「シアター・プノンペン」を観てきました。
ストーリーは、
カンボジアの首都プノンペンに暮す女子大生ソポンは、ある日、映画館で1970年代のポル・ポト政権下に作られた古い映画の存在と、そこに若き日の母が出演していたという事実を知る。しかし、母は自分が女優であったことを全く語ろうとしない。その映画をどうしても見たいと思うソボンは映画のフィルムを探し始め、ポル・ポト時代に蹂躙された母国の映画史を発掘していくことになる。
というお話です。
カンボジアのプノンペンに住む女性大生ソポン。彼女は、厳格な父と優しい母、そして弟と暮らしています。ある日、彼氏と言った映画館で、ポルポト政権前に制作が始まり、ポルポト政権下になってしまい、制作を続ける事が出来ず、そのままになっている映画がある事を知ります。そして、そこには、若き日の母親の姿が映っている事に気が付きます。
驚いたソポンは、母親に聞くのですが、母親はその事について、何も話そうとはしません。仕方なく、彼氏と一緒に、映画館の所有者である館長に話を聞くと、自分が監督をして、ソポンの母を撮影したのだと話します。フィルムは、ポルポト政権にほとんど消去されてしまったが、この映画館のどこかに、フィルムが残っているかも知れない。と話します。ソポンは、フィルムを探し始めます。
そして、その映画を、もう一度、再現してみようと思い、友人らに頼んで、母親が出演した映画と同じように、撮影をするかた手伝って欲しいと、館長である監督にお願いし、映画を撮影し始めます。そして、段々と、父親と母親の時代、ポルポト政権下で何が起きたのか、どういう状況であったのかという事を、知って行きます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
うーん、この映画、スミマセン、あまりにも眠くなってしまって、ちゃんと感想が書けません。やっぱり、ヨーロッパやアメリカ映画を観ているので、そのスピード感というか、モッサリしている感じが、どうしても、私に合わず、ウトウト・・・。あ、いかん、と思いながらも、ウトウト・・・。もー、話進めてよ~!!うー、モッサリ、ウトウト・・・。と言うように、起きても起きても、同じ場所なので、なんだか、ダメだったんです。(笑)
女子大生のソポンは、日本の女子大生と同じように、遊ぶことばかりで、自分の国の過去などに、ほとんど興味がありませんでした。でも、古い映画に母親が出ている事に気が付き、母親に聞いても何も答えないし、これは、何かあるのだと思い、色々探り始めるのですが、自分の国の、残酷な過去に目を向ける事により、自分の親が、どれ程苦しんでいたのかという事を知り、家族の大切さを知るというお話なんです。
内容的には、結構、良い映画なのですが、どーも、私に合わなかったので、良い感想が書けません。なんか、彼氏と一緒に居て、全然、家に帰らないとかって、酷い女子大生でしょ。家も近そうだし、お母さんは寝込んでいたりするのに、世話もしない娘って、どーよ。それで、言う事だけは偉そうに言って、お母さんもお父さんも、とっても可哀想でした。大学生で反抗期って、どーかしら。中学、高校くらいなら、まだ許すけど、大学生にもなって、反抗期って、恥ずかしいでしょ。
弟は、とてもマトモな子で、一生懸命、両親に付いて行っていました。これが、普通の姿だよなぁ。いくら、親の事が気に入らなくても、ちょっと酷い娘だなと思いました。
ポルポト政権下で、虐殺に関わっていたり、逆に殺される方だったり、本当に、ご近所に住んでいながら、正反対の生活をしていた人達なんですよね。カンボジアって、怖いよなぁと思いました。
私は、この映画、あまりお薦めは出来ないけど、もしかして、こういう映画が好きな方も居るかも知れないので、興味を持たれましたら、ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・シアター・プノンペン@ぴあ映画生活