「マッド・ナース」を観てきました。
ストーリーは、
ニューヨークの巨大病院で働き、患者や医師から厚い信頼を寄せられる看護師アビゲイル（パス・デ・ラ・ウエルタ）。だが、彼女の正体は官能的な肉体をえさに男たちを誘っては、医療機器やスキルを使って惨殺するシリアルキラーだった。バイセクシャルでもあるアビゲイルは、若くてきれいな後輩ダニー（カトリーナ・ボウデン）を自分のものにしようと、さまざまな策略を張り巡らせた果てに彼女の義父を殺害する。新任の人事部長レイチェル（メラニー・スクロファーノ）は、そんなアビゲイルについて調査するが……。
というお話です。
あるバーに、身体にピッタリした悩殺的な服を着て、男を漁るアビゲイルが居ます。彼女の目的は、妻を裏切って女と遊ぶ男に制裁を与える事。残酷で美しく、そして、人々を救う看護師のアビゲイルは、恐ろしい女性なんです。天使の顔と、悪魔の顔を持つ彼女は、病院では、賞を貰うほどの能力の高い看護師として、誰からも信頼され、仕事の出来る女性でした。
ある日、新人看護師としてダニーが入ってきます。ダニーの教育係りとして、アビゲイルは彼女に付くのですが、バイセクシャルのアビゲイルは、ダニーの身体を求めます。飲みに行ったバーで、ダニーの飲み物に薬を入れて、彼女の意識を失くさせて、ダニーと肉体関係を結び、それを写真に収めてゆすりに使います。
ダニーは、義父との関係に悩んでいて、そのことについて、信頼出来ると思っていた先輩のアビゲイルに相談し、バーで薬を飲まされて、アビゲイルの罠にはまってしまったのでした。アビゲイルはダニーに、付き合ってくれなければ写真を彼氏に渡すと話し、ダニーは、恐ろしくなって、アビゲイルとの距離を取るようになってしまいます。
アビゲイルは、あからさまに自分を避けているダニーに業を煮やし、ダニーを付け狙い、何とかダニーを手に入れようと、色々な手を使って、ダニーの逃げ道を塞いでいきます。ダニーは、病院関係者や彼氏に、何度も相談するのですが、病院では、完璧と言って良いほどの技術を持つアビゲイルがそんなことをする訳が無いと思っていて、逆に、ダニーが、可笑しいのではないかと思われてしまうほどだったんです。
ダニーは逃げて、アビゲイルはストーカー的にダニーを追い詰め、その戦いは、周りを巻き込み、大変な惨事に発展していきます。ダニーは逃げることが出来るのか、そして、恐ろしいアビゲイルという女性は、何者なのか。後は、映画を観て、確認してみてくださいね。
いやぁ、Ｂ級、いやＤ級映画なんですが、とっても壮絶な殺人場面であり、エロティックであり、動きが派手なんですよ。ハッキリ言って、話のつじつまは、途中で、おかしくなって行ってしまうのですが、そんなことはどーでもイイんです。残酷に殺し、恐ろしいほど、嘘が上手いんです。ま、その嘘に騙されてしまう人々も、笑っちゃうんですけどね。ダニーが、どんなに訴えても、誰も、アビゲイルが狂っていて、残酷な犯罪者だという事を解ってくれないんです。だって、アビゲイルは、妖艶で、能力の高い看護師なんですから。
それにしても、なんでアビゲイルは、いきなり裸になりたがるのかしらん。驚くほどボカシが多くて、ビックりしました。でもね、それが、全然、厭らしく見えないのよねぇ。不思議でしょ。エロティックと言いながらも、なんか、さっぱりしていて、不思議な映画なんです。こんなに気持ちよく、殺してくれたら、それって、やってもイイことなのかもなんて思ってしまうほどでした。残酷なんだけど、何となく笑っちゃうのよ。
で、アビゲイルの女優さんが、とっても独特な容姿で、私が美しいと思う感じではないんです。ちょっと崩れている感じなんだけど、でも、何故か、気になってしまう感じなんです。不思議な雰囲気の女優さんでした。
この映画、スプラッターとかホラーが大丈夫な人に、お勧めしたいと思います。それ以外の方には、ちょっと無理かなぁ。残酷な場面で笑える人でないと、この映画、辛くなると思いました。私は、マジで楽しめたんですけどねぇ。（笑）ぜひ、気になったら、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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