「パーフェクト・プラン」を観てきました。
ストーリーは、
シカゴからロンドンに渡った、請負労働者トム(ジェームズ・フランコ)と小学校の先生アナ(ケイト・ハドソン)の夫婦。祖母から継いだ屋敷を改築して住みたいと夢見るが、金融引き締めと外国人労働者取り締まりを強化する政府からトムに退去勧告が言い渡される。失意に沈む二人だが、階下の住人が3,500万円もの大金を遺(のこ)して亡くなっているのを発見。悩んだ果てに金を自分たちのものにするが、フレンチマフィアや麻薬密売人が周囲で動きだした上に刑事までもが彼らの前に現われ、思わぬ事態に引きずり込まれる。
というお話です。
アメリカでの生活にピリオドを打ち、祖母から継いだ家を改築して住むためにイギリスに移住してきたトムとアナ。トムは、建築関係の仕事をしていますが、あまり上手く行っていません。しかし、その事を妻のアナに話せず、お金に困窮していきます。そして、借りの住まいのアパートも、退去勧告を言い渡され、どうしようと悩んでいると、下の部屋に住まわせていた男性が亡くなっている事に気が付きます。
亡くなった男性には、親族も居ないので、後片付けをトムとアナがしていると、ボストンバッグの中に大金が入っている事に気が付きます。お金に困っているトムとアナは、そのお金は届けなければと思いながらも、そのまま、ある場所に隠して、少し使ってしまいます。
そんな2人の前に、そのお金の持ち主であるフレンチマフィアや麻薬密売人が現れ、お金を出すように脅してきます。そのお金は、男が麻薬取引の現場を襲撃して、盗んできたお金だったんです。警察に助けを求めようとすると、警察内部にも、マフィアの手が回っていて、助けになりません。ただ一人、麻薬で娘を失くした刑事が、2人の味方になり、助けてくれるのですが、刑事一人と夫婦だけでは、太刀打ちが出来ません。
逃げたり、取引をしたりと、色々な手を使うのですが、追い詰められたトムとアナは、マフィアと麻薬密売人たちに殺されてしまうのか、それとも・・・。後は、映画を観て下さいね。
まぁ、良く有りがちな話なんですよ。お金が無い所に、突然、お金が舞い込んできて、使っちゃおうってなるんですけど、そんな危ないお金を手にしたら、危険な目に合うに決まってますよね。思った通りに、マフィアとかが現れて、2人を追い詰めて行くのですが、なーんか、このマフィアや、麻薬密売人というより強盗たちは、頭が悪いというか能力が低いというのか、インパクトは無いし、恐さは無いし、ただのチンピラくらいにしか見えないんですよ。オマール・シーも、なんで、そんな役をあなたがやっているの?って感じで、怖くも無く、優しくも無く、ダメダメなのよ。
結構、良い役者を出しているにも関わらず、それを全く使いきれていないんで、面白さが半減というか、1/4というか、とにかく、面白くならないんですよ。ジェームズ・フランコなんて、バンバン痛めつけられて、反撃だ~と思ったら、釘打ち機で打つって、インパクトに欠けるでしょ~。どーせ、釘打ち機使うなら、もっと、すごい勢いでバンバン打つとか、足だけじゃなくて、身体とかにも打っちゃって欲しいです。相手が辛そうに見えないんだもん。
アナ役のケイト・ハドソンは、可愛かったな。子供が出来なくて、苦労している妻の役だったので、その気持ちが現れていて良かったです。悲しかったのは、やっぱり、オマール・シーかな。せっかく出演しているのに、ほんの一瞬だし、全く活躍しないし、彼が出る必要無いじゃんと思ったのは私だけでは無いだろう。
刑事役のトム・ウィルキンソンは、ステキでしたよ。汚職警官と戦い、2人を庇う役で、この映画の中でや、唯一のヒーローでしたね。
この映画、それほどお勧めは出来ないけど、キャストが良いので、それを観るだけでも良いかも知れません。ジェームズ・フランコやケイト・ハドソンが好きな方には、お勧めできると思いますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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