「グッド・ライ いちばん優しい嘘」難民として生きる事がどれ程大変なのか現状を知る事が大切です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~」の試写会に行ってきました。


ストーリーは、

カンザスシティーの職業紹介所勤務のキャリー(リース・ウィザースプーン)は、スーダンの内戦で両親を亡くしたマメール(アーノルド・オーチェン)らを空港で出迎える。これまで抜かりなく仕事をこなしてきた彼女の任務は、難民の彼らに勤め先を見つけることだった。だが、電話など見たこともなく、マクドナルドも知らない彼らの就職は困難を極める。

というお話です。


グッドライ

スーダンの内戦により、マメールの家族は襲撃され、両親は殺され、兄弟で北へ逃げるのですが、兵士が襲ってくるので、仕方なく今度は南へ逃げる事に。何百キロも歩き、ケニアのカクマ難民キャンプへ避難し、そこで生活を送る事を余儀なくされる。2000年から、アメリカがスーダン難民の受け入れを始め、運よく、マメールは兄弟一緒にアメリカへの移住の若者に選ばれ、4人でアメリカへ向かう事に。

グッドライ

アメリカへ着くと、4人兄弟のマメールとジェレマイア、ポールは、一緒に生活が出来るようになったのですが、女の子だけは、受け入れ先が見つからず、違う地域に連れて行かれてしまいます。移民局の決定は、簡単には変える事が出来ず、仕方なく、3人と1人は、別々に生活を始める事になります。

カンザスでボランティアのキャリーの世話で仕事を見つけ、新しい生活を始めたマメールたちですが、見るもの全てが初めてのものばかりで、驚きの連続です。おやつにゼリーを貰っても、その”かたまり”が何か解らず、食べ物として認識出来なかったり、電話も初めてなので、それで遠くの人と話が出来るということも、分からないんです。



そんな社会で暮らし始め、段々と馴染んでいくのですが、新しい社会にも沢山の問題がある事に気が付き、その問題に対処しながら、離れて暮らしている姉を呼び寄せたいとキャリーに協力を求め、動き始めます。そんな時、カクマ難民キャンプで自分たちを探している男性がいるという噂を聞きます。


実は、マメールたちは、難民キャンプへ逃れる途中で兵士に襲われ、兄がマメールを庇って、兵士に捕まって連れて行かれてしまったんです。もしかしたら、兄が生きているのかもと思ったマメールは、居ても立っても居られずに、ケニアのカクマキャンプへ行きたいと、ビザの申請をして、ケニアへ向かいます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。

グッドライ

この映画、私は、とても考えさせられました。こんなにも内戦で苦しんでいる人々が居るのに、内戦を終わらせる事って出来ないんだなってことです。もちろん、可哀想だから、難民として、他の国で受容れることもありだと思うのですが、出来れば、彼らだって、自分の国に住みたい訳でしょ。同じ国の人々と暮らしたいに決まっていると思うんです。だけど、それが出来ないというのは、どうしてかしら。

グッドライ

イギリスの植民地だったスーダンは、北部のアラブイスラム民族が優遇されて、南の非イスラム系住民は酷い扱いを受けていたようで、その宗教問題が根底にあり、その後、南で石油が見つかったのを期に、内戦は激化したようです。結局、宗教と利益搾取が内戦の原因なんです。この問題は、人間の永遠のテーマですね。宗教とお金、人間は、どこまで強欲になるんでしょ。

そんな人間の欲により、生きる場所を奪われ、家族を亡くし、馴染みの無い場所で生活をしなければならなくなるって、納得出来ないだろうなぁ。でも、内戦が収まるまでは、安全な場所に避難して生きて行かないと、どうしようもないですもんね。

グッドライ

それにしても、日本って、難民をちょっとしか受け入れていないんですね。どうしてかしら。中国とか韓国とかから留学生なんて受け入れないで、その予算を難民受け入れに回せば良いのに。在日特権だって、全て廃止して、その予算を難民に回してあげれば良いのに。もし、中国や韓国の人が日本で優遇を受けたいなら、彼らも難民申請して、自分の国を捨てて日本に来るという事ならば、受け容れてあげるとすれば、全て平等になるでしょ。助けて欲しいって言う人を助けないなんて、侍として恥ずかしいんじゃないの?

グッドライ

私は、この映画、超お勧めしたいと思います。内容が良く出来ているし、現実に起こっている事を映画にしているから、とても考えさせられました。もっと、凄い感動をしたんだけど、それを言葉で言い表せないんですよねぇ。ステキな映画でした。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




グッド・ライ~いちばん優しい嘘~@ぴあ映画生活


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