「パパ、遺伝子組み換えってなあに?」を観てきました。
ドキュメンタリーなので、内容は、
自身も3人の子を持つ父親であり、環境活動家であるジェレミー・サイファートは種に興味のある長男の影響もあり、GMOこと遺伝子組み換え生物に関心を寄せる。日本と違い、アメリカではGM食品の表示が義務づけられていないため、その実態はよくわかっていない。彼は遺伝子組み換え食品の謎を解くべく、さまざまな場所へと取材に出向く。
というお話です。
ドキュメンタリーなので、内容についての詳しい説明はしませんが、この監督の長男が、種に興味を持ち、それこそ「種オタク」っていうくらい、好きになっちゃって、それを見ていた監督が、遺伝子組換えの種って、何なんだろうという素朴な疑問から始まります。
ハイチでは、震災に合った時、災害地支援という名目で「モンサント」という企業から「種」を貰ったそうなんです。それも、遺伝子組み替え植物というヤツです。その種は、何故か、一度蒔いて、成長したら、その植物から種を取って、育てないでくれという条件付きなんです。不思議じゃないですか?確かに、種屋だから、来年も買って貰いたいから、蒔くなと言っているのかなとも思いますが、もしかして、2代目になると、すごい奇形種が出るのかもって思うんです。

だって、トマトの遺伝子にサソリの遺伝子を混ぜちゃったりするらしいんですよ。考えられないでしょ。じゃ、そのトマト、何代か作って行ったら、トマトからサソリの尻尾みたいのが生えてきちゃったりするのかも知れない。まぁ、それは冗談ですが、それくらい生物としての道理というか常識を変えてしまっているんです。そんなものが、人間の身体に良い訳がありません。
日本では、この遺伝子組み換えをした植物を使った食品には、表示義務があります。しかし、もし、牛や豚、鳥の飼料に入っていたらどうでしょう。エサに表示義務は無いし、輸入の餌なら、何が入っているか、生産者の方も解らないと思います。魚だって、養殖場で何を食べているか解らないし、自然のものだって、海で何を食べてきているか解らない。もう、こうなってくると、何を食べても恐いんです。
アメリカでは、表示義務が無いので、マクド○ルドや、ケン○ッキー、他の外食産業も、何を使っているのか解りません。揚げる時の衣の粉に使われているかも知れないし、焼く時の油に使われているかも知れない。日本のガ○ト、デ○ーズだって、海外から輸入している加工食品に、既に含まれていたら解らないんです。
この映画を観ると、恐ろしくて外食なんて出来なくなります。そして、加工食品も恐いと思いました。でも、怖がっていたら、食べるものが無くなってしまうので、仕方なく食べるんですけどね。そうそう、アイスクリームやキャンディーなど、子供が大好きな食べ物には、たっぷり入っているようですよ。
そんな事考えていると、福島で放射能が恐いとか言って、他に移住した人って、無駄ですよね。だって、放射能より恐い食品を、毎日、口にしているんですから。全ての食べ物を有機農業のものにして、外食では無く、自分の家で作る事にしない限り、毎日のように、遺伝子組み換え食品が、口に運ばれることになるんです。
もう、仕方ないと諦めて、食べるしかないんですけど、マウスでの研究の結果、2年の寿命のマウスが、1年目になると、メスの80%が乳がんや、他の腫瘍が出来てガンになっているんですって。人間で言うと、30歳~40歳に、ガンになるという計算です。80%ですよっ!信じられますかっ!
私のように、既に40歳を超えた人間は、子供の頃に遺伝子組み換えを食べていないので、まだガンにはなっていませんが、今の子供たちは、病気まみれになる訳です。そんなんで良いのかしら。もちろん、遺伝子組み換え植物の種を作っている会社は、そんなデータは嘘だと騒いでいるし、アメリカ政府にも圧力をかけて、お金もばら撒いて、この遺伝子組み替え植物は良いものだと言っていますが、誰がどう考えても、ダメでしょ。
私、自分は、既にオバさんだから良いんです。子供たちが可哀想だと思うんです。親の手抜きで、遺伝子組み換え食品を食べさせられて、自分たちが親になるころに、ガンに侵される。それって、可哀想じゃないですか。もちろん、口に入れるだけでは無く、遺伝子組み換えの農薬なども、人体には悪影響を与えています。空気中に有害物質が沢山舞っているんです。なんで、誰も怒らないの??
私も、この映画を観るまでは、遺伝子組み換え食品って、良く無いから買わないとは思っていましたが、表示義務がある日本でも、色々な食品に深く入ってしまっているという事が解って、どうにかならないのかしらって思いました。昔ながらの畑で取れた食べ物は、虫も付くし、形も悪いけど、でも、身体の中を変な物質に食い荒らされるくらいなら、虫が付いた野菜を食べましょうよ。虫なら取れば良いんですもん。形が悪くても、料理しちゃえば良いんですもん。
こういう良いフィルムを、NHKとかで放送して欲しいと思います。受信料払ってるんだから、企業に買収されたりしないで、人々に知らせるためのフィルムを放送して欲しい。国民の為を思っての放送なら、いくらでも税金を使っても、受信料を使っても、誰も文句は言わないです。映画だと観る人が限られるので、良い内容のものは、TVなどで放送して欲しい。
皆さんも、少し、考えてみてくれませんか?遺伝子組み替えはNO!と言ってください。
私は、この映画、すっごくお勧めしたいんだけど、ドキュメンタリーって、どうしても観てくれる人が少ないし、重要な事を伝えていても、一般の人々には伝わらないんですよね。とても残念です。ぜひ、こういうフィルムは、沢山の人々に観て欲しい。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・パパ、遺伝子組み換えってなぁに?@ぴあ映画生活