「劇場版 弱虫ペダル」を観てきました。
ストーリーは、
激しいバトルの末、インターハイで総合優勝を果たした総北高校自転車競技部は、インターハイの成績が良かったチームが出場する「熊本火の国やまなみレース」に招待される。打倒総北に燃える箱根学園などのライバルチームや、炎のクライマー吉本が所属する地元・熊本台一など、全国の強豪校が集結するレースに向け小野田坂道たちは英気を養っていき……。
というお話です。
上手く解説が出来ないかも知れません。実は、この映画で、初めて、このアニメを観ました。TVでもやっているのかな。申し訳ないけど、自転車競技って、全く興味が無かったし、ただ、自転車漕いでの競争でしょってくらいにしか思っていなかったので、観る気が無かったんです。でも、TOHOシネマズのフリーパスを今月手に入れたので、一応、観てみようと思って観たら、これが、面白いのよ。驚いた。たかが自転車、されど自転車って感じでした。
主人公の小野田坂道は、高校に入って、自転車競技部に入部し、１年生ながら才能を見いだされ、自転車競技のインターハイに出場し、みごと優勝した。ここまでは、既にTVアニメなどで終わっているのかな。この映画は、インターハイに優勝した後に、熊本のやまなみレースに出場するというところから始まります。
総北高校は、インターハイで優勝したので、熊本から招待されて、やまなみレースに出場する事になります。普段は、熊本のレースなどに出場する事は無い、自転車競技の王者である箱根学園も、インターハイの雪辱を果たす為に今年は参加を決意します。その他、京都、広島、熊本から、強豪校が集まり、壮絶なレースが始まります。
このレース前、総北の自転車競技部では、３年生が卒業のための準備を始めていました。皆、進学をする為に勉強中心になるなか、1人巻島だけは、浮かない顔でぼんやりしています。彼は、兄が住んでいる海外に進学する事を決めて、日本を離れることになっていたんです。海外の始業は９月、日本の高校を早めに切り上げて向かわなくてはなりません。熊本のレースに出場していたのでは間に合いません。
そんな巻島の状況などつゆ知らず、坂道は、また巻島と一緒にレースに出れると喜んでいます。彼にとって巻島は、自転車の楽しさを教えてくれた尊敬する先輩なんです。そして、レースの日は、刻々と迫ってくるのでした。レース直前に、巻島の状況を知り、自分一人で、上り坂を引っ張って行かなければならないというプレッシャーで、潰れそうになる坂道。レースはどうなるのか。後は、映画を観て下さいね。
この映画、とっても面白かったです。自転車競技って、あんなに細かく配分されているんですね。平坦地も下りも上りも、それぞれに得意な選手がいて、入れ替わりながら、その部分のレースを引っ張って行くというのが、とても面白いと思いました。そして、チーム戦なので、誰か一人を先に行かせるために、他の人間が、皆、犠牲になって行くと言うのも、面白いなぁと思いました。
これ、日本人には合っているんじゃないかしら。日本人って、個人戦よりも、誰かを先に行かせるとか、そういうのって得意じゃないですか。自分だけが先に行ければ良いと言う人って、日本人は少ないでしょ。誰かと一緒に、一つのことを戦うって、好きですもんね。群れる人種だからね。滅私奉公って言葉があるくらいだからね。
それにしても、自転車で、こんなに白熱したレースが起きているなんて、ビックリでした。ちゃんと、作戦とかあるんですね。ここではゆっくり走るとか、人を背にして、風をよけるとか、なんか、もう、科学的になっちゃってて、難しいけど、０．０１秒の差で勝ち負けが決まる世界なので、当たり前なのかしらね。いやぁ、凄かったです。アニメながら、手に汗を握ってしまいました。私なんて、ママチャリでさえ、今は、もう乗れないと思うのに・・・。
私は、この映画、ぜひ、お薦めしたいと思います。アニメだけど、こんなに自転車って面白いんだって事を、ちゃんと伝えていて、感動しちゃいました。これ、原作マンガも面白いのかな。機会があったら、読んでみようかしら。それにしても、青春スポコンって、イイわねぇ～。ぜひ、観に行ってみて下さい。
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