「ジャッジ 裁かれる判事」を観てきました。
ストーリーは、
金で動く辣腕(らつわん)弁護士として知られるハンク・パーマー(ロバート・ダウニー・Jr)は、絶縁状態の父ジョセフ(ロバート・デュヴァル)が殺人事件の容疑者として逮捕されたことを知る。判事として42年間も法廷で正義を貫き、世間からの信頼も厚い父が殺人を犯すはずがないと弁護を引き受けるハンクだったが、調査が進むにつれて疑わしい証拠が次々に浮上し……。
というお話です。
有能な弁護士のハンクは、犯罪者でも無罪にしてしまうほどであり、悪名高い弁護士として知られています。ある日、公判中のハンクに、母親が亡くなったとの電話が入り、公判を中断して、実家へ。ハンクは、今、妻との離婚協議中であり、一人で実家に向かいます。実家には、父親ジョセフと兄グレン、弟デイルが待っていて、4人で母親を送ることに。
母親の葬式が終わり、気落ちしているジョセフは、卵を買いに車で買い物に出ます。次の日、ハンクは、父の車に傷が付いているのを見つけます。どこで事故ってきたんだと心配していると、警察が来て、ひき逃げの犯人がジョセフなのではないかというんです。車に傷のことを思い出し、まさかと思い、ジョセフに聞くのですが、ジョセフは、その夜の記憶が無く、人を轢いたという覚えも無いんです。
轢かれた男性は、昔、ジョセフが判事として裁いた男で、ジョセフの判断が甘かったせいで、出所後すぐに殺人を犯し、長い懲役を終えて、最近、出所してきたんです。ジョセフは、最初の判断を間違えてしまい、犠牲者が出た事を、今も忘れずにいて、その事を悔み、この男性を憎んでいました。だから、もしかして、憎しみから、殺人を犯したのではないかと疑われてしまうんです。
いくら憎んでいたとは言え、判事をしていたジョセフが人殺しをするはずがないと思い、ハンクは、ジョセフの弁護を引き受ける事とし、その謎に挑んでいきます。裁判に行くと、ドワイトという検事が相手で、彼は、ハンクと以前戦ったことがあるようで、ハンクを目の敵にしていて、この裁判で必ず有罪を勝ち取ってやるという気持ちを抱いていました。
裁判が始まり、沢山の証拠や証言が出てくるのですが、今一つ、殺人をしたという決定的な証拠はありません。このままなら無罪に出来るとハンクは思っていたのですが、ジョセフは、自分の記憶が曖昧な事を悩み、もしかしたら、自分がやったのかも知れないと言い始めます。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、面白かったです。親子で、すごい反発しているのですが、そのガンコなところが、父子でそっくりなんです。相手を嫌いだと思えば思うほど、似ていることが解って来てしまう。それが、面白いなぁと思いました。ジョセフもハンクも、お互いに、すごく思い合っているのに、口に出せないもどかしさがあって、父親と息子って、こんな感じがあるのかなと思いました。母親と娘だと、こんな事って、あんまり無いような気がするんですけどね。
法廷映画なのかと思っていたら、とてもサスペンスっぽくて、なんでジョセフに記憶が無いのかとか、ハンクがモテモテの弁護士なのかと思ったら、実は全くモテない男なんだって事が解ったり、ジョセフには大きな秘密があったりと、色々な内容が後から後から出てきて、何処まで行ったら本当の事が解るのか、ずっとワクワクしちゃうんです。
そんなハラハラする展開に、ハンクの兄グレンと弟デイルが、潤いを与えてくれていて、そのバランスがステキなんです。家族間でも、色々な問題があったりするんだけど、愛情で乗り切って行くという感じで、なんか、とっても優しい雰囲気が流れるんです。特に、家族でデイルが撮ったビデオを観ている時が、とても温かい空気が流れてステキでした。
ハラハラする場面と、ゆったりする場面が、上手く組み合わせてあり、観ていて、とても楽しめるんです。私は、とても好きなタイプの映画でしたね。だから、私は、この映画、とてもお勧めしたいと思います。やっぱり、ロバート・ダウニーJR.って、ステキねぇ~。強くてキツいイメージの中に、優しさとコメディっぽい雰囲気が見えて、楽しいんです。適役のビリー・ボブ・ソーントンも、タイプだなぁ。この映画、出演者も素晴らしいんですよ。絶対に、観てソンは無いと思いますよ。ぜひ、観てみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
- ジャッジ 裁かれる判事 ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [.../ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- ¥4,093
- Amazon.co.jp
- 路上のソリスト [DVD]/ジェネオン・ユニバーサル
- ¥1,543
- Amazon.co.jp