「メイズ・ランナー」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
そびえ立つ壁や毎晩変化する構造を持つ謎の巨大迷路に月に1度、自分の名前以外何も覚えていないランナーが送り込まれてくる。やがて団結し始めた彼らは迷路の仕組みを調査し脱出法を見いだそうとするが、迷路の扉が閉まる夜までに帰還しないと命の保証はない。生き残りを懸け巨大迷路に隠された謎を解き明かそうとするランナーたちの運命は……。
というお話です。
壁の中に閉じ込められている男性たち。そこへ、また一人、新しい男が送り込まれてくる。過去の記憶が無く、名前も覚えていない。何故、その壁の中に送られるのか。そこは何なのか、全く分かりません。送り込まれた男は、トーマスという名前を思い出し、そこでの生活を始めます。
その壁の向こうには、大きな迷路があり、毎日、ランナーと呼ばれる足の速いメンバーが、そこへ入り、出口を探し、夜には帰ってきます。その迷路、昼は入口が開いているのですが、夜には閉まるんです。そして、その迷路の中には、君の悪いモンスターが住んでいます。夜行性であり、昼には襲ってこないので、昼に迷路の調査をするんです。
壁の中では、リーダーのアルビーを筆頭に、役割分担が決まっていて、秩序ある社会が築かれていました。しかし、トーマスが来てから、段々と、その秩序が乱れ始めます。トーマスは、好奇心が旺盛で、そこからどうしても出たいという欲求が人一倍強く、迷路の謎を解こうと、ランナーの役割では無いのに、迷路の中へ入り、一晩中怪物から逃げて、戻ってきます。ランナーのリーダーであるミンホは、そんなトーマスの足を認め、彼をランナーの仲間へと入れて、出口を探す為に、一緒に迷路に入ります。

迷路を探っていると、昼なのに怪物が出てきて、彼らを襲います。必死で逃げて、1匹を殺すことに成功します。怪物の遺体に、何か光る物があり、見てみると、心臓らしき物と一緒になっていた筒状のメカを見つけます。それには、番号が書いてあり、その番号と同じ番号のドアのところに持って行くと、そのドアが反応する事が分かります。
迷路の謎が一つ一つ解って、もしかしたら出口があるのかも知れないという事が解り、トーマスは、仲間と一緒に壁の中から出ようというのですが、ギャリーは出るのを嫌がり、仲間は、二つに割れてしまいます。彼らは、全員で壁の外に出る事が出来るのか。後は、映画を観て下さいね。
この映画、面白いです。いやぁ、これは、次回作が楽しみだわ。だってね、あのね、ネタバレは出来ませんので、言いませんが、話が良く出来ていると思いました。私が思ったのは、「キューブ」という映画があったでしょ。あれは、箱の中に人が入っていて、出口を探すんだけど、あの話を練って、基本から組み立て直したって感じのお話かな。こちらには、ちゃんとした理由があるようです。実は、まだ解けていません。
そしてね、映像が面白いの。「進撃の巨人」の壁の中、そのものなんです。壁の上から巨人が出てきそうなんですもん。「進撃の巨人」を読んでいる方は、ぜひ、こちらもお勧めなので、見てみて欲しいです。巨人は、出てきそうに無いんだけど、他のものが色々出てきそうですよ。クリーチャーは、「キャビン」という映画に出てきたっぽい怪物です。
似ているような映画をいくつか出しましたが、別に、パクっている訳では無く、この「メイズ・ランナー」は、独自の世界を作り上げていて、これだけで楽しめますからね。この映画を観る前でも、観た後でも、上げた映画を観てみると、この映画の原点が少し見えるような気がすると思います。
原作が、ベストセラー小説なので、話は、確実に面白いと思います。これ、3部作なので、まだ、序盤といったところでしょうか。でも、これ1作でも、十分に楽しめましたよ。話もさることながら、若手の役者が勢ぞろいで、とっても可愛いです。主演のディランくんも良いけど、私は、ニュート役のトーマス・ブロディくんが好きです。雰囲気が、日本の若手俳優・窪田くんに似ているんです。うーん、2人を並べて見てみたい。トーマスくんは、「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」の弟役で出ていました。
他にも、ナルニア国物語でユースチス役だったウィルくん、ヒロインに、パイレーツ・オブ・カリビアン4のヒロインだったカヤさんなど、良かったです。ミンホ役のキー・ホン・リーくんも、ステキでしたよ。若手の役者がとても良いので、そこら辺も見どころだと思いました。
この映画、私は、超・超・お勧めしたいと思います。私は、本当に面白かったです。原作が読みたくなりましたもん。だって、続編は、まだ先でしょ。待てませんっ!(笑)どんな謎が、この迷路にあるのか、ぜひ、映画を観て、確認してください。そして、これだけでは謎は解けないので、3部作もお楽しみに。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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