮闘。彼ら図書隊は、全てのメディアを取り締まりの対象とするメディア良化委員会と激しいつばぜり合いを展開していた。読書と表現の自由を守るべく体を張る彼らを、予想外の戦闘が待ち受けていて……。
というお話です。
とうとう、図書館戦争の続編が出来ました。公開日に観に行ったにも関わらず、既に一週間たってしまったのかな。(笑)書くものが多くて、人気の作品は、どうしても後回しになってしまいます。ゴメンナサイ。だって、人気作なら、有名映画評論家の方が良い批評を描いておられるのだろうから、私みたいな一映画ファンが早々書く必要も無いと思って、貯めておりました。(笑)
前作からしばらく過ぎた武蔵野第一図書館。笠原の王子様の堂上は、その思いに気が付いているのか居ないのか分かりません。そんな時、メディア良化法が作られた時に最初に出来た法令集である、「図書館法規要覧」が貸し出しされることになる。それは、地方行政が、メディアの自由を訴える展覧会の目玉としてその法規集を展示したいということで、特等図書監基地司令の指示により、展示がされる事となる。
世界に1冊しかない法規集を守る為、図書館のタスクフォースは、法規集を守る為に、地方の図書施設に派遣されることとなります。守っていると、どーも、様子がおかしくて、何か腑に落ちない気持ちがしている
のですが、一人の図書館員が”3階の図書室を見ましたか・”という言葉により、実は、貴重な図書を隠している図書館が、メディア良化隊の力に屈服し、有害と言われる図書を破棄していた事を突き止め、このままでは、貴重な1冊が破棄されてしまうことが分かり、タスクフォースは、防衛手段を取る事にする。
メディア良化隊とタスクフォースの戦闘が始まり、法規集の争奪戦が始まる。法規集は、無事、展覧会会場に届ける事が出来るのか、それとも・・・。後は、映画を観て下さいね。
これ、図書館戦争のアニメ映画版の第二弾と同じ内容なのかなと思うのですが、ちょっと違うのかな。カミツレのお茶が飲める喫茶店とか、堂上教官との関係性とか、色々考えると、2作目の「革命のつばさ」のちょっと前が、この作品になるのかな。
映画としては、とっても面白かったです。笠原と堂上の恋愛については、イライラしっぱなしなんですが、それ以外の話としては、とても良く出来ていると思いました。メディアというのは、確かに、暴走し始めると、手のつけようが無いほどに酷くなるし、確かに良化隊というものが必要になるのは、解らないではありません。でも、全てのメディアの世論を捜査してしまうのでは、民主主義ではありません。
確かに、ニュースなど、マスコミは、一般人が知らないような事を拾って来て、たくさんの人間に知らしめようとしているのですが、その情報の真意が見えないんです。どう考えても、それ、知る必要あるのって感じの個人情報まで垂れ流し続けるでしょ。的確に、必要な情報さえ与えれば良いのに、無駄な事も沢山だしてしまって、その個人が潰れてしまうまで叩いてしまうから、やっぱり規制することも必要かなと思います。でも、本は違うでしょ。小説とか、漫画は、規制されるべきじゃないと思うんです。まぁ、ロリコン系とか、エッチ系、スプラッタ系は、ちょっと規制しても良いかなって思う時もあるけどね。
この話、今の日本を描いているように見えました。だって、敵が攻めてきても、自分の敷地に対しての発砲が無い限り、応戦はしない事って歌ってあるのですが、それって今の日本と同じでしょ。撃たれるまで打ち返せないなんて、誰か死ぬまで待てってことでしょ。酷い話よね。憲法9条が素晴らしいとか言っているけど、命を捨ててまで守らなければならない自衛隊の人達は可哀想だと思うのは、私だけなんだろうか。戦争はイヤだけど、自分の命は守るべきだと思うけど。発砲許可が出て無いとかって、生きるか死ぬかの時に、許可も何もあったもんじゃないと思うよ。イライラしちゃいました。
でも、イライラするラブシーンだけでは無く、ちゃんと、堂上と笠原の出凸凹コンビの事もえがいてありましたよ。お二人ともかわいくて、ステキでした。アニメの方では、笠原は、結婚して堂上となるけど、今回は、そこまでは描いていませんでしたね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。面白いです。このシリーズは、やっぱり実写化しても面白いんですね。前作も良かったけど、今作もハズしません。大丈夫です。私は、特に、松坂さんの演じた、お兄さん役が好きですけど。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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