「王妃の館」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
パリで圧倒的な知名度を誇り、王妃の館と呼ばれる超高級ホテル「シャトー・ドゥ・ラレーヌ」のスイートルームを昼夜でダブルブッキングするというツアーを、今にもつぶれそうな旅行会社が立案する。個性的な参加者の中に名を連ねた売れっ子作家・北白川右京（水谷豊）は、持ち前のマイペースぶりでほかの参加者たちを自分の世界に引き込んでいき……。
というお話です。
王妃の館と呼ばれる高級ホテルのツアーを考えた倒産寸前の”パン・ワールドツアー・エンタープライズ”の社長・朝霧玲子。このツアーで、倒産を免れようと、表と裏のツアーを考え、表のツアーは高級ツアー、裏のツアーはお手軽ツアーとして売り出し、同じホテルの部屋で二組を裁いてしまおうという、トンデモナイ裏技をやってのける事にします。
表のツアーには、作家の北白川、ＯＬの桜井、成金実業家の金沢、金沢の愛人ミチルの４人。裏のツアーは、元詐欺師の丹野、警察官の近藤、ショーパブ女装ダンサーのクレヨン、編集者の香取、香取の部下の早見の５人。表のツアーには、社長の朝霧が、裏のツアーには、社員の戸川が添乗員として付き、表と裏のツアーの人々がぶつからないように、外に連れ出し、誤魔化すという事を繰り返して、ツアーを成功させようとします。
しかし、表のツアーの作家・北白川は、自分の好き勝手に動き、その創作意欲を膨らます為に、ことごとく、添乗員の言う事を聞かずに、無理にルーブル美術館に行ったり、ヴェルサイユ宮殿ではぐれたり、ホテルに戻ると、出てこなかったり、もう、添乗員の朝霧は、振り回されっ放し。でも、このツアーをしくじったら、会社は倒産してしまうので、どんな問題もガマンして、解決する為に奮闘します。
作家の北白川は、パリを好き勝手に動き回り、創作の神が下りてくると、いきなり部屋に籠って、小説を書き始めます。その小説は、フランスの太陽王と言われたルイ１４世と、その愛人だったディアナ、そして２人の息子であるプティ・ルイの話であり、北白川が執筆活動に入ると、画面が代わり、小説の中の話が、ミュージカル仕立てで演じられます。
表と裏のツアーが、そんなに簡単に上手く行く訳が無く、どうしても粗が見えてきてしまい、ツアー参加者たちも、このツアーがおかしい事に気が付き始めます。そして、問い詰められた添乗員は・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、今一つ、盛り上がりに欠けるというか、面白味が無いというか、何とも言えない感じでした。うーん、何が悪かったんだろう。表と裏のツアーというのは、面白いと思いましたが、誰がどう考えても、無理な場面が多いんです。そして、朝霧（田中麗奈さん）という社長なんですが、添乗員としては、出来なさすぎなんです。海外旅行に行って、この添乗員だったら、誰もが金返せっ！って言うんじゃないかしら。お客様の事なんて、一切考えて無いようで、その気持ちが、態度にも現れているんです。強い女という設定なんだろうけど、ただツンケンしているのは、強い女では無いですよ。性格の悪い女です。
北白川の小説が組み込まれてくるのですが、ルイ１４世の話なのに、日本人が演じていて、ましてミュージカルで、とても違和感がありました。舞台で観る分には、それ程、気にならないのですが、映画でやられると、どーも違和感が・・・。映画では、レ・ミゼラブルとかオペラ座の怪人とか、外国の方がやっているので大好きなんですけど、さすがに映画で、ましてゲキシネじゃないと、不思議な感じがします。
話に付いてですが、ゴメンナサイ、私、この内容、何が言いたかったのか、全く、頭に残っていないんです。何が言いたい映画なの？原作を読めば解るのかしら。作家の北白川が、書く小説が、苦境に立たされた旅行会社の人や、自分探しに来たツアー客など、色々な訳有のツアー客の心を柔らかくして行き、ハッピーエンドに持って行くという事なのかしら。
私は、まぁ、好きなキャストが居るのでしたら、お勧めしても良いかなと思いますが、話を観にいくのでしたら、あまりお勧めは出来ないなと思います。私、自分が良く理解が出来なかったので、お勧め出来ないんですよ。人によっては、理解出来るのかも知れません。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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