「脳内ポイズンベリー」脳の中の考えは5通りもあって、どう行動して良いのか分からないっ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「脳内ポイズンベリー」を観てきました。


ストーリーは、

携帯小説家の櫻井いちこ(真木よう子)は、飲み会で同席して以降興味を惹(ひ)かれる年下の早乙女(古川雄輝)と偶然再会。声を掛けるか否か、彼女の脳内ではいろいろな役割を持つメンバーが会議を繰り広げ、議長の吉田(西島秀俊)が取りまとめた結果、早乙女を食事に誘うという結論に。その後交際に至るも、双方の誤解や彼の元恋人の登場などで疲れ果てたいちこは、編集者の越智(成河)からもアプローチされ……。

というお話です。


ポイズンベリー

いちこの頭の中には、ポジティブ・ネガティブ・衝動・記憶・理性という、5つの思考があり、それが頭の中で戦っているんです。何を決定するにも、5つが意見を戦わせ、最後に理性=議長が、それを発言すると、いちこの言葉となって、口から出て行くんです。

ある日、小説家の櫻井いちこは、出版社関係の飲み会で同席した早乙女を電車のホームで見つけます。飲み会で、彼の事が気になっていたいちこは、脳内で会議をし、声をかける事になります。いちこより年下の早乙女は、いちこをほとんど覚えていないようでしたが、いちこの積極的なアプローチにより、付き合う事となります。

ポイズンベリー

気になっていた早乙女と付き合う事となって、嬉しい反面、とても不安になり、ちょっとした事が気になってしまい、付き合いがギクシャクしてしまって、あまり上手く行きません。そんな時、編集者の越智からアプローチされて、脳の中がぐちゃぐちゃに。

早乙女が好きなのは確かですが、自分に合っているのは越智では無いかと思ったり、ぐちゃぐちゃなやんでいると、いちこの頭の中には、開いてはイケない元彼との思い出が・・・。辛かった恋愛を思い出し、いちこは、自分をいつまでも好きになれず、落ち込んでしまいます。

ポイズンベリー

いちこは、早乙女と越智、どちらを選ぶのか。それとも、1人になるのか。何がいちこには、幸せなのか。後は、映画を観て下さいね。


この映画、とっても笑えました。いちこの頭の中に色々な考えって、本当の良く解るというか、自分もそうだなって思えて、楽しめるんです。自分の頭の中って、ポジティブな考えと、ネガティブな考えと、両方あるでしょ。で、その時の状況や、自分の調子によって、決めてしまう。時には、衝動的に動いてしまう。どれも、自分の行動に当てはまるので、笑ってしまうんです。

ポイズンベリー

いちこは、良く言うと奥床しい、悪く言うと感情表現が薄い女性です。だから、人に気持ちを伝えるのが、とても苦手なんです。そんな彼女が、酷い失恋をし、その後、初めて好きになった人が早乙女なんですね。好きなんだけど、以前のトラウマが残っていて、相手を信頼して自分を預ける事が出来ず、どーも、早乙女に対して、変な行動ばかりしてしまうんです。これ、私が早乙女なら、変な女だなぁ。このまま付き合って良いのだろうかって考えてしまうと思います。だって、言葉と行動が伴っていないんですもん。

ポイズンベリー

そんないちこを、越智は好きになります。いちこの方は、恋愛対象として越智を見ていないのですが、越智の突然のキスにより、越智が自分を思っている事に気が付きます。ちょっと嬉しい反面、早乙女と付き合ったばかりで、今は、大切な時期。越智にかまっては居られないと思い、スルーしてしまうところが、うーん、解るって感じでした。仕事で付き合っていた人に告白されると、結構、キツいですよね。仕事の絡みがあるから切れないし、かと言って、好きじゃないのに付き合う訳にも行かないでしょ。

ポイズンベリー

この映画は、沢山の事が起こり、考えた末に、いちこが自分を好きになれるまでを描いていて、最後は、元気になる映画でした。誰でも、失恋とかすると、結構、傷ついたりして、自信が持てなくなったりするでしょ。次の恋をしたいと思っても、どーも、卑屈になっていたりして、スムーズに行かなかったり、難しいと思うんです。そんな時の気持ちを、この映画の中では、5人の思考が代弁してくれて、少しづつ解決して行ってくれる。幸せになるんです。

ポイズンベリー

私は、この映画、お勧めしたいと思います。新年度が始まって、ちょうど疲れが出てくるこの時期、こういう楽しくて笑えて、主人公が前向きになって幸せになる映画って、良いですよね。気持ちが柔らかくなり、元気になるので、良いと思いました。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




脳内ポイズンベリー@ぴあ映画生活



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