「エクソダス 神と王」旧約聖書の出エジプト記のモーセの話をカッコいい映画に制作! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「エクソダス 神と王」の試写会に行ってきました。3D字幕版です。良かったですよぉ。試写で観たのは、結構前なんですけど、公開まで時間があったので、感想が遅くなってしまいました。(;^ω^)


ストーリーは、

紀元前1300年。最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセス(ジョエル・エドガートン)とたもとを分かつ。その裏には、苦境に立たされている40万にも及ぶヘブライの人々を救わねばならないというモーゼの信念があった。そして、彼らのための新天地「約束の地」を探し求めることに。過酷な旅を続ける一方で、彼はエジプトを相手にした戦いを余儀なくされていく。

というお話です。


エクソダス

旧約聖書の出エジプト記のモーセの話を、アレンジして描いています。だって、聖書のモーセは、80歳の老人で、その兄のアロンは83歳なんですよ。そんな彼らが、すっごい勢いで走って戦うなんて出来ないよね。直ぐに骨を折っちゃったりしそうでしょ。(笑)という訳で、映画の中では、若く設定されています。

エジプトに奴隷として仕えさせられているヘブライ人。カナンの地から連れてこられたんです。彼らを使っているのは、エジプト王セティ。セティ王は、統治能力に優れていて、いくら奴隷と言えど、それほど酷い仕打ちはしていませんでした。セティ王は、自分の息子ラムセスと姉の息子モーゼを一緒に育て、自分の後をラムセスに継がせた折には、モーゼがその手助けになるようにと教育してきました。

エクソダス

ラムセスとモーゼは、従兄としてだけでは無く、仲の良い友人として、強い絆を持っていました。ある日、占い師が、エジプトの王となる者を助けた者が民を従えるようになるという占いをします。心配になったラムセスは、モーゼに対して、次の戦いでは、自分を助けないようにと話ます。しかし、戦いは苦戦を強いられて、ラムセスが危険に陥り、モーゼはどうしようもなく助けてしまいます。モーゼに助けられてしまったラムセスは、モーゼが自分の地位を脅かすのではないかと気が気でなくなります。


エクソダス

エジプトは、戦争や気候変動により状況が悪くなっており、そんな中で建造物を作る為に、ヘブライ人にキツイ労働を課していて、ヘブライ人たちの反感を買ってしまい、今にも反乱が起こるのではという心配が起こります。そんな状況を調査する為に、モーゼが作業場に出向くと、ヘブライ人がモーゼの本当の出生の秘密を明かし、モーゼが、本当はヘブライ人であり、人々を導く運命を背負っている事を知らされます。

自分の運命を知ったモーゼは、ヘブライ人をキツイ労働に従事させることをためらうようになります。そして、モーゼの秘密を知った監督官が、その事をラムセスに伝えに来てしまいます。モーゼの秘密を知ったラムセスは、彼をそばに置いておきたいと思いながらも、部下や母親の手前、モーゼを砂漠に追放してしまいます。

エクソダス

モーゼは、砂漠を彷徨ったのち、ある部落に辿り着き、そこで家族を得る事になります。しあわせな生活を送っていたモーゼの前に、子供の姿をした神が現れ、ヘブライ人を救いなさいと告げます。モーゼは、家族に必ず戻ってくると告げて、ヘブライ人を救う為にエジプトに旅立ちます。そして、ラムセスと対峙し、ヘブライ人の解放を願うのですが、ラムセスは聞き入れず、とうとう、神の怒りがエジプトを襲う事に・・・。後は、映画を観て下さいね。

エクソダス

モーゼが、ヒーロー的に描かれていて、ちょっと聖書のイメージとはかけ離れているのですが、スペクタクルアドベンチャー映画としては、面白かったと思います。ヒーロー映画にはなっていますが、聖書で描かれている神の怒りの現象などは、そのまま描かれていて、川が血に染まったり、雹を振らせたり、蛙やイナゴを大量発生させたり、疫病が流行ったり、長男を死なせたりなど、実際に映像にするとこうなるんだなというのが、良く解りました。聖書では、モーゼが海に手をかざすと、海が割れるって書いてあるんだけど、今回は、ちょっと違いましたね。でも、映画の方がカッコ良かったです。

エクソダス

どーも、ヘブライ人=ユダヤ人が、とっても良い人々に描かれていて、彼らだけが神に祝福されているんだって感じだったので、違和感を覚えました。エジプト人が可哀想です。どちらの立場も、それなりに言い分がある訳だし、一つの民族のみが神に祝福されているという考え方は傲りでしょ。神は、全てに平等であるというのが聖書の教えなんじゃないの?エジプトにも救いが無ければおかしいです。

エクソダス

私は、この映画、お勧めしたいと思います。素直に、楽しめました。映画は、2時間半と長いのですが、その長さを感じさせないほど、楽しめます。聖書の話を知らなくても十分に楽しめますが、私は、知っていたからこそ、文字で書かれていたものが、これ程のスケールで描かれたということが、素晴らしいと思いました。聖書だと、淡々と出来事が描かれているだけなので、こんなに凄いんだって言う事が解らないんです。だから、感動でした。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





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